Tailofheart・PC小説

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ロックはナップと共にヴァージ大陸の東西の方角に飛ばされていた。
2人はパラシュートで無事に着地でき、グリーンの町を目指すために歩き続けていた。
ナップ「ここから歩き続けて、時間もかなり経ちましたね」
ロック「ナップ〜後どのくらい歩けば着くの〜?」
ナップ「もう少しで着くけど・・・・後1キロはあるね」
ロック「もうすぐだね・・・もうちょっと頑張ろう・・・」
少ししょんぼりで落ち込み気味な態度をとるロックだったが、もう少しの辛抱で頑張ることにした。
歩き続けて10分後・・・・。
ナップ「グリーンの町が見えてきたよ」
ロック「もう少しだね!?早く急ごう!」
ナップ「ちよっと待ってよ!ロック!」
ロックは一番乗りでグリーンの町へと向ってゆく。その後をナップが付いて行く。
ロック「着いたー!」
ナップ「ここがグリーンの町かぁ」 
2人はそのままグリーンの町へと入ってゆく。2人の目線の前にはグリーンの街中にある大きい木が見えていた。
その木の下にはヴィクロスらしき人物が後ろ向きの姿で待っていた。
赤黒い 鬣、それがヴィクロスのトレードマークでもある。ロックは本当のヴィクロスと思い、近くにより声をかけた。
ロック「ヴィクロス兄ちゃん!」
ヴィクロス「その声は、ロックか?」
ロック「うん♪」
ナップ「やっと逢えましたね。無事でよかったです、ヴィクロスさん」
ヴィクロス「すまない」
ヴィクロスと出会ったロック達は、もう少し、大きな木の下で他の仲間達の合流を待つことにした。
ナップ「町の西側から誰か来ます」
ロック「あれっ?セパ兄ちゃんと・・・後1人誰か居るよ?紫色の毛皮したマオ族の兄ちゃん?」
ヴィクロス「アイツ・・・どこかで会ったような・・・」
ヴィクロスはショウと会うのが初めてではなかったらしい・・何か過去に深い関係でもあったのか?ロックやナップも不思議そうな顔をした・・・。
セパ「皆、ゴメン・・・遅くなりすぎた」
ヴィクロス「それはいいけど、この人は誰だ?」
ショウ「すまん自己紹介がまだだったな。オレはショウ、ショウ・スチューゼンだ。少しの間だけセパと一緒に居た    だけだ。目的地がこのグリーンの町だったものでな。それじゃ、オレはここで失礼する」
セパ「おう♪また会おうな!ショウ!」
そういって、ショウはグリーンの町の南側にある商店街の方へ行き、そのまま姿を消した。
皆は不思議そうな顔をする。
ナップ「行ってしまいましたね」
ロック「おっきい兄ちゃん行ったね」
色々とショウに関して怪しく思う・・・・。
やけにヴィクロスの顔色が真剣そうにしていた。考えごとでもしているのだろうか?
それ見ていたセパが心配そうにヴィクロスに話しかけた。
セパ「どうしたヴィクロス?そんな真剣そうな顔して」
ヴィクロス「実は・・・」
とその時であった、グリーンの町の北側からヒカル達の姿が見えてきた。ロックがヒカル達に手を振り、大きな声でヒカルの名前を叫びながら、一直線にヒカルの方へと抱き付いてきた。
ロック「兄ちゃーん♪」
ヒカル「おおっ、ロックじゃないか?大丈夫だったか?」
ロック「うん♪そんなにうっとおしくなかったから、大丈夫だったよ♪」
ヒカル「ふふっ、そうか♪」
仲間達はヒカルとロックの光景を見て嬉しく思う。兄弟の命がけの再会、皆はそれを嬉しく思っていたが、今は真剣なヴィクロスにはどうでもよいことだった・・・。
セパ「ショウとの関係の話は、またいつかでいいか?」
ヴィクロス「いつか話す。その時まで、待っておいてくれ」
セパ「あいよ」
それから15分後・・・仲間達はグリーンの町の南側の商店街を抜けた港へと向った。
ヴィクロスと一緒に動向していたリョウタが、すでに船の手配をしていた。足止めをしてはいけないため、早めに行くための準備していたのである。
ヒカル「仲間達がはぐれてる間に先に船の手配までしてくれてて、オレの過去の記憶のためにこんなことまでし    てくれてて・・・ホントに、迷惑かけてゴメンな・・」
リョウタ「これもヒカルの記憶を取り戻すためだから、これぐらいすることは隊長として当たり前のことです。人助     けも騎士として当たり前の仕事だからね。さて、船がもうじき出航するから、早く乗りなよ」
ヒカル「そうだな。仲間達ももう乗ってることだし」
リョウタ「ボクももうすぐ乗るから、先に乗っててくれ」
ヒカル「おう」
長話しながら5分後・・・・グレリス城港行きの船が出航した。
到着の間、仲間達は船の中で別行動を行った。
心配そうにルルがヒカルを見詰めていた。ほおっておけなくて、ルルがヒカルに話かけた。
ルル「グレリスの言うザムドの記憶の答えがどんなのか不安なの?」
ヒカル「えっ、まぁね。でも、もう大丈夫だよ!恐れていない、怖がってもいないから」
ルル「不安な心も吹っ飛んだって感じ?でも、そのぐらいの気持ちが大切よ。年下の私がこんな上から目線なこ   と言ってごめんね・・」
ヒカル「いいんだルル、君が側にいてくれたからここまで来られたんだ。ホントにありがとう」
ルル「ヒカル・・・うん」
旅が始まる前から2人は約束していた・・・後を振り返らず、前を向いて進んで行こうと誓ったあの約束。
そう、虹の花畑での、あの夜に誓った、あの約束。
出航して約20分後・・・グレリス城港へと着いた。船から降りた仲間達が、皆が不思議そうな顔をする・・・・。
アリス「お城がある気配がしませんね」
ナップ「港の近くに城があると思い込んでいたのですが・・・」 
リョウタ「城はこの港の近くにあるハーブの森を抜けた先にあるよ」
ハーブの森とは、その名の通りハーブの香りがする森である。この美しい香りで、危険なモンスターなども立ち寄ってくるときもある。それで、かなりの危ない場所として有名でもある。
ヒカル「どうしてもそこを通らなければならないんだろ?なら行くしかないよ。ここで立ち止まるわけにはいかない    からな」
リョウタ「なら行くとしよう」
仲間達は港を後にし、ハーブの森へと向かう事になった。
 
続く
 
おわり
2人はヴァージ大陸から北にある街、ルミナスの街へと辿り着いていたところだった。
ヒカル「ここがルミナスの街かぁ。なんか入り口前が洞窟みたいに見えるんだけど・・・・・」
ルル「ルミナスの街は山の中に建てられた街だからね」
ヒカル「そうか・・・珍しいな、山の中にこんな街作るなんて」
そう言いながら、2人はルミナスの街の中へと入っていった。
街の中にはちゃんと明りはある。発行している水晶体が、明りの役目を果しているのだ。
ヒカル「んで、この街に詳しい人物とかいるの?」
ルル「メスのコノハ族の研究者って聞いているけど・・・この街の奥にある白い建物が、その子の家だって聞い事    があるわ」
ヒカル「研究者?その子の名前は?」
ルル「新聞で見たときにはアリス・ティーブルって、書いてあったわよ」
ヒカル「んじゃ、そのアリスに会ってみるか」
ルル「うん」
2人はアリスの居る家へと向った。アリスの家は他の家よりも少し大きめの家であり、街から北側の奥にある。
ヒカル「ここみたいだな」
ルル「えぇ、家の中は明りも灯してあるし、アリスは家の中に居ると思うわ」
ヒカル「とりあえず、ノックでもしてみるか」
トン トン
ヒカルはルルの家のドアにノックした。家の中から足音が少しずつ小さく聞こえてきた。
家の中から女の子らしき声が聞こえてくる。
???「はーい、今開けますね」
女の子は家の鍵を開け、ドアを開けた。
ヒカル「貴方がアリス・ティーブルですか?」
アリス「私がアリス・ティーブルですけど・・・何か?」
ルル「それには色々と訳があってね・・・」
アリス「えっ?」
ルルはアリスに会う理由をまとめて話した。
ルル「と言うことなんですよ」
アリス「用件は、私が研究者って事とこの町に詳しく聞きたいのね。分かったわ、入って」
2人はアリスの家の中へと入っていった。
アリス「座って」
ヒカル「何か凄いもんばっかりあるな!?」
ルル「凄いものというか・・・これは機械ね。アリスは機械を発明するのが趣味なの?」
アリス「どちらかと言えば・・・・化学的な機械を発明するのが趣味ね。分かりやすく言えば、こんな機械とか?こ    っちに来て」
2人はアリスの言う、化学的な機械のある所へと連れて来られた。
2人が連れて来られた場所はとても広い場所だった。周りには機械の部品や基盤でいっぱいだが、真ん中にとても大きな細長い機械があった。これがアリスの言う化学的な機械なのだろうか?
アリス「着いたわ。ここが、私の言う化学的な機械のある場所でもある所よ」
ヒカル「それにしても、良くこんなの作れたな」 
アリス「長年この機械について研究したからね。それで、この化学的な機械の名前が、ワープ装置なの」
アリスの作ったワープ装置は、床に描かれている魔法陣の所に作られており、今居るヒカル達の所が魔法陣の描かれている場所だとも考えてもいい。そのワープ装置の能力は、魔法陣の力でワープできるのだ。
ルミナスの街に描かれている魔法陣と同じものが京という地下大陸にある街にもある。
もちろんワープ地点は京という街である。本来、魔法陣の力だけでワープするのはかなり難しく、それでアリスが作ったワープ装置なら魔法陣の力もさらにアップし、ワープする力も格段と上がるのだ。
ヒカル「これがワープ装置か。新聞には、魔法陣の力でワープできるって書いてあったな。どこにでも行けるの     か?」
アリス「それは難しいね・・・・この模様と同じ魔法陣が描かれていれば行けるんだけど・・・・京にはこれと全く同じ    模様した魔法陣があって、ワープする所は京の1つしかないの」
ルル「となると、このワープ装置は、ルミナスの街からワープしたとしても、京にしか行けないという訳ね。でも、他   の町にもこの魔法陣があるとすれば・・・・色んな所にも行けるわね」
アリス「一応、今は京しか行けないわね。この魔法神は本来このワープ装置がなくてもワープはできるけど、そ     のワープの力が弱いわけなのよ。それでワープの力をアップさせるために、この装置を作ったの」
ルル「つまり改造したってことね。装置の無い状態だとワープの力は弱まるが、装置の力を借りればワープの力   は強まる、という訳ね」
ヒカル「何か難しいな・・・・・ともかく教えてくれてありがとな」
アリス「えっ!?どっ、どういたしまして」
ヒカルのお礼の言葉に戸惑うアリス。もしかすると恥ずかしがっているのだろうか?
戸惑ったアリスを不思議そうに見詰めるヒカル。
ヒカル「どうした?」
アリス「いや!?何でもないよ♪とりあえず、今日は泊まっていってよ♪」
ヒカル「もう遅いし、泊まっていくか」
ルル「あっ、ありがとう」
そう言われながら、今日はアリスの家で泊まることにした。
夜。ルルは早めに寝るのだが、ヒカルは寝つけていなかった。どうしても戸惑うアリスの事が気になっていたからだ。
ヒカル「何してる?アリス」
アリス「まだ寝てなかったんだヒカル。どうしたの?」
ヒカル「いや、あの時なんでアリスが戸惑ってたのかな?って思ってさ」
それを聞いた瞬間、アリスの顔が赤く染まった。
アリス「あれは・・その、男の人から優しいお礼を言われるのは初めてだったから」 
アリスは男性からの優しいお礼は一度もなかった。今まではきついお礼しか言われていなかったのだ。
ヒカル「そうか・・・アリス、オレと来ないか?」
アリス「誘ってくれるの?いいけど。もしかすると、ここにある魔法陣と同じものがこの世界のどこかにあるのかも    知れないから。その探し旅に出ようと思うの」
ヒカル「ОK♪その前に、アリスってコノハ族だよな?町に出て目立ったりしないのか?」
アリス「大丈夫よ。この地上界のいたる所にコノハ族はうじゃうじゃ居るから」 
地上界の全ての大陸にコノハ族は結構居る。地上界に居るコノハ族の人口は約1500人ぐらい居るとか?
これでもかなり多い方らしい。
ヒカル「なら安心だな。それじゃ寝るね」
アリス「うん。お休み、ヒカル」
翌朝・・・。
ヒカル達は新たな仲間、アリスと一緒に旅をするのであった。
アリス「あの、足手まといにならないように、頑張ります!」
ヒカル「大丈夫だよアリス。オレとルルでサポートするからさ」
ルル「えぇ、私達で何とかサポートするからね♪」
ヒカル「ところで、アリスの職業は何?」
アリス「次元魔術師ですけど」 
ヒカル「次元魔術師?」
次元魔術師とは、時や時空、次元を操る事のできる魔術師のこと。
だが世界には次元魔術師の職業を持つの人はあまりいない。
ルル「次元魔術師ってのは、時や時空、次元を操る事のできる魔術師のことよ」
アリス「でも、あんまりいないのよね・・・この職業を持つ人」
ヒカル「何だか良く解らないけど・・・とにかく職業を持ってるなら役に立つよ♪」
アリス「そうだね♪ありがとう♪」
ルル「それじゃ、グリーンの街まで行くわよ」
ヒカル+アリス「おう」
ヒカル達は合流地点となる、グリーンの街を目指すのであった。
続く
 
終わり
ヒカルはヴァージ大陸の南北にある高い山の方へと飛ばされた。
ヒカル「山の着地はちょっと勘弁してほしいけど・・・・それにしても足が・・・」
パラシュートでヒカルが山に着地した時、少し足をくじいてしまった。そのぐしいた痛みがまだ残っていた。
ヒカル「痛みに耐えながら仲間達を探すか・・・・」
くじいた痛みに耐えながら、ヒカルは仲間達が山の何処かにいるかを確かめるべく、山の周りを見る。
ヒカル「結構歩いてるとげ・・・・そう簡単には見つからないよな・・・・」 
少しずつ山の下り坂へと下りて行くヒカル。下りて行くと、山の崖の岩にパシュートらしきものがあった。
ヒカル「崖の岩にパラシュートが引っ掛かってる!誰かこの山にいるんだな。早く探さねぇーと」
ひたすら山の坂道へと目指し、誰がいるのかを探す。 坂道へと下りると草原の所にルルの姿があった。
ヒカル「あれは・・・・ルル!?」
草原で倒れているルルの元へと近づくヒカル。
ヒカル「大丈夫かルル!目を開けてくれよ!」
まだ意識はある、それを信じてヒカルはルルに全力で声をかける。
ヒカル「ルル!ルル!」
ルル「・・・・・・んっ?」
ヒカルの大きな声でルルが目を覚ました。まだ意識はあったようだ。
ヒカル「ルル?大丈夫か?」
ルル「ちょっと腰が痛いぐらいかな・・・・・着地するときにちょっと失敗したみたい」
ヒカル「腰を痛めたのか!?オレの治癒術で何とかしてやるよ!」
ヒカルは本来、自分に宿る光の神・ザムドの力で治癒術が使うことができる。ただし、その力はとても強力で、間違ってしまえば暴走までしてしまう恐れがある。
ルル「ヒカル!それは使っちゃいけないんじゃ・・・」
ヒカル「いいんだルル!この力、お前の為に使いたいんだ」
ルル「ヒカル・・・・・」 
怪我したルルをヒカルはほおっておけなかった。この力を使うぐらいなら仲間達の為に使ったがましだと、ヒカルはそう思った・・・・たとてそれが、大切な人だとしても・・・・・。
ヒカルの治癒術・ヒールストリームをルルに向って解き放った。ルルの痛みはヒールストリームの力で治った。
ヒカルが使う治癒術・ヒールストリームは体力回復のために使う術だが、状態異常回復としても使うことができる。
この力が使えるのも、光の神・ザムドのおかげなのだ。 
ヒカル「具合はどうだ?」
ルル「さっきと比べたら結構丈夫になったほうだよ。ありがとねヒカル」
ヒカル「よかった♪ここから近い街はないのかな?」
ルル「ちょっと待ってて、地上界の地図で調べるから」
ルルは持参していた地上界の地図を取り出し、自分が何処に居るかを確認した。
ルル「今いるのがヴァージ大陸から西北にある山の隣りに居るわ。ここからだど・・・・ルミナスの街って所ならあ   るよ」
ヒカル「それじゃそこに行くか」
ルル「うん」
2人はルミナスの街に向っていった。
 
終わり
 
 
続く
セパはヴァージ大陸から西側にあるリシエルの街の海岸沿いに無事、辿り着いた。
パラシュートがあったので、それで何とかなったようだ。
セパ「爆風でここまで飛ばされたってのは・・・・結構な力があったもんだな」
そう、飛行船のエンジンが爆発した事により、その爆風でセパや他の仲間達はヴァージ大陸の何処かに飛ばされたのだ。
セパ「そう言えば、リョウタがグリーンの街で合流しようとか言ってたな・・・・オレは1人でグリーンの街に向う事になる   のか・・・・・こんな時にヒカルが居てくれればいいのに・・・・・・」
とてもヒカルの事を頼りにしているセパにとって、ヒカルは欠かせない存在。 ヒカルが居ないと何もできないと言うわけではない。ただヒカルが居ないから寂しいだけなのだ・・・・。
セパはリシエルの街にあるお墓へと向った。なぜお墓に向うのか、この街にはライブアイール家の父・アレス・ライブアイールの墓があるからだ。アレスの出身地はリシエルの街で故郷でもあった。三年前の科学者事件の時にアレスは亡くなり、故郷だったリシエルの街に墓を立てたのだった。
セパ「丁度お墓にもおまいりに行きたかったしな・・・・今の内に済ませたかったし」
近くに花が咲いていたのを5本ばかりとって、それをお墓の前に置いた。
手を合わせて、セパは拝んだ。拝み終わると、セパはお墓の前でアレスが目の前に居るような雰囲気でお墓に向って話しかけた。
セパ「父さん、オレ・・・もうすぐ行くね。頼りにしているヒカルに逢わないといけないから・・・・今さ、仲間達とはぐれ   てるんだ。だから仲間達とグリーンの街に合流するようにって、ヒカルの騎士学校の友達のリョウタがそう言   っててさ。だからオレももうすぐ行かないと駄目なんだ・・・・父さん、行って来るよ!」
そう言って、セパはリシエルの街を後にした。急いでグリーンの街へ向うため、ひたすら走り続ける。
リシエルの街からグリーンの街まで、結構な距離がある。だがグリーン街へ向かうためには緑の森を通らなければいけない。
セパ「はぁ、はぁ・・・・」 
走りすぎて息切れを起こすセパ。息切れしながらも少しずつ走って行く。
少しずつ緑の森が見えてくる・・・・・セパは緑の森の中に入ってゆく。
セパ「さっきから日向ばかりの所に居たからな・・・・日陰の場所で休憩すれば、体の方も回復するだろう」
セパは日陰の多い緑の森で少し休んだ。
休んでいるその場所の近くから『ガサガサ』と言う音がする・・・・・森の中に誰か隠れているのだろうか。
それを気にせずに、休憩を終えたセパは緑の森の奥へと進んで行く。
セパ「東側に向えばグリーンの街へと行けるから、こっちで間違いないんだけどなぁ・・・・道はこっちであってるか   らいいけど・・・・・とにかく進んで行こう!」
出口を目指すため、森の出口へと進んで行くセパ。
セパ「出口が見えてきたな。もうすぐだ!」
セパはようやく出口に辿り着こうとしていた。出口に出た後、きらりと輝く太陽の日差しがセパに照らし出す。
セパ「あれだけ日陰に居たからもう日向でも悪くないだろう・・・・ん?」
ガサガサッ!
森の中から何か不気味な草の音がする・・・・モンスターでもいるのだろうか。
ガサガサ!
セパ「何かおかしい・・・・少し様子でも見るか・・・・」
セパは不気味な草の音がする森の様子を見る。
バサッ!
セパ「!?」
森の上から四速歩行のモンスターがセパに襲いかかってきた。
セパ「あのモンスターはギガントウルフ!この森のボスか・・・・簡単にこの森を通貨させるわけもないわけだ。そ   れじゃ、戦闘開始だ!」
鞘から二刀流の剣を取り出し、高く上にジャンプしてギガントウルフに対抗するセパ。
ギガントウルフ「ヴルァッ!」
ギガントウルフの怒りの攻撃をセパに叩きつける。セパはその攻撃を2本の剣で受け止め、受け止めた衝撃で地上へと叩きつけられる。いくらセパが強くても、力の方はギガントウルフの方が上だ。
セパ「くそっ・・・・力が違いすぎる。たかがモンスターといえども・・・・どうしよう」
ギガントウルフ「グルゥァー!」
セパ「何!?先制攻撃だと!?」
セパが疲れている間にギガントウルフは先制攻撃を仕掛けた。セパにはもうどうしようもできなかった。
セパ「もうどうしようもできない・・・ヒカル・・・・」
シュッ!ジョバーッ!
突然大きな衝撃波がギガントウルフの後に来た。衝撃波はギガントウルフに命中した。
ギガントウルフ「グワーッ!?」
バタン!
衝撃波を受けたギガントウルフは倒れ、瀕死した。
セパ「倒した・・・・あの衝撃波は、一体?」
その場に立ち、セパは倒れたギガントウルフを見詰める。
???「大丈夫か?」
1人の大人の獣人がセパに近寄ってきた。
セパ「助かりました・・・・礼を言います」
ショウ「おっと、自己紹介がまだだな・・・オレはショウ、ショウ・スチューゼンだ」
セパ「オレはセパ、セパ・ライブアイールだ」
2人は自己紹介をし、その後も会話を続ける。
セパ「ところでショウはなぜオレがここで戦ってた場所が分かったの?」
ショウ「丁度お前が緑の森に入って行くのを見てな。ちょっと怪しかったからセパの後を追ってな」
セパ「そうなのか・・・これからグリーンの街に来るけど・・・一緒に来る?」
セパはショウにグリーンの街に来るように誘った。
ショウ「丁度オレも行く予定だったから一緒に同行するよ」
セパ「解った♪それじゃ行くか」
ショウ「おう」
セパは途中で後を追ってきたショウを仲間にし、グリーンの街に向うのであった。
 
続く
 
 
終わり 
ヒカル達が乗る飛行船は、ロディオ大陸にあるグレリス城に向っていた。
リョウタ「この船はグレリス城へと向っています。後少しで着く予定ではあります」
ヒカル「そうかぁ・・・」
ルル「どうしたの?ヒカル?」
落ち込むヒカルの表情に心配するルル。
ヒカル「いや・・・何でもないよ」
ヴィクロス「グレリスに会うのが・・・怖いのか?」
ヒカル「えっ?」
ヴィクロスは解っていた。ヒカルの落ち込んでいる理由が・・・・ヒカルはまだグレリスの事で悩んでいた。もちろん、過去の記憶の事についてだ。
ヴィクロスもヒカルと同じで、過去の記憶の事を知る為に同行してきた。
ヴィクロス「オレもホントは怖いよ・・・・何言われるか解らないしな」
ヒカル「そうだな。でも、それを聞くために、オレ達はグレリス城に行ってるんだしな」
ルル「2人とも、前を向いて進んでいけば、きっと大丈夫だよ」
明るい言葉で2人を勇気づけるルル。それを聞いた2人の表情が明るい表情へと変わった。
ヒカル「そうだな、ここで挫けちゃ駄目だ。な、ヴィクロス」
ヴィクロス「ルルの言う通りだ。きっと大丈夫さ、きっと」
ルル「ヒカル、ヴィクロス」
ボカーン!
ヒカル「?!」
その時、飛行船のエンジン内の所から大きな爆発音がした。
飛行船の後からロックやナップ、セパたちがこちらの方に急いで走ってくる。
ロック「兄ちゃ〜ん!」
ナップ「兄さん!」
ヒカル「ロック!ナップ!大丈夫だったか!?」
ロック「それよりも!セパ兄ちゃんが!」
ナップ「セパさんが、エンジンを壊した犯人と戦っているんです!」
ヒカル「セパが犯人と?エンジンの爆破の原因は破壊した犯人の仕業か・・・・セパの所に行ってくるから、ル      ル!ヴィクロス!ロックとナップを頼む!」
どうしてもセパをほおっておけない・・・・なぜなら双子の兄弟だからだ。ヒカルは飛行船のエンジン内へと向って行った。
ルル「ちょっと!?ヒカルー!」
ヒカルだけ行かせる訳にはいかないため、ルルはヒカルの後を追って行く 。
ヴィクロス「ルル!くそっ、それよりもリョウタはどうしたんだ!?」
ヴィクロスはリョウタが居そうな飛行船のハンドルのある所へと向った。
ヴィクロス「リョウタ!何処にいるんだ!」
リョウタ「ここにいるよ!」
やはりリョウタはそこに居た。
ヴィクロス「飛行船の状態どうだ?」
リョウタ「エンジンが起動しないし・・・・おまけにもう飛行船は石化したように動かないし・・・・そして、この飛行船の     ゆかを見てくれ」
ヴィクロス「?」
リョウタに言われた通り、ヴィクロスは飛行船ゆかを見詰めた。よく見てみると、ゆかが割れていた。
ヴィクロス「ゆかが割れているな・・・・待てよ・・・まさか!?」
リョウタ「そう・・・そのまさかだ。もうすぐこの飛行船は・・・・・真っ2つになる可能性が高い。あるいは、3つに割れ     る可能性もな」
その頃ナップとロックは・・・・・。
ナップ「ヴィクロスさんもルルさんも行っちゃったしな・・・・この船はどうなるんだろう」
ロック「ナップ?この船のゆか・・・・すっこ゜くヒビがはいってるよ?」
そうロック言われると、ナップはゆかの下を見詰めた。
ナップ「これはヤバイ!?ロック!ちゃんとボクに摑まってるんぞ!」
ロック「うん!」
その頃ヒカル達は・・・・。
ヒカル「セパ・・・・何処にいるんだ?」
ルル「ヒカル!」
ヒカル「ルル!?」
ルルがヒカルの後を追って来ていると言う事をヒカルは知らなかった。
ルル「貴方をほおっておけなかったから・・・・・ゴメン」
ヒカル「いいんだよ、それじゃあ行くぞ!」
ゴゴゴゴゴッ・・・・・
飛行船が大きく揺れはじめた。ゆかにはものすごいヒビがはいる。
ルル「もうこの飛行船もあまりもたないのね・・・・急がなきゃ!」
ヒカル「よし!行くぞ!」
飛行船が崩れる前にセパに会わなければ、その決心で2人はセパの居るエンジン内の所まで走って行く。
エンジン内に着いた2人。辺りは煙だらけでセパの姿があまり見えない・・・・・ヒカルは目を凝らすようにセパを探す・・・・・煙に隠れるセパの姿がそこにあった。どうせらナップの言っていた通り、セパは犯人と戦っていた。
ヒカル「セパ!」
セパ「ヒカルか!」
セパは戦いを止めて、2人の居る所へと走って行く。その後から犯人が追ってくる。
ヒカル「セパ!後!」
セパ「えっ!?」
???「これで止めだ!」
大きく飛びかかりながら犯人はセパを襲う。後を振り返るセパは殺されるとの思いで固まってしまう・・・・。
ヒカル「くそっ!」
バギッ!
飛びかかる犯人の攻撃をヒカルが剣で受け止める。これもセパを守るためだ。
???「良く受け止めたな。中々やるな、お前」 
ヒカル「どういたしまして。アンタ、どしてこの飛行船を墜落させたがっているんだ?」
エンジンを壊した理由、その全てを犯人に向って質問するヒカル。質問をすると犯人の顔色が変わった・・・まるで死神のように・・・・・。
???「教えてやろう・・・・・死人を増やすためだよ・・・・だから壊したんだよ!!」
ズッ ドスーン!
大きな拳を飛行船のゆかに叩きつけ、飛行船を壊す犯人。叩きつけた瞬間、飛行船が崩れだした。
???「もうすぐ飛行船も崩れだし、次第にエンジンも爆発するだろう・・・・そしてその爆風で・・・何処かに飛ばさ     れ、皆逸れるだろうな。それじゃ・・・・」
ヒカル「待て!せめて名前でも教えろよ!」
???「オレの名前か・・・・ふふふっ」
不気味な声で犯人は名前を述べた。
コウヘイ「オレはコウヘイ、コウヘイ・ザーフィアス。お前らの敵、そしてガルムの部下の1人だ!」
ヒカル「ガルムの・・・・部下?もしかしておま・・・・・」
コウヘイ「じゃあね、ザムドくん」
その時、飛行船が崩れだした。コウヘイは瞬間移動したかのように飛行船を後にし、その場に立ち去った。
ヒカル「おおっ!」
ルル「キャーッ!」
セパ「うわーっ!」
ヒカル達は空の下へと落ちていった。空の周りを見てみると、そこには他の仲間達の姿もあった。
ヒカル「皆!大丈夫か!」
ナップ「こちらは大丈夫です!」
リョウタ「こっちは大丈夫だ!一度皆、グリーンの街で合流しよう!」
ヒカル「了解!」
バーン!
飛行船のエンジンが爆発し、その爆風で仲間達が飛ばされていった。
皆パラシュート装着の服を着ていたので命は救われた。
ヒカルにとっては、ここからが本当の旅が始まるのであった・・・・・。
 
続く
 
終わり

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