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最近、わが国の憲法改正の論議が盛んになっている。
憲法といえば第9条・・
それについて感じていることをひとつ述べたい。
日本で最古とされる(明文化)憲法は、聖徳太子の十七条の憲法だ。604年発布となっている。
もちろん教科書にも載っているし、小学校で習った気がする。周りの人に聞いたが、知らない人はいないようだ。
しかしその第一条がどんな文句で始まるか、はっきり覚えている人は意外に少ない。
「一に曰く、和(やわら)ぐを以って貴しとす・・・」
凄い!本当に凄い!
どこが凄いのか、条文の意味や背景を考えてみると実感できると思う。
一読すると、「君たち、仲良くしなさい」という程度の道徳的な説教かと思ってしまう。
またひどいものになると、「日本人特有の談合体質をあらわすもの」とさげすむ人もいるようだ。
しかし本当にそんな軽い意味、つまらない意味だろうか?
古代史には詳しくはないのだが、この時代の日本、非常に血なまぐさい情勢だったようだ。
太子を含めた天皇の一族よりも、蘇我氏のような豪族の方がずっと力を持っていた。
力の強い豪族はそれぞれ私兵を有して、豪族同士のいさかい(つまり戦争)が絶えなかった。
政敵の暗殺なんか日常茶飯事であった。
日本という国がまだ未熟で、いわば内戦状態に近かったわけですね。
そのような時代背景を考えた時、この一文、「平和を貴びなさい」つまり「戦争を避けよ」という程の解釈がふさわしい。表現こそソフトだが、平和主義・非戦主義を謳っているのだと思う。
なんて斬新!なんて大胆!なんでしょうか。
この点、現代日本人はもっと世界に誇っていい。
日本最古の憲法の、しかもその第一条に、平和が謳われていることに。
そのような歴史に思いを馳せて、より多くの人に憲法を考えてほしい。
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はじめまして!同感です。きっと当時新しかった仏教思想の影響を受けていると思いますが、リーダーは高らかにこう謳うべきですね。これからも刺激し合っていきましょう。遊びに来てださいね。
2005/4/29(金) 午前 4:26
わたしは、禅仏教徒なので、仏教の保護者としての太子や優秀な在家の仏教者としての太子像が十七条憲法に重なります。 先の憲法調査会の結果でも平和を希求する条文は残すという意見が多数を占めていました。九条も削除という形はとらない方向になりそうです。 ただし、現実問題として自衛隊の存在は憲法によって保証する方向に行くでしょうし、国連軍への参加は道が開かれることになるのでしょうが、皆でここまでで歯止めをしておかないと集団的自衛権を認めてしまうとまた憲法が空文化してしまう恐れがありますね。
2005/4/29(金) 午前 4:29