土の便り

森本自然農園主の適当なつぶやきです
 あと一か月と10日くらいで就農4年となるのですが…
 就農直前の10月に和歌山県の橋本自然農苑で研修させていたできました

 そのとき橋本さんからドロシー・マクレーンさんというフィンドフォーン財団創設者のお話を伺いました
 彼女は植物と対話できる方だそうです

 彼女は、畑の草を堆肥にして畑にばらまく方法を教えているそうですが、橋本さんからその話を聞いたのですが、ついついスルーしてしまいました…だって畑の草を堆肥にして撒いたところで量が知れているから大して効果がないのではと感じたのです

 というのはホメオスタシスを信じておりました。自然はその恒常性を保とうとする性質が強く、それを変えるには相当量のインパクトを加えなければならないという原則…

 だから、橋本さんやドロシー・マクレーンさんの教えをほぼほぼ忘れていたこの頃…

 現代農業という雑誌に、畑で取った草を肥料袋に詰めて密閉し、一夏こさせるとそれが土になり、それを畑に撒くと葉っぱ野菜類の成長がよくなったというおばさんの紹介記事がありました!

 もう一つ、先輩就農者のビオ畑、児島さんから、透明マルチには土を劇的によくする効果がある!というお話を伺いました 
 実際、真夏に畝立てをし、透明マルチを張っておくと秋に雑草が抑えれれるだけでなく土がフカフカになって生育が良いことは体験しています

 肥料袋と、透明マルチ、そしてドロシー・マクレーンさんが私の中でつながってしまいました。

 今まで処理に迷っていた畑とその周辺の雑草を畑に還していこうという発想が生まれました

 ① 耕耘まえの刈草を一つの畝に集めます
 ② ビニールトンネルを草にかぶせます(支柱はいらないです)
 ③ 分解(発酵?)を促進させます
 ④ できた土(堆肥)をその畑にばらまきます

 この土(堆肥)づくりの場自体がその下でよい土がはぐくまれそうな気がするので毎年位置をずらせばいいのでは…

 ついでに、ドロシー・マクレーンさんの名言をいくつか…

 喜び、愛、柔軟性、自由、調和は私たちの本質であり、全ての命に共通する基本的な資質だ

 命の本質は愛です。ですから愛に囲まれているとき命はより完全にそれ自身になります。愛をそっと与えることによって植物を十分に神の本質へと育むのです

 自分を無にしたとき、人は全てのものになれる。その時やっと人は全ての命と兄弟姉妹であることが本当にわかる。人の中心または命は全ての命と同じなのだ。命の中心でつながった同朋意識は様々な生命体をつなげる

 橋本さんからお借りした本(なんという本か忘れた!)から書き写したものでした…

 あらためて、橋本様、ドロシーマクレーン様、児島様、現代農業に寄稿されたおばさま、そして縁あってこの駄文を読んでくださったあなた!このつながりに感謝し、愛をささげたいです!(ま、普通こんな変なおじさんから愛を捧げたいなどと言われると気持ち悪いでしょうが…)

 

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籾のシャワー

 記念すべき今年第一回目の籾の乾燥
 小雨さえ降り始めた中、ライトをつけて刈った籾を何とか倉庫に下ろし
 「張り込み」というボタンを押し籾を押して、いざ、籾を乾燥機へ

 すると、今年の米作りを祝福するようなライスシャワーならぬ籾シャワー
 排出の筒から籾が溢れ落ちました!
 こちら側が排出になっておりました

 つーいてつーいてつきまくる!これが私だ♪ラッキーマーン
 
 (と子どもが小さい頃見ていたアニメの歌が頭の中をめぐる)

 バカで運の悪い自分と嘆くか!
 祝福のライスシャワーと受け取るか!
 
 きっと人生の分かれ目なんですね(笑)

 美味しい米の準備が整います
 なんか幸せです
 こんなおバカな私でも人に喜んでもらうことができる!

 品種はコシヒカリとキヌヒカリを何年か前にブレンドして種まきし
 自家採種続けたモノです

 天日乾燥ではないけど、一晩風を通し、18パーセントの水分で一度休ませるという2段で乾燥した、天日乾燥をこえるかもしれない米です
 
 

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人を大切にする…

 隣の市のたきの種苗という店に注文していた種をもらいに行きました

 その時、近くの小学校の校門に「日本一人を大切にする学校」という標語が掲げられてておりました

 ?…この違和感は何だろう

 たきの種苗は、決して特別な種苗店ではないのです。かつてどこにでもあったはずの古い雰囲気を残しています。町の種屋さんとして気軽に入れるし、店主の造詣が深く、研究熱心で幅広い情報を提供してくれます

 それだけでない!

 前回、玉葱をはじめ、注文していた沢山の種を買ったのですが清算ができておらず次に来るときに…と店主が言われました。
 この方は、根本的に農家を信頼していると感じました

 今回、清算して次の目的地に行く途中、店主から電話があり、「さっき注文されていたた種をお渡しするのを忘れておりました。申し訳ありません」と言うのです

 そんなはずはありません。私が受け取って、カウンターに置いて前回分と合わせて清算した際に私が忘れたのです

 町の古い種屋さん!わが町にもかつてありました
 次々と消えていく中で、この店が残る理由が少しわかりました

 温かい気持ちで次の目的地へ
 水利組合の揚水ポンプ部品を発注してもらうのですが
 業者ではないので現金と引き換えに発注しますとのことで足を運ぶことになりました
 ま、これが、現代社会では普通なのかもしれません

 この店に行く途中、さっきの「日本一人を大切にする学校」の違和感の正体がわかりました!
 人を大切にしようという志は素晴らしい!
 しかし日本一という言葉の中に比べたり競争したりする原理が垣間見られる
 人を大切にするという、そういった原理とは違う次元のものを、尺度を設けて比べて他の学校に勝っていこうとするのだろうか。
 日本で一番と言った時点で、他の、人を大切にしている学校の努力や営みを否定していないだろうか
 
 ま、目くじら立てることでもない…この標語は文字通り甲子園で頂点に立つような日本一の意味でなく、子どもらが奮い立ち、優しい子に育つ願いを込められたものなのだろうから


 畑を耕し9月半ば作付準備をしています
 トレーに、レタス、キャベツ、菜花系統を蒔きました
 ゴボウとニンジンを直播し、灌水チューブを使って水やりをしています
 
 いよいよ晩生の稲まで花が咲き始めましたがあとは、特に手をかけずに収穫を迎えるつもりです

 畑に力を注げるようになり、少しほっとしています


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 この夏は稲の草取りに没頭しました
 そろそろ一区切りつけて(諦めて)、畑に…と思ったら池の水が足りなくなってきました
 まだまだ米づくりがつきまといます(涙)
 水利組合の役員として右往左往する日々がはじまりました
 川には水があるが、ポンプが不調でモーターが回っても水があまり上がっているようではない!

 もう引退した長老に教えを請い、まずはポンプのパッキンを替えました
 簡単なようで二人でたっぷり1時間かかりました

 その時の長老の言葉

 色々、ええことを発言する人は多いが行動する人は少ない…
 あんたの親父さんは、黙ってこんなことをやり続けてくれた人やった!

 なるほど、父が多少なりとも長老に影響を与え、それを順送りに長老が私を導いてくださる
 この恩を何らかの形で次世代にでも返していかなければならない…

 その後、やっぱり水は上がっていかない!

イメージ 1

 仕方がないので数年前に壊した池(今は水たまり)にサイフォンを設置し、溜まっている水を落とし始めました
 写真中央のパイプを通って落ちた水が池に流れ込みます

 中学生の頃、父と、この池の堤を越えて水を落とすサイフォンをはじめて設置し、水が落ち始めた時の感動は忘れられません!
 原理は簡単なのです。フードバルブという池にうずめた不思議な器具(パイプの水を外に出さないが外の水を吸い上げることができるばねのついた弁)のおかげでパイプに水を満たすことができ、下の蛇口を開くと引力と水圧で、一旦水がエンジンもなしに高いところに上がり落ちていくという…
 当時、見惚れていたものでした!

 それでも間に合わず、結局、組合長、長老、そして私の3人でポンプを解体しました
 半日仕事です!
 水を押し上げる羽根が3枚あり、その羽根それぞれに小石がかんでいて水が上がらなくなっておりました
 石を取り除き、錆びついたねじをだましだまし締め直しやっと正常に運転開始です
 
 部品がいたんでいたので、メーカーに発注すると、応じてくれず、近くの卸を紹介されました
 卸に電話すると工務店としか取引しないとの事!もう一つの卸に電話すると、現金を持参したら発注しますとの事…なるほど、われわれのやっていることは普通は業者に任せるような作業だったのです

 そして台風がわが地域を直撃しました。凄まじい風でした
 しかし、期待した雨はそれほどでもない!まだまだ水揚げが続きます

 ま、気持ちを切り替えて、秋播き野菜に突入していきます!

 

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 1か月半もご無沙汰しました

 暑すぎて耐えるのに精一杯だったり
 稲の草取りに力を注ぎ続けました
  しかし、どんなにがんばっても取りきれず…でした…
 
 少しわかったこと

 稲の草取りは代かきの前には大半を済ませていおかなければならない!
 上農は草を見ずして草をとる…ということわざを真剣にマスターせんとあかんです!
 
 そのためには…

 ①よく乾かす(冬季は水を停滞させない)
 ②未熟有機物を代かき前には分解させるようにする(土を清浄に保つ)
 ③水を張った後、トロトロした土になれば草が生えにくい!

 実際、③のようなところでは稲の生育もよい!
 ではどうやればそのような土になるのでしょうか?
 
 今年は偶然、畑を転換して田植えしたところでそのような土となり草が極端に少なくて済んでいますが…
 また、稲の苗床が深い代かきとなり、トロトロに近い状態となり、草は生えるものの生育が抜群に良かったり…
 
 いずれにせよ、田圃に入りびたる今年のような米作りは卒業していかなければと思っています

 あと1ヶ月で最初の米が穫れます
 コシヒカリとキヌヒカリをブレンドして籾播きしたものを自家採取し続けたものです
 ご注文お待ちしています

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