菜食主義の犬たち―門脈シャント・肝性脳症の愛犬の記録

門脈体循環シャント/特発性肝繊維症/炎症性腸疾患の愛犬たちの闘病記など。最近は保護犬猫の話題が増えてます。

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葛藤の中で

炎症性腸疾患/慢性膵炎のカーディガン、ディージェイの記録。

 z/dでもだめだった。

 量を極端に減らしても、数粒分を口にしただけで数時間後には水様血便。水さえ飲めないほど力がなくなっている。何か食べれば、数時間後の血便を覚悟しなくてはならず、食べ物の匂いに反応する様子を見て、わずかな残り時間であれば「食べる楽しみ」だけでも残してあげたくなる。

 どちらが彼女にとって嬉しいのだろう。何か味わうこと。飢えを我慢して、食べることで起こる苦しみを回避すること。「あとで苦しくなってもいいから、食べたい」というなら、彼女の好きなものを一口ずつでも味あわせたい。「苦しくなるなら、もういい」というなら、そのまま見守る。

 恐ろしい病気だと思う。食べることができない。つまり、自然の状態では餓死を待つだけなのだ。獣医学が進歩しても、栄養分だけを点滴で補給しながら生かしておくことは、倫理上というだけでなく、経済的な意味でも、勧められないだろうと思う。飼い主の希望が強ければ、気休めにしか過ぎなくても点滴を続けていくこともあるのだろうが。

 もちろん、アレルギー疾患の一種ということであれば、アレルゲンの種類によって、ここまでひどいことにはならないのだから、IBD(炎症性腸疾患)との診断を受けても、すぐに諦めることはないと思う。アレルゲンが特定できさえすれば、それを避けた食餌で普通に過ごせるはずだ。
 しかし、ディージェイの場合は、そこに至る前に体力が尽きた。複数の物質に反応していることも考えられる。信じられないほどやせ細り、血の気が全くない白い舌を見ると、体を支えて水を飲ませたり、床ずれができないように体の向きを変えることが、余計なお節介に思われているのではないかと気になる。

 昨年9月半ばの確定診断のための開腹から4ヶ月。あの時、安楽死を選ぶべきだったのだろうか。




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