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アメリカでは、ちょっと親しくなると、
「僕のことを、ボブと呼んでくれ。」
とか、
「みんな私のことを、ベッキーって呼ぶのよ。」
と、ニックネームで呼ぶことが普通になってくる。
ボブ(Bob)はロバート(Robert), ベッキー(Becky)はレベッカ(Rebecca)のニックネームである。
中には、
「僕はボブと呼ばれたくないから、ロバートと言って欲しい。」
と言う変わり者もいないではないが、まあ一般的には親しくなればニックネームを使う。
ウイリアム(William)は、ビル(Bill)又はウイリー(Willie),ビリー(Billy)。
ビル.クリントンは正式には、ウイリアム.クリントン、である。
リチャード(Richard)は、ディック(Dick)とかリック(Rick)が普通だ。
元大統領のニクソンは、Tricky Dicky(いかさまディック)と呼ばれた。
ロン、ダニー、トム、ジョーはそれぞれ、ロナルド、ダニエル、トーマス、ジョセフ。
スー、ペギー、べス、キムは、スーザン、マーガレット、エリザベス、キンバリーとなる。
ニックネームは、名前から来るものだけではない。
ビル.クリントンは「ブッバ(Bubba)」とも呼ばれたが、これは南部で「兄貴」くらいの意味だ。
「ブブ」と言うから、何か意味があるのかと思ったら、
「子供の頃、ブーブーと言っていたから。」
と、日本にもありそうな由来もある。
現職のブッシュのニックネームが「デュビア(Dubya)]ということは知っていたが、意味は不明だった。
今日、この文章を書くためにアメリカ人の友人に訊いてみた。
- 彼のミドルイニシャルの「W」は、普通「ダブリュー」と発音されるけれど、地元のテキサス訛り
で発音すると、「デュビア」と聞こえる。それが起こりらしい -
まあ、「ひろし」を「しろし」という江戸っ子みたいなもんだ。
アメリカ生活の長い日本人には、アメリカ風のニックネームを持つ人が多い。
その命名法は様々だ。
幹夫(みきお)で「ミッキー」は分かり易い。
正子(まさこ)の「マーサ」も無理がない。
しかし、そう簡単に横滑り出来る名前ばかりではない。
正雄(まさお)の「マイケル」、哲夫の「テッド」あたりはまだましな方だ。
浩(ひろし)の「ヘンリー」、幸子(さちこ)の「スージー」となると、適当に選んだ気配濃厚である。
全く無縁なニックネームをつける人もいる。
「オードリー」「ヴィヴィアン」「キャサリン」…。
脳裡に、同名の女優が先に浮かんでしまう。
相手を見て、その乖離に呆然とする。
仕事で知り合った中国人は、「ジェームス」と言う英語名を持っていた。
彼には、兄貴がいる。
紹介された。
「これ兄貴、ジミーです。」
おいおい、ジミーはジェームスのニックネームだぜ。
「でも、別に誰も困っていないよ。」
それはまあ、そうだろうが…。
二人と付き合ってみると、なるほど、ジミーとジェームスは厳然と別人である。
「ジミー、ジェームスはいる?」
「ジェームス、さっきジミーに頼んでおいた件だけど…。」
全く困らない。
これが、アメリカ人相手に通用していれば、たいしたもんだが。
松井秀喜が欠場以来1週間、ヤンキースは低迷して…、と言いたいところだが、どっこい健闘している。
この1週間、4勝2敗で切り抜けている。
勝率は、.667である。
投手陣は相変わらず頼りないが、打撃が踏ん張っている。
松井とシェフィールドの不在で、急遽5番に昇格したポサダが打ちまくっている。
一昨日のレンジャース戦、先発シャコンの乱調で背負った9点をひっくり返した。
それも、9回表、切り札のリヴェラが打たれた1点のビハインドを、ポサダのサヨナラ逆転本塁打で
うっちゃった。
打たれたのは、大塚晶則。
そして昨夜は、2−2、2打点、1死球、1四球の大活躍。
昨年来、ポサダの衰えが指摘されるようになった。
ヤンキースの正捕手になって丸8年、ガタも来だす頃ではある。
「若手の捕手を取って、ポサダはトレードに出したらどうか?」
そんなコラムが時々見られるようになり、現実にヤンキースのスカウト連も動いていた。
だが、トーレ監督はポサダをかばい続けたらしい。
それで発奮したのかどうか、は分からない。
しかし、大リーグの選手は往々にして、契約が切れる年、トレードの噂が出る年は活躍する。
それで球団首脳も、噂をリークしたのかも知れない。
なんせ、やってる方はスポーツでも、やらせている方はビジネスなんだから。
なんでもあり、だぁね。
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