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ハングリーボクシングのすすめ 第2章
第36代東洋太平洋&第49代日本ウエルター級チャンピオン!

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なかなかの入りだった先日の後楽園ホール。
写真の上の方、リングから一番遠い自由席を自分の席とは別に4枚取りました。
ボクシングをやりたいと言って、かじり始めた学生のためです。

彼らは興味をもって週1、2回の練習に取り組んでいますが、彼らが彼らの人生にボクシングをどう組み込んでいくのかは僕にはわかりません。

今回の竜也の試合においては、僕から彼らに声を掛けました。
彼らが「感じて」、「考える」きっかけを与えたかったからです。

試合が終わって、彼らと深くは話していないので、彼らが「どう感じて」、「どう考えたか」はわかりませんが、それは聞かなくても時間が経てばわかります。行動に表れるからです。

今、7人の学生がボクシングを彼らの学生生活に組み入れようと足を踏み入れましたが、それぞれがボクシングを始めた思いは各々違うでしょう。

なんとなくカッコいいと思った?
学生生活にハリが欲しかった?
強い男になりたかった?
ボクシングの試合に出てみたかった?
プロボクサーになってみたい?

筑波大生は勉強もできるし、普通に考えたら、その人生にボクシングは必要ないかもしれません。僕は筑波大出身でしたが、ボクシングの道に進んだのはレアケースです。ある意味落ちこぼれです。

でも、やったものにしかわからない、言葉では表すことのできない素晴らしい経験をすることができました。僕はボクシングすることによって人として成長をすることができたと思っています。ボクシングをやって本当に良かったと心から思っています。

もしかしたら・・・、彼らが興味を持ったのならば・・・、僕と同じようにかけがえのないモノを得ることができる可能性があるのだとしたら・・・、僕は彼らにチャンスを与えなくてはいけない。

彼らは何を感じたでしょうか?

あぁ、俺には縁のない世界だな。
ここまでやりたい訳ではないな。

プロになってあのリングに上がりたい!!
勝つ喜びを味わってみたい!!
あのスポットライトを浴びてみたい!!

僕は彼らにプロになるとか、チャンピオンになるとかということを望んではいません。でも挑戦をしてもらいたいとは思います。

その挑戦というのは、チャンピオンへ、プロテストへ、というのもあっていいと思いますが、そればかりではなく、自分への挑戦です。(ちょっと表現がうざいな)

筑波大生は頭が良いので、失敗をしない(ように)人生を送ってきています。

でも、僕がボクシングに学んだことの一つで、人生に大きな影響を与えているものが「失敗を恐れない」ということです。

もし彼らが先日の試合を見て、「怖いな」と思ったとしたら、それは「殴られるのが」怖いと思ったのではありません。それは「殴られても耐え、向かっていくための心技体を鍛えるまで練習をするのが」怖いのです。

そこまでして自分のエネルギーをボクシングにそそぎこんで、それでも自分の期待する成果を得られない可能性があるのに、それをやることが怖いのです。

だから、僕はプロになったり、チャンピオンをめざしたりすることを頑張ってほしいのではなく、ただ、一生懸命やってほしいのです。

エネルギーを本気で注ぎ込んだら、きっと得るものがあります。
そうすれば、失敗を恐れない事で何ができるのかが分かる時がくるはずです。
井上庸
井上庸
男性 / B型
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