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すがすがしく透きとおった白さと、複雑に入り組んだ結晶のおもしろさが魅力のアポフィライト。
でも硬度が低くって、はがれやすいから、ジュエリーに加工されることはほとんどないんです。
だから、一般的な知名度はあんまり高いとはいえないんですが、
観賞用の置石としては、古くから鉱物コレクターにとっても人気のある石なんですよ。
無色透明なの以外にも、白色、ピンク色、淡い緑色なんかがあって、
どれも涼しげで美しいガラス光沢が特徴なんです。
「アポフィライト」って名前は、ギリシャ語で「離れる」って意味の単語と、
「葉」を意味する単語を組み合わせて付けられた名前なんです。
なんでかっていうと、熱を加えると、葉片状にはがれる性質を持ってるからなんです。
和名は「魚眼石(ぎょがんせき)」っていいます。
これは英名の別名「フィッシュアイ・ストーン」を明治時代の鉱物学者がそのまま訳したもの。
石の放つ、白くクールな光沢感が「魚の目」に似てるから、こんな風に呼ばれたみたい。
アポフィライトは公式の鉱物名じゃなくって、
構成が良く似た、3つの異なる鉱物グループに与えられた名前なんです。
それぞれ「フロー魚眼石」「ヒドロキシー魚眼石」「ナトロ魚眼石」っていいます。
ふつう「アポフィライト」「魚眼石」っていえば、「フロー魚眼石」のことで、
紫外線の光の下で薄い緑か黄色の蛍光を発するんです。
結晶は正方錐形や柱状のものが一般的。
柱の方向に沿って、表面に筋が見えるんです。
結晶のひとつひとつをよく見ると、段階的に色の違いがあったり、
それぞれの結晶が複雑に絡み合った姿が確認できますよ。
時間をかけて眺めれば眺めるほど、魅力の増す石なんです。
アポフィライトが急速に注目を集めだしたのは、19世紀中頃にはじまった、
ボンベイ(現ムンバイ)とプーナを結ぶデカン鉄道(インド半島鉄道)の建設に端を発します。
この地方で美しい石が採れることは、もっと前から知られてたんですが、
インドにはもともと、鉱物を採取する文化がなかったんです。
美しいアポフィライトに最初に注目したのは、
インドを植民地として開発しだしたイギリス人たち。
鉄道を通すためのトンネルを掘るたびに、いくつもの晶洞にぶつかって、
そのきらめきの美しさと豊潤な量に、作業者たちは賞賛のためいきを漏らして、
こぞって持ち帰っては、自宅の土壁に埋め込んだっていいます。ナンテゼイタクナ・・
このトンネルは、「ジュエルトンネル」って呼ばれてて、
その美しさを堪能するのに、作業員の申し込みが殺到したっていわれてます。
未知の世界へと突き進む鉄道トンネルの中から発見されたアポフィライト。
新たな目的へ向かって力強く走り出す、勇気とチャレンジ精神の石だっていわれてます。
人生の行き詰まりを感じてしまってるときにも、その白い光の線条は、希望を照らし出してくれます。
あと、その豊かな表情に富んだユニークな結晶のかたちは、
斬新なアイデアと未知なる「気づき」を与えてくれるっていわれてます。
繊細な外見とは裏腹に、芯のしっかりしたパワーを持った石なんですよ。
柱状や正方錘状の単体の結晶も、もちろん美しいんですが、
アポフィライトの最大の魅力は、なんといっても結晶が群生したもの・・・
すなわち「群晶(ぐんしょう)」にあります。
群晶のことを、クラスターって呼ぶんですよ。
単に「クラスター」っていうときは、一般的にはクリスタルの群晶を指すことが多いけど、
アポフィライトの群晶の透明感のある美しさ、形の豊富さ、ユニークさは、
クリスタルと比べても、まったく見劣りがしないくらい。
その姿は、神秘的な氷の森のようだっていわれてます。
なんとなく疲れがたまっている・・・・・、
なにごとに向けても気力がわかない・・・・・、
なんてときに、とってもおすすめの石。
心機一転、真っ白な気持ちを取り戻してくれるんです。
とってもパワフルな性格の石なんですが、
持ち主を圧倒して、振り回しちゃうような気性の荒さはないのでご安心を。
あくまでも優しく、それでもって元気いっぱいのパワーは、
どんな人にも馴染みやすくって、おすすめできる石なんですよ。
ちょっとおしゃれなインテリアに、お友だちや恋人にプレゼントっていうのも良いかも。
ヒーリング効果としては、心臓付近に直接はたらきかけるパワーがあるっていわれてます。
愛の喜びやエネルギーの高揚を手助けして、憂鬱な心を取り除いてくれるんです。
身体的には、結腸や膀胱炎などに効果が高いっていわれてて、
全身の水分をさらさらの状態に浄化しながら、巡りをよくしてくれるっていわれてます。
喘息やアレルギー疾患、皮膚炎の治療にも役立つっていわれてるから、
身体の弱いお子さまにも身に付けさせてあげるとよいはず。
あと、未来を見通す、クリアな視界を授けてくれるともいわれてるんですよ。
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