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この15年ほど、毎朝軽いストレッチ体操をしている。
精々15分足らず。
屈伸運動、スクワット80回、腹筋60回。
NHKの朝のニュースを見ながら、する。
多少運動に知識のある人にこの話をすると、必ず、
「この運動も入れた方がいい。」
とか、
「それは余り意味が無いから止めた方が…。」
というような忠告を戴く。
一切無視。
多少無意味でもいい。
余り役に立たなくてもいい。
「継続は力なり」
この言葉を信じているだけ。
「いんちき体操」
そう呼ばれることもある。
「地獄の体操」
と言い返している。
なんせ15年の歴史がある。
すし屋だって15年暖簾を上げていれば、そこそこの老舗だ。
「石の上にも3年」
の5倍になる。
何故、止めずに続けているか。
自分でもよく分からない。
意地では、ない。
あまり意地を張る方ではない、と思う。
むしろ意地は無い方だ。
「意地があればねえ。」
と言われるくらいだ。
タバコを止めた時も、冷たい目で見られた。
3ヶ月経っても、疑り深い視線は変わらない。
3年くらい経った頃、
「あら。まだ禁煙してたの?」
と言われた。
24年経過して、やっと止めたことを理解したようだ。
何によらず、健康法は「効く」ことを立証し難い。
止めて直ぐ病気にでもなれば、納得するかもしれないが、その為に病気にはなりたくない。
ビタミン剤だって、20年近く飲み続けている。
「で、効果あるの?」
と聞かれれば、
「多分…。」
と答えるしかない。
こう書いていて、なんだか理由が分かったような気がした。
止めることへの罪悪感。
自分が信じていたことを否定する後ろめたさ。
それが全てを持続させる、原動力らしい。
そう考えて街を歩くと、大勢のランナーが今日も走っている。
ああ、君たちも止められないんだね。
今日のデイリーニュースに、ビル.マッデンというライターが、
「Is he May-Rod?」(A−ロッドは、5月の男か?)
というコラムを書いている。
要は、25億円の年俸を貰っているアレックス.ロドリゲスは、
「チャンスに強いか?」ということである。
これにはもう一つの裏話がある。
1981年、ヤンキースは、デイブ.ウインフィールドという強打者を獲得した。
当時でも破格の10年契約。
で、このウインフィールドが、チャンスに余り強くなかった。
その年のワールドシリーズ、彼は22打席1安打に終わった。
オーナーのジョージ.スタインブレナーがその彼を、
「Mr. May」(5月の男)
と呼び、マスコミはこれに飛びついた。
ウインフィールドは5月には、打ちまくっていたのだ。
これに更に、もう一人が絡む。
レジー.ジャクソン。
1977年のワールドシリーズ最終戦で、3打席連続本塁打。
1978年も大活躍。
「Mr. October」(10月の男)
が、彼の代名詞になった。
5月に活躍しても、10月(プレーオフ)に打たなければ、無意味だ。
この言葉が、このコラムにちりばめられている。
彼が引用したのが、Elias Sports Bureu (エライアス スポーツ ビューロー)の記録集。
「昨年、ヤンキースで一番チャンスに強かったのは誰か?」
7回以降、同点もしくは1〜3点リードされている状況か、4点リードされていてランナーが2人
以上塁に出ている、緊迫した場面。
打率.455、4本塁打、20打点
これが、松井秀喜。
ジーターは、.333、8打点。
A−ロッドは、.308 1本塁打、8打点
「秀喜がいない穴は、埋めようも無く大きい。」
と、トーレ監督が言った時、
「又、例のリップサービスだろう。」
と思ったのは、私一人ではないだろう。
だが、それは記録が証明していた。
え、結構やってくれているんだねえ、ご同輩。
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