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くっきりと濃い紫色が印象的なカメレライトは、 クロライト(緑泥石・りょくでいせき)の変種のひとつで、 和名を「菫泥石(きんでいせき)」っていいます。 「高貴の色」とも呼ばれる紫色は、独特の存在感から、好き嫌いがはっきりする色ですが、 カメレライトはとても穏やかで、友好的な性格の石なんですよ。 持ち主の心だけじゃなく、その場の雰囲気全体を穏やかにしてくれて、 コミュニケーションを円滑にする手助けをしてくれるっていわれてます。 紫色の石に共通する「癒し」の性質の強い石なんです。 カメレライトはケイ酸塩鉱物の一種で、「クロライト(緑泥石)グループ」に所属してます。 クロライトは世界各地で幅広く採掘される鉱物なんですが、 紫色のカメレライトは、けっこう珍しい変種なんですよ。 特徴的な美しい紫色は、含有物のクロムの作用で引き出された色なんです。 クロムは、赤色の女王ルビーや、緑色の代名詞エメラルドの発色要因でもあります。 紫っていえば、アメジスト、チャロアイト、スギライトなんかが有名だけど、 天然のままで美しい紫色の鉱物って、それほど多くないんですよ。 モスグリーンとシルバーの模様が魅力的なセラフィナイトも、実は同じグループの鉱物なんです。 クロライトってのは単独の鉱物名じゃなくって、 十数種類からできる鉱物グループの名前なんです。 「クロライト」って名前は、ギリシア語で「緑色」って意味の単語に由来してるんですが、 緑色や暗緑色のほかにも、カメレライトみたいに紫色や褐色のなんかがあります。 紀元前2600年頃から800年近く、インダス川流域で栄えたインダス文明は、 モヘンジョ・ダロやハラッパーなどなど、とっても高度な計画都市を生み出したことで有名ですが、 その知恵と技術がどこからきたものか、長年の謎とされてました。 その謎を解く鍵のひとつとして、大きな注目を集めてるのが、 最近発見されたトランス・エラム文明の存在なんです。 トランス・エラム文明は、現在のイラン高原にあったアラッタ国の文明のことなんですよ。 クロライトはアラッタ国の特産品で、クロライト製の建造物や装飾品などが大量に発掘されました。 モヘンジョ・ダロの地下遺跡からも同様のが発見されてるから、 先行して栄えた、メソポタミア文明の知恵が、 トランス・エラム文明を経由して、インダス流域にもたらされたんじゃないかって考えられいます。 渋みのあるモスグリーンとシルバーが複雑に入り組んだ模様が特徴的なセラフィナイトは、 磨き上げると美しい絹糸のような光沢を放ちます。 「セラフィナイト」ってのは宝石名で、鉱物名は「クリノクロア(斜緑泥石)」っていうんですよ。 その姿が、輝きわたる羽根を思わせるから、ギリシア語で「熾天使(してんし)」って意味の、 「セラフィム」に由来して名づけられたそうです。 熾天使は、九つあるとされる天使の階級の中で、最高位とされてるものです。 四大天使って呼ばれる、ラファエル、ウリエル、ミカエル、ガブリエルたちがそうです。 「熾」の文字は「燃える」って意味を持ってます。 「神への愛と情熱から身体が燃えている」ってことから「熾天使」と名づけられたんです。 セラフィナイト カメレライトは日本各地のクロム鉱山からも採掘されてるんです。 蛇紋岩(じゃもんがん)で有名な福岡県の八木山(やきやま)では、 クロム鉄鉱の合間に、鱗片状のカメレライトの群集が見られるんです。 赤みが強くって、赤紫色に見えるのが特徴で、 まるで石の合間から花が咲きこぼれたみたいな美しさで、鉱物コレクター垂涎の標本なんです。 他にも、長野県佐久町の大日(だいにち)鉱山、愛媛県の赤石鉱山、大分県の鷲谷(わしだに)鉱山、 岡山県の高瀬鉱山なんかからも、美しいカメレライトが採掘されてますよ。 「アーティストの色」「高貴の色」なんても呼ばれる紫色は、美と芸術を象徴する石。 紫色の石は、一般にアーティスティックな感性と、独特の存在感を引き出すっていわれてますが、 強い癒しの効果を持ったのが多いのも特徴なんです。 世界三大ヒーリングストーンって呼ばれる「スギライト」「チャロアイト」「ラリマー」のうち、 前者のふたつが紫色なのは、偶然のことじゃありません。 カメレライトもまた、癒しの石なんです。 持ち主はもちろん、周りにいる人の心も、すっぽりと包みこんでくれる、とっても優しい石なんです。 カメレライトはコミュニケーションを円滑にして、交友範囲を広げてくれるっていわれてます。 引っ込み思案でなかなか打ちとけられない・・・、 初対面の場では緊張しちゃって、ついぶっきらぼうな対応をしてしまう・・・、 なんてお悩みを抱えている人には、とってもおすすめの石ですよ。 あと、洞察力や直観力を高めて、相手の長所を見抜く力を与えてくれるっていわれてます。 ついつい、自分にとって都合の悪い部分にばかり目がいきがちになるのを諌めて、 それぞれの個性を尊重しながら、豊かな関係を築き上げる手助けをしてくれるんです。 ヒーリング効果としては、身体面よりも、精神面に強い効果がある石なんです。 こわばった心をやわらかくほぐして、豊かな感受性を引き出してくれるっていわれてます。 とってもおっとりとした性質の石だから、波乱と起伏に富んだ人生を好む人には、 ややもの足りなさを感じるかも・・・。 邪気をはらってくれ、危険を回避するともいわれてるから、 お守りとして身につけるのも最適な石ですよ。 とってもやわらかい石なんで、残念ながら、ジュエリーには不向きなんですが、 小さな巾着などに入れて持つといいですよ。
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