還暦スイマー望郷日記

30余年のニューヨーク、今浦島の心境を…

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昨日今日は、久しぶりに暖かい。
摂氏で、20度前後。
日本で言えば、「小春日和」。
こちらでは、「Indian summer (インディアン サマー)」。
秋も深まった頃、冷え込みが厳しくなる前のほっと一息。
ゴルフファンは、それっと出かけて行く。
恋人同士は、公園の芝生にねっころがる。
小父さんは一人、ぽつねんとそれを見ている。

インディアンサマーとは、面白い言葉だ。
つまり普通の「夏」ではない、秋も深まった頃の暖かい日を指している。
「インディアン、嘘つかない」
というコマーシャルがあった。
あれは、インディアンは嘘つき、ということを前提にしているのだろうか。
わざわざ「嘘つかない」というフレーズにしたのは、そういうことなのか。
「本当は夏ではない、夏のような暑い日」
「秋だけど、インディアンは夏と言い張っている」
そういう日なのか。
調べてみる価値は、あるかも知れない。

このところ頻繁に利用している、「ウイキペディア」のサイトを見てみる。
それによれば、いくつかの説があるようだ。
その一。
アメリカン.インディアンが、秋の収穫を取り入れる時期である、という説。
かなりもっともらしいが、面白みに欠ける。
その二。
ヨーロッパから来た人々の土地は、しばしばインディアンに襲われた。
彼らの襲撃は、普通秋で終わる。
だから、妙に暖かい晩秋から初冬の日を、「インディアンが来そうな日」と思って、そう呼んだ。
その三。
こういう現象は、ヨーロッパ人の集落のある東海岸よりは、インディアンの住む内陸部に多かった。
それで、そう名付けられた。
どの説もあり得るようで、今ひとつ説得力に欠ける恨みがある。
第一の「インディアン」が、アメリカンインディアンである、確証は無い。

「インディアン」と言えば、大事な人を忘れてはいないだろうか。
「インディアン」の本家は、中央アジアのインドである。
カリブ海に辿り着いたコロンブスが、そこを勝手にインドと思い込んだ。
その思い込みゆえに、彼らはインディアンと呼ばれることになった。
そこに点在した島々も、「西インド諸島」などという奇妙な名前を付けられてしまった。
考えてみれば、迷惑な話である。
もしコロンブスが、最初に日本に辿り着いていたら、どうだったろう。
我々は、「ジャパンインディアン」と呼ばれる破目に陥っていたかも知れない。

で、話はインド人だが。
これがちゃんとある。
当時、インド洋を航行する船は、この時期を「インディアンサマー」と呼んだ、と言う。
この「インディアン」は、インド人の「インディアン」。
それは、海も穏やかで多量の荷物を積める時期。
その証拠に、船の荷物を積んだ時の喫水線に「I.S」と記されていた、と言う。

「インディアンサマー」という言葉は、転用もされている。
「遅咲き」であるとか、
「予想外」であるとか、
つまり、時期外れを意味しているようだ。
ドイツでは更に捻りが入っていて、
「秋に木の葉が色を変えることを指す」
随分遠くへ行ってしまったような…。

諸説紛々、どれが正しいのか。
私は西部劇愛好家だから、出来れば第二の説を採りたい。
「妙に時期外れに暖かい日、インディアンが襲って来る」
こういう日は、ライフルを持って見回りを厳しくしたのではないか。
女子供は、安全なところへ避難させていたのではないか。
生暖かい風に乗って襲来するインディアン。
迎え撃つ開拓者の男たち。
撃たれたインディアンは、馬ごとどうっと倒れる。
小屋から撃ちまくる男たち。

何故か一人、気丈な女が混じっている。
しかも何故かグラマラスな美人。
彼女も、巧みな銃捌きで次々とインディアンを倒す。
最後は、インディアンが敗退して終わり。
開拓地には、再び平和な日が訪れる。
「奪われた自分の土地を取り返しに来た」
哀れなインディアンは、踏んだり蹴ったり。
だから、こういう映画は今は作られていない。

昨日は、インディアンサマーにハローウイーンが重なった。
私たちは、このお祭が苦手だ。
何故か。
この日、アメリカの子供たちは近所の家を訪ねて歩く。
訪ねられた家では、キャンディなどを用意している。
年に一度、大人と子供の交流の日。

我が家には、甘いものの類が全く無い。
子供がいないから、買い置きもしない。
酒なら豊富にあるんだが、まさかねぇ。
だから、訪ねて来られても差し上げるものが無い。
必然的に、ノックを無視することになる。
とは言え、人の気配はあるのだろう。
執拗にノックは続く。
声を立てずにじーっとしていると、やがて諦めて去って行く。
ほっとしたところへ、第二陣。
トントン。
「ハロー」
幼い声が聞こえる。
再びだんまりの行。

悪いこともしていないのに、びくびくしなければならない。
第3波、第4波。
「来年こそは、キャンディでも買っておこう。」
波状攻撃に耐えながら、そう思う。
いや、固い決意をする。
だが、来年のハローウイーンは、1年後。
その頃は、すっかり忘れてしまっている。
年の所為かな。


松坂大輔は、今や渦中の人。
出て行かれる日本でも大騒ぎだろうが、迎え入れるアメリカでも話題の中心。
ポスティングシステム。
つまり、交渉権を入札させる。
一番高い価格を入札したチームが、交渉権を取る。
先ず、西武ライオンズにその金を払う約束をする。
次いで、松坂と入団交渉。
松坂の代理人は、悪名高い辣腕スコット.ボラス。

もし、入団交渉がうまくいかなければどうなるか。
松坂は、大リーグ入りを1年諦めて、来年は西武でプレーすることになる。
まあ、そういうことはあまり起こらない。
松坂の株は、ワールドカップで急上昇した。
交渉する球団も、目一杯は用意するだろう。

「87億円」
朝日新聞のサイトに、そう書いてある。
おいおい、あんまり無茶な数字を並べないでくれよ。
一体何処から、そういう数字が出てくるのか。
記事を読むと、
「ポスティングで2千万ドル以上。松坂に4年で1千万ドルは、用意しなければならないだろう。」
足してみても、3千万ドル、35億1千万円程度。
どこを突けば、87億円になるのか。

考えても見て欲しい。
いくら松坂が良い投手でも、世間には相場というものがある。
今、トップクラスと見られている若手投手が幾人かいる。
チームのエースで、17、8勝は固い投手。
例えば、ミネソタ.ツィンズのヨハン.サンタナ。
オークランド.アスレティックスのバリー.ジト。
セントルイス.カージナルスのクリス.カーペンター。
何れもサイ.ヤング賞を獲得している。
彼らで、多分年俸15ミリオンが上限だろう。

さて松坂である。
未だ未知数の投手。
しかも、驚異的な投球回数をこなして来ている。
10ミリオン(11.8億円)が精一杯というところ。
酷使されて来た肩を考えれば、4年契約が順当だろう。
すると40ミリオン(47.2億円)という数字が出て来る。
そこからポスティングに必要な20ミリオンを引けば、年5ミリオンが最大限。
これが、大リーグの球団経営の基本方針。
誰が考えたって、すぐ分かる初等数学ではないだろうか。

しかし、松坂は楽しみだ。
あの高めの速球は、大リーグでも充分に通用する。
その上、度胸も満点。
大試合での強さは、立証済みだ。
何処が彼を引き当てるか。
ヤンキースであれば、生で見るチャンスもあるが。
春が待ち遠しい。

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戻り夏、カナダでは絶景を堪能しました♪

2006/11/2(木) 午前 6:35 hay**u2020


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