還暦スイマー望郷日記

30余年のニューヨーク、今浦島の心境を…

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今年の夏は、一気に暑くなった。
それも湿度が高い。
ニューヨークは、周囲を海や川に囲まれている所為か、湿っぽい日が多い。
緯度は青森県と同じくらいだが、夏の気温は東京とあまり変わらない。
簡単に言えば、「住みにくい」都市である。

序でに言えば、冬は寒い。
この数年、地球温暖化もあって随分暖かくなったようだが、昔は寒かった。
マイナス10度C、15度Cくらいまで下がる。
帽子無しで屋外に長くいると、頭が痛くなる。
吹雪も、結構頻繁にやって来た。
この積もった雪が夜中に凍る。
翌朝、歩きにくいことおびただしい。

ビルの前の除雪は、ビルの管理者の責任。
路上で滑って転んで怪我でもすれば、訴訟沙汰も珍しくない。
アメリカの訴訟の金額は桁違いに大きいから、ビル側も防止に懸命だ。
近年の地球温暖化を、密かに喜んでいるのではないか。

話は夏に戻るが、暑い日は汗にまみれる。
汗にまみれれば、考えることは二つ。
風呂とビール、ではないだろうか。
これだけは、日本もニューヨークも変わらない。
ひとっ風呂浴びた後のビールは、うんと冷えていなければならない。
大き目のグラスになみなみと注いで、息もつかせず喉に流し込む。
これが嫌だ、と言う人にいまだかつて会ったことが無い。

ニューヨークには、ビールはいくらでもある。
20銘柄以上あることは、間違いない。
それも安い。
酒税が、日本より遥かに低いからだ。
店によって差はあるが、缶ビールが¥90〜100くらい。
コーラやアイスティーとあまり違わない。
それはありがたい。

だが、問題は風呂だ。
海外旅行で、ホテルの風呂で苦労した経験を持つ人も多い。
我が家も、西洋式の浴槽である。
細長く、浅い。
座っても、精々腰の辺りまでしか湯がない。
つまり、どっぷりとつかるようには出来ていない。

では、仰向けになったらどうか。
かろうじて、体は水面下にある。
だが、その格好はどうか。
車に轢かれた蛙と言おうか、愛玩犬の寝姿と言おうか。
とても人に見せられるものではなく、且つ自分でも見たくない。
昔の映画では、ザ.ザ.ガボールとか、ミッツィ.ゲイナーあたりが、石鹸の泡だらけで
脚だけ出して、嫣然と微笑んでいたっけ。
ああいう美女には似合うかも知れないが…。

で、私は風呂を断念した。
もう20年以上、シャワーだけ。
「朝シャン」という言葉より早かったのではないか
起き抜けに、シャワーを浴びる。
熱い湯を全身に浴びて、眠気を吹っ飛ばす。
そういえば、ジェームス.ボンドもいつもシャワーだ。
でれっと浴槽に寝そべる007なんて、聞いたことも無い。
そうか、シャワーこそ男のライフスタイルだったのだ。

たまに日本へ帰っても、もっぱらシャワーのみ。
最近の日本の風呂場は、シャワーも装置してるのがありがたい。
「たまには、ゆっくりお風呂にはいったら…。」
ご親切なお勧めがあっても、頑固にシャワー。

困るのが、温泉に行った時。
温泉は、風呂は売り物だ。
宿泊料にも、風呂代がかなりの割合で含まれている。
岩風呂、展望風呂など、趣向を凝らした温泉旅館の宿代の3割は風呂代が占める、
と聞いたことがある。
2万円なら、6千円の風呂代だ。
それで、シャワーをちょっと浴びるだけではいささか勿体無い。

まだ、ある。
温泉でもてなす旅籠に泊まって、風呂に入らないのは非礼ではないか。
一人だけシャワーだけで上がる客がいたら、旅館側も不愉快だろう。
不愉快になれば、応接も異なって来るかも知れない。
もし、そのせいで皿数が一つ二つ減ったとしたら、同行の人たちにも申し訳ない。
で、私は大浴場に入ることにする。

狭いバスルームでのシャワーに慣れている身に、大浴場は別世界だ。
窓からの展望も素晴らしい。
暮れなずむ山々の稜線をぼんやり眺めながら、湯に浸かる。
湯は、熱からずぬるからず。
汗がじわっと滲みだしてくる。
思い切り手足を伸ばす。
「ああ、湯が滲みる。」
と言ったのは、誰だったか。
至言である。

この風呂の後には、冷たいビール、という段取りの筈。
何も言うことは無い。
007でなくても良い。
マネーペニーよさらば。
やっぱり男は、温泉とビール。
タイトルどおり「望郷」の念。


全英オープンは、タイガー.ウッズが逃げ切って3勝目。
大本命が勝ったことになる。
最後まで、食らいついたのがクリス.デマルコ。
ニューヨーク州、ロングアイランドの産。
先日、母親を心臓麻痺で亡くした。
一方のタイガーは、春に父親が死んでいる。
何となく、見るものの琴線に訴える配役だ。

最終日のスタートから見始めた。
時差の関係で、朝の9時。
タイガーは、スペインのセルジオ.ガルシアとペア。
ガルシアも5,6年前は、「El Nino(エル二ーニョ 神の子)」などと呼ばれ、
タイガーのライバルと目されたが、最近は鳴かず飛ばず。
ここら辺で、初のメジャーのタイトルを手にしたいところ。
タイガーは13アンダー、ガルシアは12アンダーのスタート。

始まってすぐ、ガルシアに勝ち目は無いと思った。
もはや、格が違っている。
確実にアイアンで1打目を打つタイガー。
ウッドっで、距離は稼ぐガルシア。
だが、ボールはラフへ。
タイガーのボールは、確実にフェアウエイにある。
そこからきっちりグリーンに載せてくるタイガー。
ラフからの2打目に苦労するガルシア。

多少の出入りはあったが、結果は18アンダーでタイガーが勝った。
ガルシアは、終盤イーグルなどで追い上げ11アンダーで5位。
2位には、前の組のデマルコ。
ラフで苦労しながらの16アンダーは立派の一語。

タイガーは、又一段と高いところに行ったようだ。
初日、2日目一緒に廻った日本の片山が、
「何だか、違うゴルフを見ているようだった。」
というようなことを言っていたが、それが全てのように思える。
72ホールで、ドライバーは2,3回、3番ウッドも精々10回程度。
実に40回近いドライバーショットをアイアンで打っている。
距離はそれほど出なくとも、残りはきっちりミドルアイアンでピンに寄せる。
フェアウエイキープ率は、実に85%。

こういう選手はかつていなかった。
今、真似のできる選手もいないだろう。
当分、タイガーの時代は続きそうだ。

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