東北の田舎で内科医さんちゃごがたまに書く日記

悲観主義は気分によるもの、楽観主義は意志によるもの。楽観主義で参りましょう!

言葉

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時間と空間

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往古来今これを宙といい、四方上下これを宇という。

紀元前2世紀の中国で書かれた『淮南子(えなんじ)』という書物
に上記の句があるそうです。

つまり“宇”で空間を表わし、“宙”で時間を表わす。
「空間と時間」という意味から、“宇宙”という言葉ができました。


  ☆ ☆ ☆


似たような成り立ちの言葉が、仏教語にもあります。
サンスクリット語“lokadhatu”が訳されて生まれました。

世界”です。

この場合は“世”は時間を、“界”は空間を表わしています。
やはり「時間と空間」の意味。


  ☆ ☆ ☆


ところで、“時間”と“空間”の関係について少し。

なかなか進みませんが、湯浅泰雄『身体論』を読んでいます。
その中で、
「西洋哲学の伝統的人間観では、空間よりも時間を重視する」
とありました。
その一方で、
「和辻(哲郎)の人間観は、人間の存在の場所としての空間を重視」
という具合に対比されていました。

時間を重視する西洋は、心を重視し、知覚・意識を求める。
空間を重視する東洋は、身体を重視し、体験を重んじる。

…というようなことが書いてあります。(私に読み間違いがなければ…)
たいへん興味深い本です。

閉じる コメント(16)

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宇宙、世界、何気なく使っていますが、アインシュタインもビックリですね。私たちは西洋の学問を基礎として教育されてきたからだと思いますが、もっと見直すべきと思います。身近では里山しかりです。西洋の「時間」という概念には発展、無制限の進歩という意味合いも感じます。そのことが、現在地球環境に厳しい影響を与えていると思います。宇宙という言葉はこの点すごく奥深いと感じます。輪廻思想などからは環境破壊は出てきません。

2006/5/9(火) 午後 5:05 [ 無知 ]

ジュリアンさん、こんにちは。言葉の成り立ち(語源)には、思想のエッセンスが凝縮されていることが多いです。学校の国語の時間などでもっと紹介して欲しいですね。

2006/5/9(火) 午後 6:21 さんちゃご

両方合わすと、いい塩梅(あんばい)ですね〜”しかし、日本人は器用ですね。両者のいいとこ取りが得意ですから。体調不良の時など、西洋の医学、東洋の医学(東洋は医学というかどうか知りませんが)を問わず、試します・・・

2006/5/9(火) 午後 7:38 letgo

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letgoさん、おはようございます。両方を学んで取り入れるのがいいようですね。日本はそれがしやすい環境にあると思いました。

2006/5/10(水) 午前 8:54 さんちゃご

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なーるほどね〜そんな奥深い意味があったんですね。

2006/5/10(水) 午前 10:21 patarou4235

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パタローさん、そーだったんです。深いですよねー。

2006/5/10(水) 午後 1:01 さんちゃご

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時間と空間の考え方は、その国に環境の影響が大きいのでは?例えば、赤道付近の砂漠の国ならば、毎日毎日、同じ暑い日が永遠に続くだけです。一方、日本のような国は、四季があり一年一年くっきりした区切りがあります。宗教的には、近未来の終末を求めるキリスト教と呑気に56億7000万年後の救いをもとめる仏教との時間感覚の差もあるかもしれません。

2006/5/10(水) 午後 4:03 [ なっとく ]

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なっとくさん、こんにちは。土地の気候によって時間感覚や暦は全然異なるでしょうね。日本は四季がはっきりしていますし、本当に豊かな気候・風土に恵まれてますね。

2006/5/10(水) 午後 5:16 さんちゃご

こんばんわ。言われてみれば確かに(--)西田幾多郎も「場」について思考していますよね。「場」というか「空間的な無」というか…。でも、「時間と空間」だけに分類することは難しいですね(@_@)

2006/5/11(木) 午前 0:29 [ nao ]

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naoさん、こんにちは。一方ハイデガーは、時間に主眼をおいて考えているようですね。あらためて木田先生の本を読み返してみたくなります。

2006/5/11(木) 午前 9:31 さんちゃご

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こんにちは。lokadhatu・・・懐かしいです。学生時代、梵語にドップリ漬かる日暮らしだったので・・・笑。skhavati lokadhatu・・・で、「極楽世界」です・笑。我々の門流が沙汰する浄土です。和辻哲郎といえば西洋哲学の人ですが、最終的には東洋に帰結した哲学者ですねェ。若い頃の著作と晩年の著作とでは、同じ人が書いたのか・・・と思うくらい、その方向性の転換ぶりを思いました。

2006/5/18(木) 午後 2:01 Rev.Ren'oh

こんにちは。私は長年、“宇宙”も仏教用語だと信じていました。しかし勘違いだったようです。淮南子が書かれた年代は、仏教が中国に伝来するより数百年早かったのですね。汗顔です。

2006/5/19(金) 午前 8:34 さんちゃご

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こんばんは。宇宙を意味する仏教語・・・十方微塵世界とでもいうべきでしょうか・・・。仏教(特に大乗)では、銀河系が他にもあると言われる如く、世界は重層をなしているという考え方ですので・・・。

2006/5/28(日) 午前 3:16 Rev.Ren'oh

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Ren’ohさん、こんにちは。「層をなす世界(宇宙)」…まさに現代最新の宇宙物理学で提唱されている宇宙観ですよね。これは偶然ではないですよ!

2006/5/29(月) 午後 0:23 さんちゃご

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大学の天文学の先生は、教科書を使用しませんでした。理由は、宇宙理論が、日々進歩変更されるため。宇宙は、なぞに満ちており、おもちゃ箱のように楽しいですね。今、お勧めの最新理論:http://www3.osk.3web.ne.jp/~redshift/index.html#top

2006/6/3(土) 午前 0:06 [ なっとく ]

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なっとくさん、こんばんは。宇宙理論の進歩は、人の考え方に大きく影響しますよね。ほんの10年前と比べても全然違うなあ。

2006/6/3(土) 午前 0:54 さんちゃご


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