|
おこがましくも「山に登ろう」と考える者は、少なからず夢想家(ロマンチスト)であるに違いない。
しかし「無事に山を下りよう」と願うなら、徹底した現実主義者(リアリスト)であることを、山は時に求める……
山岳部生活について、2つめの記事です。
前回は、衣・食・住の“衣”について述べました。
今日は“食”についてですが、その中でもまず水(飲料水)について取り上げたいと思います。
通常、山で行動する際私達は、各自2リットルの水をポリタンに入れて歩きました。
2リットルとは、人間が生きていく上で、一日に必要なおよその水の量です。
もちろん行動中は大量に汗をかきますから、その分さらに多くの水が必要です。
しかし水はたいへん重いので、あまり持ち過ぎるのも考えものです。
積雪期なら、各自2リットルの水があれば、緊急野営(ビバーク)になっても(私の経験上)何とかなりました。
しかし灼熱の夏山では、半日の行動で3〜4リットルの水が欲しいと感じることもありました。
もし縦走(トレッキング)を予定される方は、地図で水場(みずば)の確認は欠かせません。
水は、休憩する度に少しずつ摂ります。
喉(のど)の渇きは疲労のもと。「喉が渇く“前”に、水を飲め」と教わりました。
一方あまりがぶ飲みするのも、血漿浸透圧が下がるため、疲労感に繋がることがあります。
「少しずつ、回数を多く…」がいいようです。
新雪が降り積もった山は、それは美しいものです。
喉が渇いた時、純白の雪を手に取り、思わず口に運びたくなるのも頷けます。
しかし、これは良くありません。
雪はその大部分が、水ではなく、空気でできています。
それも極めて冷たい空気です。
雪を食べても水分はほとんど摂取できず、逆に体温(つまり体力)が奪われるだけです。
(小学校のストーブで、雪を溶かした経験はないでしょうか?
積み上げた雪の体積に比べて、得られる水の量がどれほど少ないか、覚えていらっしゃいますか?)
雪を食べてはいけません。
冬山のテントの中では、雪を溶かして水を作るのことが何より大切な仕事でした。
せっかく作った水は凍らせぬよう、枕にしたり、脇に抱えたりして寝ました。
※写真は、北八ヶ岳・天狗岳(てんぐだけ)(2004.1.1.撮影)
|
kisukeさん、こんにちは。富士山山頂とまでいわずとも、標高2000m以上では高山病に注意しないといけないでしょうね。私も一度軽い高山病で、頭痛・嘔吐に見舞われたことがあります。あの時は、無理なスケジュールが祟って寝不足でした。
2005/11/5(土) 午後 2:07
ハンクさんはボーダーだったのですね。知識として抑えておいても悪くないでしょう。私はスキーをする時、500mlのペットボトルをディバッグに入れるようにしています。
2005/11/5(土) 午後 2:24
日常生活では考えられないことですが、山ではポリタンクの中の茶色い水をあまり見ないようにして飲んだこともありました。山での極限状態、細かいことはもう気にしてられませんからね。命の水でした。でも仰るとおり、水を飲むタイミングには気をつかっておりました。
2005/11/5(土) 午後 3:50
今月末、屋久島に行ってトレッキングをする計画なので、随分役にたちます。水分補給には気をつけようと思います。体にヘルニアのリスクがあるのでかなりのチャレンジ(無茶?)ですが、ラストチャンスのつもりで頑張るつもりです。
2005/11/6(日) 午前 0:25 [ - ]
yunyunさん、こんばんは。相当の経験があるとお見受けしました。まさに、水のありがたさを実感しますよね〜。
2005/11/6(日) 午前 1:29
HARUさん、いいですねえ。ぜひ、気をつけて、楽しんできてください。しかし“ラストチャンス”と気張る必要はないと思いますよ。また行けます。屋久島は逃げないでしょうから…。(お帰りになったら、ぜひ記事にUPして下さい。)
2005/11/6(日) 午前 1:34
参考になりますね(といっても、登山することは、なかなかあり得ないのですが)学生時代、クラブ活動で、先輩から練習中に、水を飲むなと、しごかれたことを思いだしました。部活が終わってから、学校の水道で、水をガブ飲みして、学校を出てからも、コーラの1リットル瓶を、軽く飲み干しました。凄い思い出ですね。
2005/11/6(日) 午後 10:30
「水を飲む」ことって大事ですね。大学生のころ、テニスの練習中、意識をなくしたことがあって、意識が戻ってからポカリスエットを5,6本立て続けに飲み干しました。先だっても、中学生が野球の練習中に熱中症でなくなりましたよね。息子達にも教えなくっちゃ・・・。
2005/11/6(日) 午後 11:25
letgoさん。現在では、水分を適度に摂りながら練習することが定着してきているようです。サッカーJリーグでも、練習開始前にチーム全員がスポーツ飲料水を一気飲みするようです。
2005/11/7(月) 午後 0:32
mikotoさん。熱中症には要注意ですね。夏の炎天下で練習する野球少年などは特に…。
2005/11/7(月) 午後 0:38
登山では、水分は必需品ですね。あまり沢山は持っていけないから、大変ですね。雪は食べられないのですか。知らなかったです。いつも参考になります。山登りする機会があれば、水は2リットル持っていきます。
2005/11/9(水) 午前 10:59 [ - ]
日本は綺麗な水が豊富に流れる土地ですが、それだけに水の貴重さを忘れてしまうことがあります。再確認の意味で…。
2005/11/9(水) 午後 1:06
こんばんわ。雪って食べてはいけないのですね。あんなに綺麗なのに薔薇の様に棘を持っているとは…。2Lってけっこう飲むの大変ですよね(><)私はあまりに飲まないのでバイト先の姉さんから毎日飲むことを義務付けられてしまいました(苦笑)
2005/11/10(木) 午後 5:00 [ nao ]
naoさん。「毎日飲むことを義務付けられて…」とは、もしかしてお酒?(なわけないか…。)
2005/11/10(木) 午後 6:18
「お酒」も良いですね(笑)この場合はひたすら水です(><)体内の毒素を抜けと言われました。
2005/11/11(金) 午後 5:29 [ nao ]
たくさん水分を補給し、いい運動。深い呼吸と排尿と発汗、すっきりしますよね〜。
2005/11/12(土) 午前 1:18
登山==ロマンチスト+リアリスト・・・あんまり考えた事がないです。
2005/11/30(水) 午後 6:37
mimiさん。T/Bありがとうございます。スキー、スノーボードもこれからがシーズンですね。
2005/12/1(木) 午後 1:36
おこがましくも「山に登ろう」と考える者は、少なからず夢想家(ロマンチスト)であるに違いない。
しかし「無事に山を下りよう」と願うなら、徹底した現実主義者(リアリスト)であることを、山は時に求める……
・・・この冒頭の言葉がこころに響きました。ステキな言葉です。ありがとうございます。
2007/9/16(日) 午後 6:58
いやあ。何となく、そんなところが大切なんだろうなあと思います。色々な面で、山登りは勉強になります。
2007/9/20(木) 午後 11:00