還暦スイマー望郷日記

30余年のニューヨーク、今浦島の心境を…

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ガソリンスタンドで給油をしている時、見るとも無しに張り紙が目にいった。
「Cigarette」とあって$6.75とある。
「えっ、煙草1箱が$6.75か…。」
日本円で800円近い。
何時の間にこんなに高くなったのだろう。

私は24年前に煙草を止めた。
その頃1箱が$1.50くらいだった、と思う。
ニューヨークに来た30年前は、70セントくらいではなかったか。
今、ニューヨークの喫煙人口はどんどん減っている。
喫煙率は22,3%と聞いたような記憶がある。
減った分価格が上がって、煙草会社は帳尻が合っているのだろうか。
まさかそんなことはないだろう。
煙草の輸出量が増大している、というレポートがあるそうだ。
危ないから、とアメリカ人が止めた物を外国に売る。
なんとなく釈然としない。
ただ、ヨーロッパの人たちが結構よく煙草を吸うので驚いたことはある。

10年ほど前、仕事でアイスランドへ飛んだ。
米ソ首脳会談で名高いレイキャビック行きである。
あまり価格は変らない、と言われてビジネスクラスを奢った。
「ノンスモーキングを1枚。」
最前列の席だ。
離陸して暫くたった頃、何処からともなく煙草の煙が漂って来た。
そっと振り返って見ると、すぐ後の席の男が悠々と煙草をくゆらせている、その後の女性も。
「怪しからん奴等だ。」
私はフライトアテンダントを呼んで小声で抗議した。
「此処はノンスモーキングのはずだが。」
彼女も小声で私の耳もとでささやいた。
「ええ、最前列はノンスモーキングになっています。」
今は勿論、国際線は全て禁煙である。

スモーカーにニューヨークの冬は辛い。
公共の場は全面禁煙となって以来、煙草が吸えるのは屋外しかない。
50階、60階から吸いたい一心で、エレベーターで降りて来る。
首をすくめて1本吸い、またエレベーターで職場へ戻る。
暫くすると、またぞろ吸いたくなる。
再びエレベーターへ。
8時間の勤務時間に、一体何度降りたり昇ったりするのだろう。
費やされる時間は、間違いなく会社の損。
「先見の明」などという物にはとんと縁がない私だが、こういう時「止めてよかった」と思う。
もっとも、別に高層ビルで働いているわけではないのだが。

ヤンキースは宿敵レッドソックスの本拠地、フェンウエイパークに乗り込んだ。
今シーズン初の対決である。
その上、昨年までボストンの中堅手だったジョニー.デーモンが今年からヤンキースの1番バッターだ。
「ブー…」「ブー…」
場内アナウンスも聞こえないほどのブーの大合唱である。

しかし拍手も混じっている。
彼の活躍あったればこそ、一昨年ボストンは84年ぶりにワールドシリーズで優勝した。
ベーブ.ルースが投手で、ボストンで投げていたという神話時代以来である。
その年のプレーオフ、ヤンキースに3連敗のあと4連勝してワールドシリーズ出場を決めたのだが、このデーモンの満塁ホームランが決定打になっている。
それ故の拍手だろう。

試合は逆転に次ぐ逆転でボストンが7−3で勝った、
ファンはまさに狂喜乱舞。
その上、「パピ」の愛称で人気者のデヴィット.オルティスの3ランホームランが花を添えた。
しかも、ヤンキースがこのオルティス対策に、と連れて来たマイヤースから、である。
ワンポイントで登板して、ホームランを打たれて引っ込むのは辛いだろうな、と思った。
我らが松井秀喜は…、言わぬが花、かな。

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