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「私達の年代は」、
と言うと、
「俺は違う。」
と怒られそうなので、
「私達の年代の一部の人は」、
と言い直すが、食事にこだわり勝ちである。
仮に、昼頃電車に乗り込むとする。
目的地まで、1時間少々。
こういう場合、「私達の年代の一部の人は」たいてい昼飯のことを話す。
「ちょっと早いけど、先に昼飯にしますか?」
これに反対する人は、あまりいない。
一同打ち揃って、蕎麦屋なりカレーショップなりに行く。
これが、ずっと若い年代は、そうでもない、らしい。
「飯? いいよ、むこうで食べれば。」
とか、
「まだ、腹へってないよ。」
ということで、昼飯は先送り、となる。
この違いは何処から来るのか。
先ず私達は、食糧事情がかなり不安な時代に育った。
何か事ある時、母に必ず、
「さっさと先にご飯を済ませなさいよ。」
と言われている。
「食える時は、必ず食う。」
のが、私達を含めた中年以上の人間の習性である、ような気がする。
もう一つ、
「食べ物を残さない」
のも共通項、と言えるかも知れない。
「お米は、お百姓さんが汗水たらして拵えたものだ。粗末にしたら罰があたる。」
と、水戸黄門のようなことを言われて、残さず食べるよう習慣づけられている。
私は、一口の飯を残した姉が、親父に殴られるのを目撃している。
「残す」ということは、言わば
「天に唾する」ような行為なのである。
蕎麦屋では、汁まで全部呑む。
カレーショップでは、添え物の福神漬けまで、綺麗に片付ける。
飲み屋で立つ時、コップに残ったビールを一気に飲み干す。
早めに食べて、全部食う。
これで肥らなければ、どうかしている。
少々のジョッギングでは追いつかない。
私達(の一部)、
「食べ急ぎの世代」
の悩みは、結構深い。
ヤンキースが2年前、4年間4、000万ドル(44億円)で獲得した、カール.パバノの今期は
終った。
彼はこれから、右肩の手術を受ける。
今期の登板はゼロ、である。
2年間で、通算6勝。
1勝が、3億7千万円になる。
トーレ監督は、彼を非難しない。
「この状況で、一番苦しんでいるのは、カールだろう。
彼のような闘争心に溢れた投手にとって、チームの為に投げることが出来ない、というのは本当に辛いことだと、思う。」
思いやり溢れる言葉、である。
しかし、トーレが彼の年俸を払うわけではない。
払っているチームは堪らないだろう。
これが普通の企業で、22億円の投資の見返りがたったの6勝、なんてことがあれば、間違いなく誰かの首が飛んでいる。
が、流石はヤンキース。
オーナーが、渋面を見せるくらいで納まっている。
メッツとヤンキースのサブウエイシリーズは、メッツの2勝1敗。
3試合とも接戦で、見に行ったファンは満足しただろう。
メッツは首位を守った。
ヤンキースは、ボストンに1ゲーム半で2位。
ペナントレースは4分の1が終ったところ。
これからが正念場、でしょうね。
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