還暦スイマー望郷日記

30余年のニューヨーク、今浦島の心境を…

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ニューヨークに30年住んでいる、と言うと、
「それじゃあ、英語の方は問題ないんですね?」
このお尋ねはちょっと困る。
確かに日常の挨拶や、買い物やレストランなどではあまり不自由は感じないが、では堪能かと聞かれれば、
「とてもとても。」
である。

例えば、私はニューヨークで芝居に行ったことがない。
ミュージカルは結構観に行っているのだが、プレイは皆無。
話題になる芝居もあるのだが、どうも足が進まない。
何と言っても、セリフが難しい。
作者が、持てる言語能力を駆使して書いたセリフは、様々な基礎知識が無ければ理解は出来ない。
ブロードウエイの芝居でもそうだから、オフ、オフオフブロードウエイのような前衛的なプレイなどはちんぷんかんぷんに近い。
だから行かない。

次に苦手なのが、子供との会話である。
と言っても、3,4歳の幼児はそれ程困らない。
舌足らずの相手の言うことは、理解できなくてもなんということは無い。
7,8歳の小学生レベルはそうは行かない。
こちらがよく理解していないことなど、お構いなしに喋りかけて来る。
彼らの用語は日々変っている。
一緒に暮らしている親ならまだしも、滅多に子供に接することの無い我々には、とてもついていけない。
しかし、この年齢の子供たちは、相手と会話が成り立っていないと知ると、さっさと他へ向かう。
無罪放免。

もうちょっと上の中学生くらいになると、相手の立場を考え出す。
「この人、あまり分かってないな。」
と思っても、すぐ会話を切り上げるのは失礼だ、と考えたりする。
何とかお互いを分かろうと努力し、草臥れ果てる数十分である。

新聞を読むのだって苦労がない訳ではない。
NYには日刊紙が4,5紙ある。
大手はNYタイムス、デイリーニュース、NYポストの3紙だ。
この中では、実は高級紙といわれるNYタイムスが一番読み易い。
高級紙イコール難解、ではない。
NYタイムスは、世界中の人たちに読まれることを前提に編集されている。
ワシントンポストやシカゴトリビューンも同様。
俗語や最新の言葉を出来るだけ避けている。
無理に難しい単語も使わない。

その点、地方紙は違う。
俗語、駄洒落、幼児語、何でもありだ。
丁度日本のスポーツ紙に似ていなくもない。
私は、専らデイリーニュースを読んでいる。
理由はスポーツ欄が充実しているから。
こいつが、分からない単語に溢れている。
駄洒落風の表現も多い。
大体読み飛ばすが、どうしても分からない時は辞書を引く。
出ていない。
アメリカでは年間約1,000以上の新語が生まれては消えて行くそうだが、これもその一つかも知れない。
どうしても分からない単語の意味を、ジムで出会ったアメリカ人に尋ねたことがある。
エリートビジネスマン風の彼は、
「…。」
手を広げて肩をすくめ、ウインクした。
「こいつは英語じゃあないね。」

松井は2−2、1本塁打、3四球、最後の四球は大塚からだ。
ホームランは良いタイミングで飛び出した。
1対1の4回の表、2走者、テキサス.レンジャースの先発テヘダのストレートを右中間に運んだ。
試合は8−5でヤンキースの勝ち。
復活ののろしか、単なるまぐれか。
こう言われたら、松井でも怒って発奮するだろうか。
「それは、人それぞれの意見だと思います。」
なんて言わないだろうね。


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