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2018年に山本周五郎作品はパブリックドメインとなった。1967年に亡くなったので著作権が切れたのだ。私は山本周五郎の小説を読んだことがなかった。
ところで、2018年末にTPPが発効し、それまで著者の死後50年まで有効だった著作権は70年に延長された。 つまり1968年に亡くなった方の著作権は今までの法律では2019年に切れる筈が、2039年まで有効になったのだ。よって今年から20年間は、著作権が切れる作家が現われないこととなる。 知的財産の保護が手厚くなったわけだが、これは良いことなのか、否か。 知的財産を共有できるようになるまでの時間として、50年又は70年は妥当なのか。 そのようなことを意識するようになったのは、電子書籍リーダー「Kindle」を入手したのがきっかけだ。電子書籍には無料で手に入る有名小説群があり、それらは著作権の切れた作品のテキストデータを無償で提供するウェブサイト「青空文庫」のデータを使用しているという。 そんなわけで、「Kindle」入手以降は、夏目漱石とか江戸川乱歩とか、アマゾンで無料で提供されている「青空文庫」の本を読んだり、ときには「青空文庫」からテキストをダウンロードして自分で電子書籍化したデータを読んだりしていた。 タダになったから読む気になった、というのは自らの「シミったれた」「セコい」「乞食根性」等等が表れたものという気がするので、積極的に公にしたくはないのだが、まあ、本来ケチくさい性分であるらしく、仕方がない。ここだけの話ですよ。 といったわけで、山本周五郎の著作権はギリギリ切れて、すでに多くの作品が「青空文庫」で公開されている。先日「ちいさこべ」のテキストが公開されていたのを発見した。 この小説は好きな漫画家のひとりである望月ミネタロウ氏により漫画化されている。「ちいさこべえ」というタイトルで小学館のスピリッツで連載され4巻の単行本になった。原作は江戸時代のお話らしいが、マンガ版はそれを現代の話に翻訳している。 マンガ「ちいさこべえ」は単行本で読んだが、とても面白かった。デビュー以来、一貫して若者を描き続ける望月氏が「義理と人情」の話を描くというのが面白く、また、とにかく「絵」が素晴らしい。そして、やっぱり若者の話なのだなあ。 そんなこともあって、いままで読んだことのなかった山本周五郎作品のとっかかりに「ちいさこべ」はとてもよいのではないかと思え、小説「ちいさこべ」を読んでみることにした。 小説「ちいさこべ」は実に良かった。 マンガ版で膨らませた部分とか、舞台を現代に移したことでアレンジした部分とか、いろいろと比較できるのも面白かった。そして、江戸の言葉が面白い。 そういえば山本周五郎の原作といえば、黒澤明がいくつか映画にしているなあ。お気に入りの作家だったのだろうなあ。 「ちいさこべ」のお話も映画化もされていて、そういえば、よく行くレンタル店にDVDも置いていたはず。といったわけで、その店、書店でありDVDレンタルの店なのだが、10月に閉店する旨が店内のポスターに書いてあったなあ。Yahooのブログは終わるは、よく行っていた馴染みの店は閉まるは、もう、どうなっているんだろうなあ、この世の中。 それにしても、いつにも増して、取り留めのない内容になっちまったなあ、この文章。きっとこれが、おれのYahooブログの最後の文章になっちまうのだろうなあ。 ------------------------------------------------------------------------------------- ジャンル別人気ブログ入口! 入口はこちら↓「にほんブログ村」 読書日記 旭川情報 映画評論・レビュー |
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