土の便り

新米自然農法家の日々のつぶやきです

長い昼間の日々

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 何日か前、ご近所への配達の帰り、ふと見ると写真のような景色が見えました
 美しいところに住んでいるのだと再認識…

 そう言えば、毎日暗くなるまで外にいても月を長いこと見ていなかった!
 と昨日も配達の帰り、針のように細い月を眺めて思い出しました

 6月は、玉葱、ジャガイモ、ニンニク、麦と収穫が続き、田植えがあり、その間に夏野菜の管理、凄まじい草の勢いに押され、あれよあれよという間に畑が野原に変わる!
 忙しいと言えばそのとおりなのですが
 どんなに忙しくても焦っても、今、自分にできることは限られており、それをコツコツと片づけていくしかない
 午後8時前に帰って、9時過ぎには秋播き野菜のカタログを見ながら眠り始めている日々です…

 健康ではあるが文化的には少々問題ありの日々(笑)、どこかで気分転換が必要!
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 田植えは順調に進んでおります
 今年から株間30センチに広げました
 苗箱が少なくなって楽
 植えた跡もスッキリときもちよい!

 この田圃は前日の雨と濁り水でマーカーが全く見えず、おかげで結構ゆがみました
 どうせゆがむならもっと優美なラインを描きたかった!
 

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地域力

 はや、今日、今年第一回目の田植えをしました
 遅ればせながらきゅうりに支柱を立てました
 スーパーの直売コーナーで買った鶴首南瓜から種取りしたのがやっと大きくなり、ビニールトンネルを外しました

 昨日は、自然農法公民館講座
 今回は幼児をお連れの若いママさんたちも参加され、少し華やかでした
 ただの百姓の私が、先生などとこそばゆい呼ばれ方をしとりますが、いかにその状態をキープし続けるか、つまり皆様を、私が自然農法のエライ先生なんだとだまし続けられるかのゲーム継続中であります…
 
 昨日はイノシシの日でもありました! 
 箱罠に行ったら、ウリボウが一頭だけ入っとりました

 夕方は集落の農会の方々と町内会長にお集まりいただいて集落単位のイノシシ対策の話し合いをしました

 このままではイノシシが昼間でも里に普通に降りてくるようになる!
 この地域は高齢化が進み、対策を行う力が衰えつつある!
 今、やらんとあかん!
 市の助成を活用して集落全体に防衛の電気柵をはろう!
 熱く訴えたのですが…反応が鈍い

 困難な理由はいくらでもある
 広い範囲の土地の所有者の了解は…市道を横切る電気柵の許可が得られるのか…
 それで効果があるのか…市の助成は半額であとは誰が負担するのか…
 作業は誰がするのか…山の中きつい作業する人手が足りん
 設置したら管理作業が大変…
 事故があったらどうする…
 
 参加者の多くの本音はおそらく…めんどくさい!

 わからんでもない!
 田畑を持っていて一応農家だが実態は人に貸していたり、放放置している方が多い
 わが集落にはそんな方が多い
 だから農業そのものに関心が薄い
 (だから私がいとも簡単に自然栽培が風当たりなくできているだが…)
 
 15年くらい前に今ほどの被害が出ていたら、もっと喧々諤々の大騒ぎして対策を練っただろう…
 今…地域力が落ちている!
 
 この状態に対して自分にできることはなんだろう
 
 イノシシという普通はマイナスの要素を地域力アップに利用できないだろうか
 危機意識を共有できたら、逆に協力しあってイノシシ対策という祭りを楽しめないだろうか!
 諦めと委縮からつながりと個々のエンパワメント
 そこから外の方々がここに住んでみたいと思える集落づくりがはじまらないか…

 よそもの、若者、ばかもの…地域を変える原動力なのだそうだ! 
 私はわが内なるばかものをもっともっと表に出していこう!
 

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戸が開かない…

 朝、いつものように作業場の戸を開けようとしたが開かない
 
 まるで今の私ではないか…
 
 ふと、上を見たら…でっかい蛇が戸に沿うように挟まっていた!
 作業場に何とか入り込もうとしている様子…
 とりあえず、退散していただこうとホウキを持ち出す
 すると蛇君はホウキを敵とみなし、大きな口を開けて威嚇と攻撃をくり返す
 暇であればしばらく遊ばせていただきたいところであるがとりあえず作業場からは退場していただく!

 ジャガイモを掘りました
 
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 雨の前になんとか掘ることができました
 1月に植え付け、冬の間、ビニールトンネルを2筋だけにかぶせておいたので早く掘ることができました
 基本、休眠期間の短いもの(タワラ紫、アンデスレッド、デジマ)を自家採種して秋、春と種をつないでいますが、この早出しの作付のためには種子芋を購入しました。キタアカリです。(自家採種の芋では休眠が続き、早出しはできなかったと思います)
 芋の大きさは茎の大きさに比例するようです
 慣行栽培にはなかなか近づけませんが、ま、今のこの土地の実力として受け止めましょう…
 購入芋の場合、そうか病と言うのでしょうか、肌が茶色くなる場合が多いです
 自家採種と無肥料栽培を続けるうちに減っていきます

 玉葱も掘りました
 見事に一口サイズ…
 こちらは苗半作というか育苗が成否を分けた鍵か…
 それでも去年一昨年と辺り一帯蔓延したベト病に負けて壊滅したことを思えば、収穫自体感無量…感謝です

 玉葱とジャガイモが有れば豊かな気分になれます
 しかし、自然本来の豊かさ・実力はこの程度でないと思うので、それを引き出せるようがんばりたい!

 

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 兵庫県在来種保存会の淡路島の代表の方から聞き取りの依頼を受けて行ってきました
 場所は淡路島の真ん中の西海岸から少し登ったところ、都志米山
 海風のせいか霜がほとんど降りず、暖かく、エンドウ豆の産地とされていたことがありました

 この地に少なくとも60年以上は守られ続けた種があります

 容子さんが嫁に来たのが二十歳前、その時に既にその種があったのです
 黒ささぎです
 世間ではササゲと言いますがこのこの地域では「ささぎ」と言います
 種苗店や通販では3尺とか十六とか長くて莢ごと食べる品種が出回っていますが、ここで作られてきたのは莢の長さがが25センチほどの短い、実取り用のささぎです
 黒と赤がありますがここでは黒が選ばれておりました。その訳は後程…

 種まきは「八十八夜は土の底」と言われ、そのころから蒔くことができました
 実際には、大豆、小豆、ささぎの三種類の豆を畦豆として稲をつくる田圃の縁に蒔いておりました
 田植えは6月中旬が標準だったかと思います…

 大豆、小豆はともかく、ささぎは蔓が伸びるのでは?
 確かに伸び放題に伸びるのですが支柱をすることなく畦に這わせ、草刈のときは蔓を持ち上げて下の草を刈っていたそうです

 容子さんが60年くらいずっとこれが普通のささぎだと思い続けていたようですが、数年前ににとった種がいつもより良くなかったらしく、市販の「黒ササゲ」を購入しました
 ところが、そのささぎで作った団子の餡が少し赤かったのです!
 これは違う!と思った容子さんはご近所の同じころに嫁いできて同じように作り続けてきた方から黒ささぎを譲ってもらって今年も米山地域の黒ささぎをつくります

 黒ささぎは夏ごろから順次完熟した実をとり、天日干しして豆を莢から外していきますが、どのように使っていたのでしょうか

 小豆は祝い事、ささぎはその逆となんとなく決まっておりました
 お盆には取れたささぎを餡にして「おちつき団子」をつくりました
 容子さんは布で漉したこしあんをつくってきましたがこれは家によって違うようです…
 茹でた豆を少し残しておき、15日には「ささぎごはん」にしました
 ささぎで作る赤飯みたいなものです

 淡路島でささぎと言えば「ちょぼ汁」が郷土食として有名になり、学校給食にも出たりするそうです
 ささぎ、ずき(里芋のずいき)、米粉の団子の汁です
 米山を含む五色町辺りでは由緒正しく!?これを「しゅんだんんご」とか「しゅるだんご」とか呼びならわしておりました
 しゅんだんごは子どもが生まれて7日目に食べる習わしがありました
 「黒ささぎは古血(ふるち)をおろす」と言い伝えらえていたそうです
 だから赤ではなく黒がこの地で選ばれて作られていたのです
 お産の汚れ(かつてはけがれと思っていたのでしょう)を払い、乳の出をよくするのがしゅんだんごです

 お産の時だけでなく、私自身子どもの頃年に一回くらいは食べていたような気がします…

 聞き取りは以上です
 容子さんありがとうございました
 取材に協力していただいたあわそらファームさんありがとうございました
 
 感想です
 軽薄短小といいますか、珍しいものを好みやがて飽きて忘れていくという…
 そんなを種選びを自分もやっているようで…
 良い種を選び、ひたすら作り続け、それが食文化の礎となる!
 そんな種がわが淡路島の真ん中(の西)にあったことを誇らしく感じたし
 伝統とまでいかなくても、ずっとずっと種取りして作り続ける種を自分も持っていたい! 
 強くそう思いました

 
 

 

 
 
 

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 ズッキーニの花が咲き始めました
 (撮影が夕方なので花が写っておりません)

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 植え付けてからは1回水をやっただけでよくここまで育ってくれました。
 
 雨が降り、その重みで地下に降りていき、地下の空気を上に追いやる
 やがて地下の水は毛管現象か浸透圧かよくわからないけど上にあがってくる
 同時に空気が下におりていく…
 光と熱を受けて水と空気が地下で循環しているから野菜は育つのでしょうが、この頃次のようなことを感じています
 
 地球そのものが生命体である
 植物は地球の(水を循環させる大切な役割をもった)体毛のようなもの
 人間は地球という皮膚表面で生きる常在菌のようなもの(人間の皮膚の常在菌ほど役割はない!)
 水は人間の血液のように循環するのが健全なありかた
 畑の硬盤は地球の体内を人間が作り出した数々の毒から守るために皮膚を硬化させたもの…
 そして地球というのは万物を育もうとする(愛に満ちた)生命体
 (だから、ズッキーニも育って当たり前)
 むしろ地面を掘り起こしビニールを使う「農業」などというのは本来の地球の在り方と離れた行為
 それでも地球は愛そのものだろうから、「人間に優しく」耐えている
 その忍耐強さに甘えて自然の摂理(天地有機)から微妙にずれた行為を繰り返しているのが農家なのだろう

 そのずれを少なくしていこうとするのが自然栽培農家の使命なのでしょうね

 自然栽培の専業農家になって3年半!
 まだまだ地球の摂理からずれまくっておる分際で、昨日は地元の公民館講座「自然農法」の講師をしました
 会場はわが畑!夏野菜を育て、夏にピザを焼くというのが今年のテーマです
 昨日はみんなで沢山の種類の野菜を定植しました
 先生!などと呼ばれて冷や汗ですが、私が農業のことなどたいして知らないことをどこまで隠し通せるかを楽しむゲームと割り切っております
 肥料農薬を使わずに野菜を育てたいという参加者の真摯な思いに元気をいただいた半日でした
 参加者、公民館の担当者、新しい館長さん、楽しいひとときありがとうございました
 次回は5月26日9:00〜

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 白いものは小麦の花でしょうか
 ライ麦も咲いておるようです
 あと1ヶ月ちょっとで麦刈りです。
 麦独特の甘いような埃っぽいような香りを楽しむ麦刈などをしてみませんか
 
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