還暦スイマー望郷日記

30余年のニューヨーク、今浦島の心境を…

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近頃の日本人は、どんな朝飯を食べているのだろうか。
朝飯ほど、大きな変化を遂げた食事は少ないのではないか。
勿論、昼飯も晩飯もそれなりに変って来てはいるだろう。
近年の食事健康法の影響大、である。
「塩分は摂りすぎるな。」
「脂肪は控え目に。」
「もっと野菜を。」
色んなその道の権威が、様々な説を開陳してくださる。
お陰で、昨日の善玉は今日の悪玉、なんてことも珍しくない。

で、朝飯だが、どんどん簡便化されている。
飯、味噌汁、卵、香の物。
これが昭和2、30年代の朝飯の典型である。
トースト、紅茶、卵。
これがその後の年代。
牛乳1本、だけ。
こういう時代もあったのではないか。

ニューヨークの朝飯は、やはり変って来ている。
私が来た当時、卵2個、ソーセージかハム、コーヒー。
そこここのコーヒーショップは、低価格を競っていた。
低価格の為には、仕入れ価格を下げなければならない。
チャボの卵かと見紛うばかりの小さな目玉焼。
油だらけのソーセージと正体不明のハム。

今は、ダニッシュ(甘いパン)とコーヒーが主力。
ドーナッツショップは、朝が掻き入れ時だ。
マフィアのボスのような親父が、シナモンドーナッツに齧りついている。
ドーナッツ2個とコーヒーで2ドル(230円)程度。
何十個も買い込んでいるのは、朝の会議に出席者で食べよう、ということか。

甘くない方では、ベーグル。
ドーナッツ状の硬いパン。
実は、これを「ベーグル」と発音する人は、あまりいない。
「ベーゴ」と聞こえる。
ユダヤ人の食べ物だった。
宗教上の理由で、イースト菌を使わない。
だから、1個でもかなりのボリュームがある。
それに、クリームチーズをたっぷりつける。
優に5,600カロリーはある。

カロリーを嫌う人は、クリームチーズの代りにバター。
これとコーヒーで、1ドル50セントくらい。
いたって手軽な朝食だ。
朝、作りたてのベーグルを出す店は、いつも行列が出来ている。
今や、非常に一般的な食べ物になっている。

私の一番のお気に入りは、「中華粥」。
もっともこれは何処でも、という訳にはいかない。
チャイナタウンでしか、食べられない。
それも、店はどんどん減っている。
チャイニーズの2世、3世は、既にアメリカ人だ。
「粥」の店で見かけるのは、年寄りばかり。

朝6時のチャイナタウン。
流石に人通りは、殆ど無い。
開いている店はチラホラ。
「粥」という看板が見える。
思った通り、年配の中国人ばかり。
三々五々、茶を飲んだり、新聞んを読んだり。

「ペイタンチョ」(皮蛋痩肉粥)、と一言。
これで注文は終わり。
粥に、ピータン(アヒルの卵の塩漬け)と豚肉のきれっぱしが入っているやつ。
これが私のお気に入りだが、他にもバリエーションはある。
「及第粥」は、魚の切り身入り。
何でも昔、これを食って科挙の試験に合格した男がいたらしい。
日本なら、さしずめ「高文饅頭」とか、「司法せんべい」、か。

湯気が立つ「ペイタンチョ」が、運ばれて来る。
蓮華ですくって、一口二口。
鶏のスープで味がついているから、薬味は不要。
さらに、ピータンの塩気が味を深くしている。
これで3ドル(350円)程度。
気張って、シュウマイの1ドル20セント(150円)でも付ければ、かなりの
贅沢気分を味わえる。
ニューヨークの朝は、安い。

昨日の全米女子オープンゴルフは、72ホールを終って、首位に二人。
スエーデンのアニカ.ソーレンスタムとアメリカのパット.ハースト。
ソーレンスタムが、18番のバーディパットをギリギリで外し、ハーストが1.5mの
パーパットを沈めて、プレーオフが決定。
普通なら、サドンデスの同日プレーオフだが、このトーナメントは違う。
主催のUSGA(全米ゴルフ協会)の方針で、18ホールのプレーオフが規定されている。

USGA主催のメジャーは、男子の全米オープンとこの女子オープン。
久々の18ホールのプレーオフだ。
選手も大変だが、関係者も大変だろう。
たった二人のラウンドの為に、丸一日をかけることになる。
既に4日間プレーして来た選手の消耗も、かなりのものだろう。
まして、女性である。

ソレンスタムとハースト。
35歳と37歳。
アリゾナ大学出身とサンノゼ州立大学。
67勝と4勝。
離婚したばかりのソレンスタムと、2児の母のハースト。
下馬評では、圧倒的にソレンスタム有利だが。

私は、ファンと言うほどではないが、何となくソレンスタムを応援していた。
ハーストは、何処となく小母さんっぽい。
ゴルフも垢抜けない。
ソレンスタムは、自他共に許すナンバーワンである。
飛距離もあるし、パットも巧い。

ただ、私はハーストの顔立ちが、少々気になっていた。
言うなれば、アジアの雰囲気がある。
で、彼女の略歴を調べてみた。
1969年、カリフォルニア州サンレアンドロ生まれ。
フルネームは、パトリシア.キヨコ.ハースト。
「キヨコ?」
ということは、彼女は日本人の名前も持っている。
察するに、母親が日本人なのだろう。
彼女の母親であれば、丁度私の年代だろう。

と分かれば、話は少々変ってくる。
アニカには済まない(こともないか)が、今回はパットを応援させて貰う。
半分でも日本人の血を引いたプレーヤーが、メジャーで優勝するかも知れない。
100%日本人の宮里や諸見里の優勝には、まだまだ時間がかかりそうだ。
この際、半分でもいい。
まあ、私の愛国心はその程度のものです。

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