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「アゲート」って名前はギリシア語でシチリア島のアチヤテス川のことです。 大昔に、この川底でたくさん採掘されたからです。 和名は「瑪瑙(めのう)」。こっちのほうがピンとくる人も多いはず。 でも瑪瑙って「馬の脳みそ」って意味なんですよ。 少々グロテスクな名前だけど、赤色と乳色の層の結晶なんかを見ると、 「う〜ん、たしかに・・」と、納得しちゃうところも・・・。 アゲートの玉は、「お釈迦様の骨(仏舎利)」とも、いわれてます。 鉱物なのに、なんか有機物を思わせる・・・ 妖しくうごめくような縞模様がアゲートの最大の魅力でしょうね。 割る位置や見る角度で、表情が変わるから、コレクション品としても、とっても人気があります。 石英(せきえい)のとっても細かい結晶が網目状に集まって、 緻密に固まった鉱物を「玉髄(ぎょくずい)」っていって、 アゲートはその変種の1つで、層状に重なって縞模様をしてるのをいいます。 縞を構成してるのは、蛋白石(たんぱくせい)と石英。 アゲートのなかで、平行に縞が積み重なってるのがオニキスなんです。 不純物を多量に含んでて、不透明なのを「碧玉(へきぎょく)」(ジャスパーのこと)、 碧玉のなかで斑点状に赤色が混じってるのを「血石(けっせき)」(ブラッドストーンのこと) って呼ぶんだけど、その区別は、けっこうあいまいになってます。 成分が堆積する環境で、色合いも表情も変わってきます。 その魅惑的な縞の連なりは、どんだけ眺めてても飽きることがないくらいです。 アゲートには、とってもいろんな種類があります。 赤色と乳色のコントラストが美しいのが「サードニックス(紅縞瑪瑙)」。 石肌に酸化マンガンや酸化鉄が染み込んで樹枝状、羊歯葉状に見えるのが「苔瑪瑙」。 メキシコや南米で産出される繊細な色合いのが「レース瑪瑙」。 どれも、とっても美しいアゲートなんです。 内部に空洞を持つのは、「リトフィーズ」って呼ばれます。 ギリシア語で「空胞のある石」って意味です。 空胞の中に別の物質が流れ込んで、重層的な魅力を見せるものもあるんです。 1万個に1つ以下っていう、スゴク稀な確率で「イリス・アゲート」って呼ばれる 虹のきらめきを持ってるアゲートが産出されることがあるんです。 「イリス」は、ギリシア神話に登場する虹の女神の名前です。 これは微細な成分が複雑な襞状に集まって、たがいに光の干渉を起こすから見られる現象。 近年では、アメリカのオレゴン州で見つかって大きな話題になったんです。 それぞれに違った魅力を備えたアゲートなんですが、 全てのアゲートは地球の磁場とオーラに作用されて形成されたっていわれてて、 「地球の宝石」って呼ばれることもあります。 ペルシアの魔法使いはアゲートを使って町を嵐から守ったっていわれてますが、 これっていかにも「地球の宝石」らしいエピソードだと思いませんか。 仏教における宝「七宝(しっぽう、しちほう)」にはいくつかの説があるんですが、 一般的には、金・銀・瑠璃(るり)・玻璃(はり)・シャコ・珊瑚(さんご)・瑪瑙(めのう)の 七つといわれてます。 日本古来の伝承物語に登場する「宝」って、「大判小判」「金銀財宝」みたいなのが大半で、 海外の伝承のように、宝石のたぐいはあまり出てきません。 それっていうのも、日本は宝石の産出がとっても少ないからなんです。 そんな日本の環境で採れる水晶や瑪瑙が、古代の人の目にどれほど価値ある宝に映ったか・・・ 想像できますよね。 日本書紀の中にも、そんな記述が見られるんですよ。 高い硬度を持ち、切り口の場所や角度で、いろんな表情を見せるアゲートは、 いろんな工芸の原料として加工されてきました。 アゲートは宝石として、もっとも古くから親しまれていたもののひとつなんです。 ヨーロッパの博物館に、必ずと言ってよいほど陳列されている、 無数のアゲートの杯や壺群は、古くからコレクション品として愛好されてた証拠です。 いちばんよく使われるのは、彫刻作品やカメオですね。 ブレスレットやペンダントトップ、数珠、ビーズの素材としても好まれてます。 繊細に、うごめくように、妖しくも美しく折り重なる縞模様は 世界中の人々を幻惑し続けてきたんですね。 見れば見るほど、触れれば触れるほど、新しい魅力に驚かされる。 そんな後を引く魅力がアゲートにはあるんです。 採掘したままの姿でも色鮮やかなのが、いっぱいあるんですが、 多孔質(微細な孔がたくさんあいた石質)のアゲートは、人工的に染めることも可能です。 天然のままの姿にこだわる人が多くいるいっぽう、芸術品として染め上げる技術も発達してきました。 いろんな成分が微細に混じり合ったアゲートは、人工染料を使ってもいちようには染まらないで、 やっぱり出来上がってみるまでは、どんな顔を見せてくれるかわかりません。 長い長い年月が堆積した、そのまんまの姿を年輪のように見せてくれるアゲートって まさしく「地球のかけら」なんです。 色や形によって、少しずつ性格やパワーが違ってきますが、 全般的には長寿と富、健康をもたらす石だっていわれてます。 たくさん種類があるから、選択に迷ってしまうかもしれませんが、 あんまり細かいことにはとらわれないで、見た目と手触りでしっくりくるのを選ぶのがおすすめ。 それがあなたにとって、いちばんの味方になってくれるアゲートのはずです。 融合と調和の象徴ともいわれてて、対人関係をスムーズに取り持つ力があります。 アゲートは幸福や財をもたらすだけじゃなくって、 それを持つ人の性格に作用して、優雅でありながら快活な、 人に好かれるオーラを生み出してくれるともいうんですよ。 新しい環境になかなか馴染めないなど、孤立した気持ちのときには、 アゲートは最大の味方として力を貸してくれるはずです。 アゲートは細胞のいちばん中心、核となる部分を揺さぶって、 少しずつ外側に向かって作用するっていわれてます。 もっとも内側に秘められた自己に直接作用して広がってゆくから、 劇的な変化ってのは感じられないけど、本質から変えてゆくパワーはとっても強力です。 その結果、全身の健康と長寿をもたらしてくれるんです。 特に胃痛や消化器系の病には、もっとも効果があるっていわれてます。 内なる目を開くから、五感のすべてが鋭敏になるともいわれてます。 あと、寛容と受容の心を育てて、精神力を強化して、 人格の成長を助けてくれるともいわれてます。
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