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長きに亘る「夜の学び舎シリーズ」も今回で(一応)完結です。 |
小説:ホコロビ
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俺は七瀬に背を向けここに侵入する際に使い、念のために開けたままにs9手置いたベランダの窓から外に飛び出した。七瀬が追ってくる気配を背に感じながらここに来る途中に見つけた空き地に向かい走る。 |
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「砂原君明日なんて言ってくれるんだろ〜」 |
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一昨日転校してきた不思議な男。砂原慎。転校初日からいきなり俺のライバルとなった不運なやつだ。と、言っても本人はそんなこと毛頭気づいていない様子。出し抜くなら今しかない。そう思った俺は何度も成功してきた必殺のジュース攻撃を仕掛けた。突然背中に入れられた冷たいジュース。これで油断した相手は次なるトラップに気づかずに奢りだという十分に振られた炭酸飲料を開け、パニックになる。はずだった。だが慎は普通の状態でも気付けないこのダブルトラップを見事に見破ったどころか俺にカウンターまでしてきやがった。俺のジュース攻撃は他のクラスの奴をも容赦なく襲いその名を轟かせていた。俺が慎に敗れた事は他のクラスどころか他の学年からも人を集め、そのなかに混じっていた女子の心をどこか悲しげな整った童顔で見事に射抜いた。 |
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普通の高校生活を送ることは俺にはできない。俺の意識上で1人。実際には4人の人間を殺した俺には普通の生活をする権利なんてない。最低でも一つの人間の生活を奪ってしまった俺には・・・ |

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