東北の田舎で内科医さんちゃごがたまに書く日記

悲観主義は気分によるもの、楽観主義は意志によるもの。楽観主義で参りましょう!

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南米から来た患者さん

平成23(2011).7.12(火) 旧暦6月12日
曇り
 
暑いです。
 
福島県でも梅雨が明けました。
 
今年は例年よりも、ずっと早い梅雨明けです。
 
診療所には、今シーズンすでに3人ほど熱中症の方が受診しています。
 
節電は心がけているつもりですが、エアコンなしは正直きつい。
 
私としては、東北電力・女川(おながわ)原発を早く再稼働して
 
欲しいと思っています。
 
ゆくゆく原発を減らすという議論に反対ではありませんが、
 
喫緊の問題として、電力不足はなるべく早く解決しないと
 
日本の経済に悪影響が出ますし、復興の妨げにもなりかねません。
 
  ☆ ☆ ☆
 
現在私は、月に1回、最寄の公立病院の当直業を請け負っています。
 
開業したとはいえ、いつもお世話になっている公立病院ですので、
 
少しでもお手伝いをしているわけです。
 
先日当直していた夜(土曜日の深夜)、喘息発作を起こした若い男性が
 
病院の救急外来に受診しました。
 
顔つきや名前を見ますと、ラテン系の方のようです。
 
「スペインの方ですか?」と訊くと、南米(細長い国)の出身といいます。
 
日本が大好きで、もう4年も日本にステイしているとのことです。
 
当然のように、日本語もすごく上手です。
 
(漢字表記以外は、ほぼコミュニケーションには困らないとのこと。
 
日本語は、多分、学びやすい言語なのかも知れませんね。)
 
大地震が起きたり、原発の事故が起きたりしているのに、
 
避難したり帰国したりもせず、平然と居続けてくれる外国の方。
 
私は思わず、お礼を言ってしまいました。
 
当直を請け負っていて、良かったと思いました。

濁流に砂金を求める

3月11日の震災発生をきっかけにしてブログを再開したのですが、
 
実際にはなかなか思うように更新できません。
 
『心が動くと、頭は動かない(精神的に動揺すると、思考は停止する)』
 
という、いい見本です。
 
おまけに私は、「気の利いたことを書こう」という邪心が強すぎるのです。
 
そんなことでは、キータッチが進むはずはありません。
 
本当に、無心でありたいものです。無私でありたいものです。
 
  ☆ ☆ ☆
 
インターネット世界全体にも、似たようなことが言えるかも知れません。
 
もとよりのことですが、インターネットに流れる情報は“玉石混交”です。
 
ネットを利用する者は、川原の砂の中から目を凝らして砂金を探すように、
 
雑多な情報から貴重な情報を探す努力と工夫をしなくてはなりません。
 
しかし震災、津波、その後の原発事故発生の後では、
 
増水して氾濫した濁流の中で砂金を探しているような錯覚を覚えます。
 
砂金を見つける前に、溺れないようにしなくてはなりません。
 
私自身も、ごくたまにですが記事をアップしています。
 
もちろん“砂金”には遠く及ばぬ記事ですが、せめて“砂鉄”くらいでは
 
ありたいと願っています。
 
 ☆ ☆ ☆
 
「デマに惑わされないようにしよう」という標語をしばしば目にします。
 
デマは流言蜚語(りゅうげんひご)・虚偽の情報ということですが、
 
悪意をもって流されるという点に注意を払わなくてはなりません。
 
ですからデマは、法律で規制できませんが、立派な犯罪です。
 
対象が不特定多数という性質から、テロリズムに近い犯罪と言えます。
 
 ☆ ☆ ☆
 
反・原発や脱・原発の意見がたいへん盛んですが、
 
これらは率直にいって、現下の危機に何の役にも立たないでしょう。
 
不快な現実から目を背けたいという思いが強すぎるあまり、
 
まさしく現実が見えなくなっているようだからです。
 
(原発容認の人たちの方がより冷静で現実的であるため、信頼できます。)
 
しかし、それが現在のこの国の“空気”なのでしょう。
 
さもなければ、
 
「CO2を25%削減する」とか「再生可能エネルギーで電力の20%を…」とか
 
いう夢物語を発言する人が総理大臣になれるはずありません。
 
“私”は、このようなドリーマーを総理大臣を選んだ覚えはありません。
 
しかし“私たち”は、確かに、このような総理を選んだのです。
 
残念ながら、これが民主主義です。
 
私は、このような現実を直視しなくてはなりません。
 
現実を直視するというのは、本当に辛いものです。
 
 ☆ ☆ ☆
 
少し前になりますが、神奈川県知事に当選した元テレビアナウンサーは
 
「脱・原発!」と叫んでいました。
 
神奈川県にはもともと原発は一基もないのに、その恩恵である電力だけ
 
は存分に享受していた県です。
 
彼の発言には、強い違和感しか感じられませんでした。
 
福島県民の一人としては、首相よりもずっと先に来県して
 
「東京都は、(電力供給において)福島県に多大な恩義がある」
 
と言ってくれた石原都知事の方が、遥かに信頼できます。
 
 ☆ ☆ ☆
 
無心になりたい無私でありたいといっても、本当に難しいです。
 
例によって、乱文になりました。
 
最後までお読み頂きありがとうございます。

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原発事故調設置、委員長に「失敗学」の畑村氏
 
読売新聞 5月24日(火)10時12分配信
 
 政府は24日の閣議で、東京電力福島第一原子力発電所の事故原因などを検証する事故調査・検証委員会の設置を決定した。

 仙谷由人官房副長官は同日午前の記者会見で、委員長に「失敗学」の研究で知られる畑村洋太郎東大名誉教授(70)を起用すると発表した。

 畑村氏は「失敗学のすすめ」などの著書があり、事故や失敗の背景などを研究している。仙谷氏は起用理由について、「原発事故の当事者との利害関係がないことを重視した」と説明した。政府は他の委員については検察官や裁判官経験者などから人選を進めており、畑村氏の意見も踏まえて近く決定し、委員会を発足させる。年内には中間報告をまとめる方針だ。
 委員会は事故原因にとどまらず、政府と東電の事故対応の問題点、過去の原発政策や原子力行政をめぐる政府機関のあり方などを幅広く検証する。このため、菅首相や海江田経済産業相ら関係閣僚らからも聞き取り調査を行う。東電関係者のほか、国際原子力機関(IAEA)の専門家からも意見を聞く方針だ。
最終更新:5月24日(火)10時12分
 
  ☆ ☆ ☆
 
 
震災・原発事故が起きてはや2ヶ月が過ぎ、ようやく事故調が
 
立ち上げられようとしています。
 
この人選は、この内閣にしてはめずらしく適切だと思います。
 
おそらく、首相の意向では“なかった”のでしょう。
 
ずいぶん昔になりますが、畑村洋太郎先生のことは、
 
拙ブログでも紹介させて頂きました。
 
ただし、その記事はどうも酷い出来具合なので、
 
改めて皆様のお目にかけるような愚は致しません。
 
  ☆ ☆ ☆
 
私が初めて畑村先生の名前を知ったのは、
 
2004年の六本木ヒルズ回転ドアでの幼児死亡の事故においてです。
 
その後、
 
JR西日本福知山線の事故の時も、
 
海上自衛隊イージス艦と漁船の衝突事故の時も
 
「畑村先生に調べて頂きたい」と感じていました。
 
皆様(特に管理職にある方)、よろしければAmazonなどで畑村先生の
 
「失敗学」についての著作を一冊お求め下さい。
 
今、私の手元には、「失敗学の法則」(文春文庫)があります。
 
最近、読み直していたところです。
平成23(2011).5.12(木) 旧暦4月10日
曇り後雨
 
『両陛下ご来県』
イメージ 1
 
本日の福島民報(私が取っている地方紙)の一面です。
 
昨日(11日)、天皇・皇后両陛下が福島市・相馬市にいらっしゃいました。
 
震災からちょうど2ヶ月にあたる節目の日。
 
避難している住民は勿論の事、福島県民皆がどれほど待ち望み、
 
喜び、勇気づけられたことか……。
 
本当にありがたいことだと、思わずにはいられません。
 
  ☆ ☆ ☆
 
この度の震災での被害の大きさは、亡くなられた方の人数で比べれば、
 
宮城県・岩手県の方が福島県よりもずっと甚大です。
 
しかし福島県は、原発事故による“汚名”という、全く違う種類の被害を
 
背負っています。
 
この点、なんとも不思議な因縁を感じています。
 
少し歴史を遡ってみます。
 
  ☆ ☆ ☆
 
今から140年ほど昔、会津藩をはじめとする東北の諸藩は戊辰戦争で
 
“賊軍”という汚名を着せられ、攻め滅ぼされました。
 
会津藩や二本松藩にそのような汚名を着せたのは、
 
薩摩・長州を中心とした新政府軍です。
 
原発事故で、最も風評被害を広めている張本人・カン何某が
 
山口県(長州)出身であることは、果たして偶然なのでしょうか。
 
その臆病者が、高杉晋作を気取って“奇兵隊内閣”などと称している…。
 
まったく笑止千万です。
 
  ☆ ☆ ☆
 
実際は、会津藩は“賊軍”などではありませんでした。
 
会津藩主・松平容保(かたもり)公が京都守護職に抜擢されたのは、
 
徳川家の親藩の中でも信頼が厚かったからですし、
 
京都守護職着任後は、時の孝明天皇からも信頼されていました。
 
幕末の混乱・明治維新の興奮が過ぎれば、それは自ずと明らかになり、
 
会津藩をはじめ、東北各藩(県)の名誉は回復されたのです。
 
  ☆ ☆ ☆
 
会津藩の名誉が回復したように、福島県の風評被害もやがて
 
晴れる日が来るでしょう。
 
両陛下の微笑を拝見していますと、その日は案外遠くないのではとさえ、
 
思えてきます。
 
原発の事故処理は徐々に進んでおります。
 
(現場で働いている方、ありがとうございます。)
 
あとは政権さえ代われば、汚染された土地を除染する方法について、
 
前向きに、活発に議論されることでしょう。
平成23(2011).4.29(金) 旧暦3月27日
晴れ 『昭和の日』
 
月日の経つのは本当に早いもので、ブログを始めてから6年になりました。
 
更新頻度ももともと低く、昨年などは一度も更新しておりませんでした。
 
その間皆様からメッセージ等頂いていたのに、お返事もできませんでした。
 
開業して多忙ということもありましたが、それ以上に、疲れていました。
 
いっそ削除してしまおうと考えたこともありましたが、
 
そのような軽率なことをしなくて本当に良かったと思っています。
 
  ※ ※ ※
 
6年前の自分の書いた記事を、久し振りに読み直してみました。
 
6年前の4月は、JR福知山線の事故があったのですね。
 
その件で、ごちゃごちゃと書いていました。
 
何ともまとまりのない記事で、はっきり言って下手くそ。
 
しかしその頃からすでに“失敗学”“畑村洋太郎”について
 
言及しているのは、我ながら感心しました。
 
  ※ ※ ※
 
今日は『昭和の日』です。
 
言わずもがなのことですが、昭和天皇の誕生日です。
 
天皇陛下の存在を考えるようになったのは、ブログがきっかけです。
 
しかし今年ほど、天皇陛下がいらっしゃることをありがたいと
 
感じたことはありませんでした。
 
来る5月11日、私の住む福島県の被災地へもお見舞いくださいます。
 
明日から、また、仕事に励む元気が出てきます。 

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