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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 「カルサイト」の名前は、ラテン語の「カルクス(石灰)」という単語に由来してます。 炭酸塩鉱物の一種で、炭酸カルシウムからできてるんですよ。 炭酸カルシウムは、大理石や鍾乳石、白亜(チョーク)、貝殻、珊瑚などを構成している成分で、 鉱石として扱われるときは、「石灰岩」って呼ばれてます。 カルサイトって鉱物の中でもっとも変化に富んだ結晶を形成してて、 不純物の混ざり具合によって、さまざまな色合いも楽しめるんです。 モース硬度が3でとっても柔らかいから、宝石としては扱われにくいんだけど、 その形状が面白いから、カルサイト専門のコレクターもいるほど、とっても人気のある鉱物なんです。 カルサイトは和名「方解石(ほうかいせき)」って言います。 この名前で、箱を潰したような形の透明な石を懐かしく思い出される人もいるんじゃないかな? 無色透明の方解石は「複屈折(ふくくっせつ)」っていう性格だから、理科の実験に使われます。 複屈折っていうのは、光が透過したときに、二つの光線に分けられる現象のこと。 透明のカルサイトを本の上に置くと、ちょうど乱視の人が見たように文字が二つにずれるんです。 複屈折の性格を持った鉱石は他にもいろいろあるんですが、 肉眼で確認できるほどにはっきりとしたものは、とっても稀な性格なんですよ。 劈開(へきかい)は、前にも紹介したことがあると思うけど、 鉱物学の用語で、結晶の特定方向への割れやすさをあらわす言葉で、 結晶構造の中で、原子同士の結合の弱い面が、特定の方向で存在するときにおこるんです。 鉱物の劈開は大まかに「完全」「明瞭」「不明瞭」「なし」に分類されます。 ダイアモンドは最高の硬度を誇る天然石だけど、 劈開が「完全」であるために、とっても割れやすい石なんです。 カルサイトも同じく、「劈開が完全」な鉱物なんで、 どんなに細かく割ってもいっても、美しい平行四辺形の形になるんですよ。 カルサイトは板状やクリスタルのような柱状のもの、ひし形、針状、犬牙状などなど、 実に多彩な形状で採掘されてて、いろんな変種があるんです。 アラゴナイトはカルサイトとまったく同じ成分なんですが、 特殊な結晶構造を持ってるから、別種のものとして扱われてます。 こんな関係の鉱物を、「同質異像(どうしついぞう)」って呼びます。 大理石は石灰岩が熱変成を受けて、多晶系となったもの。 また、つらら状に垂れ下がる鍾乳石は、ミネラルで飽和した水溶液のしずくが元になって、 カルサイトでできた細いリングが堆積して形成されてるんですよ。 石灰岩って、地球が創世する時に大気の大半を占めてた二酸化炭素が淡水や海水に溶け込んで、 カルシウムと結合して堆積したものなんです。 海水の中では、珊瑚や放散虫、有孔虫などの骨格となって、 大気の中では鍾乳洞や、中国の山水画で名高い絶景を生み出したんです。 中国の桂林(けいりん)、スロベニアのカルスト台地などの独特の地形を「カルスト地形」っていって、 カルスト地形は石灰岩で構成された大地が、雨水などによって溶食されて作られるものです。 炭酸カルシウムって手を変え品を変え、いろんな形で地球全体に彩りをそえてくれてるんですよ。 カルサイトは地球環境でも、とっても重要な役割をはたしてます。 海水に溶け込む二酸化炭素とカルシウムは、動物の活動や化学反応で、珊瑚や貝殻を形成。 大気中の二酸化炭素は、カルサイトの形成に使われ、石灰岩や美しい模様の大理石、 神秘的な鍾乳石として、人々の目を楽しませてくれてます。 もしも地表にある全てのカルサイトが分解しちゃうと、 地球の気圧は90倍以上にもふくれあがって、温室効果で、灼熱の星と化してしまうそうです。 カルサイトって美しいだけじゃなくって、地球の全生命を支える、守り石でもあるんですよね。 いろんな形状と彩り、複屈折という特異な性格なので、 カルサイトは「複眼の思考」をもたらす石だっていわれてます。 特に学問を志す人には、細やかな思考とともに、ダイナミックなインスピレーションを与えます。 カルサイトは含有する不純物の成分で、いろんな色があって、ちょっとずつパワーも違いますが、 全般的に、ものごとをプラスの方向に倍増させる力があるっていわれてます。 中国では純粋な無色透明のカルサイトは、体液を浄化して骨を丈夫にするって信じられています。 あとゴールデン・カルサイトって呼ばれる、美しいはちみつ色のものは、 成功と繁栄の象徴っていわれて、金運を倍増させる力があるっていわれています。 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
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