黄昏流星群的休憩処【浮雲堂】

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■五木寛之私景中心

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写真:「1979年アベドンとセントラルパークにて」ー五木寛之ブックマガジン秋号より
  :その他三点は「繰上和美・人と作品」1978年玄光社刊より それぞれ転載しています。
********************************************

:アベドン「・・・五木さん、あなたはおいくつですか。」
:五木「46才です。」
:アベドン「私は五十五歳。あなたも私と同じように、人生最後のストレッチに入ったら、私と
同じように感じるようになると思いますよ。・・・
私はもう自分の持ち時間が限られているということを、非常に強く思っています。
これから先、十年間の仕事は、人に見せるためでなく、自分のためにするつもりでいます。
今私はやっとアーティストとして、より個人的に仕事をする権利を手に入れたのだと感じている
んですよ。」
:五木「ぼくはアベドンさんとは反対に、年と共に楽観的になっていくような気がしています。
・・・様々な悲劇を日常的に見すぎてしまった。ですから悲劇からスタートして、どんどんん
喜劇のほうへ年をとって行くような気がしています。」

          『五木寛之ブックマガジン』冬号「リチャード・アベドンVS五木寛之」から

■巨匠アベドンとは比ぶべきも無いが、ささやかな我が人生も同じ境地。
自由業に近い身分なので、食べていくためには当面いやな仕事も請けざるを得ない。が、この所と
んでもない勢いでやりたかったことに手をつけ、興味ある人に積極的に声をかけるようになった。
これまでからすれば180度転換したような気分で人生を送ろうとしている。

46才の五木、なかなかに興味深い会話をしている。
確かに彼の原体験からすれば、もはやある種諦観に似た人生としてしまう早熟な大人であったに
違いないけど、今日の彼の一連の仕事ぶりを見るにつけ、この時のアベドンの境地に今どういう
感想を持つか聞いて見たい気がする。

■アベドンはコマーシャル写真の世界では抜きん出ていた。
このアメリカの巨匠に憧れたフォトグラファーはその頃の最大公約数だったし、無論今日に至る
影響も多大なものがあろうが。

同じ頃、この国にもそんな俊英がいた。VANのポスターを手がけていた『繰上和美』である。
アベドンの完成した退屈より、繰上和美の不良性の美学のほうがうんと刺激的だった。
僕はこの頃、ほとんどアベドンにこの俊英を重ねて、幾度も彼の作品を眺めていた。

長らく、『コマーシャルフォト』を見てないし、もとより写真関連の雑誌もしかりだから最近の
事情には全く疎いのだけど。彼はその後どんな仕事をしているのだろうか?

もはや興味な作家は「アラーキーと森山大道」になってしまったので、この二人の中年愚連隊の
動向くらいしか知らないのだが。
特にアラーキーに至っては、紀伊国屋に出かけなくとも、コンビニで立ち読みできる写真家(笑)
なのでヨーロッパではマストロと賞賛されても、この国ではローソン荒木でもある。
そこに興味が尽きる。本人も納得しての仕事ぶりだし無論彼のアイシュウ写真の本質は、著名な
美術館の作品とコンビニでの週刊誌のグラビアと同じく僕には見えるのだが。

■『五木寛之ブックマガジン』冬号「リチャード・アベドンVS五木寛之」を読みながら、そうだ!
繰上和美には、五木寛之のショットがあったと思い、唯一彼の作品集でとってあった「繰上和美・
人と作品」1978年玄光社刊をめくってみると、ある!ある!

彼の撮ったこの五木のショットは、アベドンにインタビューした前後のものである。
1976年の写真。角川の「野性時代」に掲載された写真だ。
なんで柔道着着ているのかしらん?柔道着というよりなにやら神官みたくもあるなあ(笑)
たぶんこのあくる年あたりにセントラル・パークでアベドンと語らっていたはずだ。
若いなア!

そして、くまさんじゃないが憧れの兄貴だったはずだ、アベドンとのショットといい、この
神道写真といい。
それから何十年もの修行の道があったというのに、未だに兄貴のこの『憂愁』をモノにできて
なくて残された日々を考えるとあせるばかりだけど。(笑)

■長い間眠っていた繰上の作品集を手にしてみて、この洒落た感覚が未だに衰えていないことに
満足、満足。色褪せてないなア「繰上和美」
その後どんな仕事しているのだろう?ご存知な方あれば教えて下さい。

『五木寛之ブックマガジン』冬号のサプリ効果はなかなかのものだった。
ま、僕ならずともこのマガジンの冬号の「読者の伝言板」を見ると同じような感想ばかりが並んで
いて苦笑するばかりだ。オヤジもオバサンにも。再びの青春に乾杯!

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|くまさんへ|

この記事とても気になっておりました。
たぶんそれもあってか、UPするのが、あれこれ思い巡らすうちにたちまち4〜5日
経っているみたいです。(笑)と、ここでこじつけたりする自己嫌悪。
もっともここまで寝かしてみてもさして、気の効いたことも思い浮かばない
浅はかな力しかないことに、納得したのだけど。

彼は、本当に「かっこ良過ぎた旗手」として今尚在ります。
そんな旗手に、新たな「エンターテイメント」を僕は期待して久しいのだけど、
同じように年を重ねている自分を識り、「東洋回帰組」の船にいつの間にか乗り込
んでいるようです。
時として、彼の「戦略性」な側面(とは、実感ないのだけど)を、友人から非難めいた
言葉を聞いたこともあります。
「なる程ね・・・」という言葉しか、その時は持ち合わせていなかったのだけど。
『青春の蹉跌』と共に、未だに「高橋和己」が本棚から葬られていません。
これって何なんだろう?
今、この年になってみて「カッコいい善智識」に素直になれる自分に戸惑っているのも
確かです。
くまさんのジャブで、どうやら又一つ僕はブレークスルーできそう。ありがとう!


|「後は勝手にやるしかなかった」|

・・・石原慎太郎のようにも書けないし、高橋和己のようにも書けない。
大江健三郎のようにも、、井上光晴のようにも、松本清張のように書けない自分という
ものが、誰にでもあるものだ。
そのことに気づくと、あとは自分勝手にやるしかなかった。・・・

よくもきょうまで書きつづけてくることができたものだと、不思議な気がしないでもない。
お寺関係の人は、よく〈おかげ〉ということを言う。
お陰さまで、の〈おかげ〉である。
最近になって、その〈おかげ〉という古い表現に素直にうなずけるようになってきた。
目には見えないさまざまな力によって支えられ、書き続けることができているのに感謝
せずにはいられない、・・・

『僕はこうして作家になったーデビューの頃ー』五木寛之から

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◆「人間とは哀しいものだと思い、人生は残酷であるのが自然だと
考える。それをマイナス思考と恐れることはない。
・・・・存在するのは大河であり、私たちはそこをくだっていく一
滴の水のようなものだ。
ときに飛び跳ね、ときに歌い、ときに黙々と海へ動いていくので
ある。
・・・・
高い峰に登ることだけを夢見て、必死で駆けつづけた戦後の半世紀
を振り返りながら、いま私たちはゆったりと海へ下り、また空へ還
っていく人生を思い描くとににさしかかっているのではあるまいか。
『人はみな大河の一滴』ふたたびそこからはじめるしかないと思う
のだ。」

               五木寛之『大河の一滴』より

■この国はとっくにヨーロッパな成熟国家に入っているのに、相変
わらず物欲なアメリカ社会志向と思わない?
これで、満足すればあせる理由もないのにって思わない?
世界に冠たる自殺国家を五木寛之じゃないけど病めたる戦争状態って
思わないのかしらん。
僕らは再びの人生に、幸せの実感なんてささやかなとこにこそ見つかる
って!自信あるのだけど。
「あんな風にできない私は不幸、恵まれない!」ってあせってどうなる
のだろう。人生をもっと楽しむことに真剣になればいいのに。

■サザンの桑田佳佑はまだ今年たしか50くらいになるところかと思う
けど『KILLER STREET』の「からっぽのブルース」で大河の一滴を歌って
いる。(笑)

  ♪ 砂にこぼれた雨の滴が

    川と流れて海へ向くように

    人は生きて何を残そうか?

    こんな小さな命だけど

   ♪果てなく続く長い旅路も

    やがては終わる時が来るのだろう

    愛しい人の手を握りしめ

    笑いながら瞼(め)を閉じたい

            『からっぽのブルース』から

■なかなか!さすが歌う詩人、若くして味な境地ではある。
そうだ!そんな感慨から残された人生を深く見据えること
ができるんだよね。
ここにいう「残された人生」って、年齢に関係ないのだけ
ど、いつまでも我が人生は・・・って稚拙な奴がいまだに
この国はのさばるが。

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五木寛之「再び歩く」

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『目的地も見えない。うしろへ退くすべもない。
といって、そのまま坐りこんでしまっても、誰も
助けにはきてくれないだろう。進退窮まっても、
行くしかないのだ。
手で岩肌をつたいながら、半歩また一歩とおびえ
つつ歩く。
私達の生きてる様子とは、およそかくのごときも
のだ。』

‖人生の目的‖より



★「又、あなたのなにか考え込んでいるのが始ま
った!今度は何?」
「共に手の温もりを感じあえることの幸せ!ってね」
「年を重ねるごとにこんなささやかなことに感動って
訳だ!」
「そう!山は登る時より、降りる時の方が慎重に
確かめ合える。」
「今夜は、そんな頂上を見極め、そして静かに下りて
行くことにワインで乾杯しましょう!
今夜は、私のおごり」
「良かった!君を選んで」

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「ふつうバイリンガルといえば、日本語ともう一つ別の国の言葉を
自由に使い分けることができる能力を指します。
しかし、私のいうバイリンガルは少し違う。共通語と地方語という
『二つの日本語』・・・
共通語には明晰な論理性があり、地方語には感覚的な存在感があり
ます」

‖五木寛之 「情の力」から‖


★「随分寒くなってきましたね」
「♪ポケットの手は暖かいだろうか〜ってエイチャンが歌っておった」
「やめて下さい、こんなところで」
「かまうもんか!どうせ若い奴らの心ここにあらずだ」
「それに、それは昔の恋人を忍ぶ歌じゃありませんか」
「そう!好いとうよ・・・ってね」
「また、あなたのバイリンガルが始まりそう。そろそろ行きましょう」

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