獣医師ちゅんの部屋

猫は尿石症に注意しましょう。

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食欲が無く吐いているという2歳のラブラドールが来院しました。症状は1週間続いているそうで、やせてきています。いつもは病院の扉を入ってくるなり、元気そうに尻尾を振っていたワンちゃんですが、今回はすぐに床に寝そべってじっとしています。お腹を触診すると・・・・下腹部に何かあります。強く触ると痛いようで後ろを振り向くワンちゃん。何か変なもの食べませんでしたかという問いにも飼い主さんは心当たりはないとのこと。しかし、明らかに何かある・・。手触りは10cm弱の長さのゴムの靴底のような感じ。レントゲンを撮影すると、なにやら人工的な陰影が写っていました。開腹手術が必要ですと説明し、入院・手術の同意書を書いていただいて入院。手術の前に血液検査を実施。また脱水症状を改善するための点滴を行いました。実はこのワンちゃん以前にもスーパーボールを飲み込んだことがありました。そのときは吐き戻してことなきを得たのです。そのときも飼い主さんに、いつか開腹手術になりかねないから気をつけてあげてと言ってた、いわば前科もの^^;ついにその日がきたかという感じです。手術は簡単です。腸を切って異物をとりだして腸を縫うだけ。といっても腸が狭窄しないように長軸に平行に切開して、縫合は横軸に平行に行いました。漏れがないことを確認して閉じました。幸い一週間たっていたわりに腹膜炎などおこしてなくて比較的楽な手術でした。出てきたものは、やっぱりゴム製の靴底のようなもの・・・。
飼い主さんに見せると、「あ、そういえばテニスボールがばらばらになってました^^;まさか飲んでるとは・・・」
どうやら、大好きなテニスボール(硬球)をかじっているうちにばらばらになって、その一部を飲み込んでいたようです。
数日間は絶食で点滴のみ、その後水から始めて、流動食→固形物とだんだん変えていって、良便がでたのを確認して、抜糸をして10日間で退院しました。
こういうワンちゃんは、またこりずに何か食べてくること多いんですよね^^;

野良猫の避妊手術

野良猫の避妊手術をしてくれという人が来ました。うちに住み着いてしまったので手術をしたいとのこと。通常ワクチン・血液検査・避妊手術で43000円くらいかかるところ、25000円で引き受けました;;。つれられてきた猫はかごの中で、ビクビク。ワクチンを打ってから、予約いれてまたきてもらおうと思ってましたが、この子は放したら二度と捕まえられないかも・・・。ということで、そのままお預かりして、手術しました。体重は1.8kg。生後5ヶ月の三毛ちゃんでした。皮膚を皮内縫合で縫って直ぐに放すことに。可愛い猫ちゃんだから、誰かに拾われるといいのになぁ・・・。

たぬこのその後

「たぬこ」は実に手がかかります。入院ケージに入っていますが、新聞紙をしいてやると、すぐにびりびり破り始めます。水を入れたステンレスの器はすぐにひっくり返し、破れた新聞紙はその水でぐちゃぐちゃ・・・。うちのAHTは、その掃除で朝の仕事が始まります。切断した足先を咬まないように、エリザベスカラーを装着しておいたのですが、どうゆうわけか毎回包帯は取れてしまっています。かなり深いエリカラなのに・・・。いろいろと思考錯誤して、テープで患肢を体に貼り付けてぐるぐる巻きにしてみたり、ネット包帯で包んでみたり・・・。それらのすべてをがっかりするほどきれいにはずしちゃってます^^;しかも、足先をかじっているようで・・・。ついに縫合がはじけて切断した足先は傷が開いてしまいました・・・。今日も、がちゃがちゃとステンレスのボールを鼻で押しやって騒いでいる音がしていて、しばらくして見に行くと・・・なんと!ステンレスのボールがケージの外にっ!?ケージの扉は閉まったまま・・・・。「包帯抜けといい・・・おまえは引田天功かっ」と思わず突っ込みたくなりました。
・・・・ということで、「たぬこ」改め「てんこ」という名前になり、まだまだこの居候は退院できそうにありません・・・。

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たぬき

交通事故に遭ったと思われる、仔だぬきがつれてこられました。右足の足先が砕けてなくなってました。
つれてきたおじさんが、「先生、ここんとこさ、ちょんぎれば元気になるでしょ。」と言いました。確かに足の先の壊死した部分を切り取ってきれいにしてやれば、少しは見た目もいいですが、はたして足に障害をもって野生で生きていけるかどうか・・・。しかも2週間くらいは病院で世話するので人間の手から餌をもらってしまったら、自分で餌をとることをせずに人里に下りてきてしまうようになってしまうのでは・・・。野生動物を保護するときはいつも、復帰させてやれるかと考えてしまいます。幸い足以外はたいしたことなく、食欲も旺盛で排便排尿も自力でできました。「やれるだけやってみましょう。」そういって預かりました。おじさんは簡単にいうけど、断脚手術って結構大変。足根骨以下を切り落とし、縫合。傷口をなめないようにカラーを装着しました。初め、たぬ蔵と呼んでたら、メスだったので「たぬ子」になりました^^;

尿道結石の犬

一週間前に、頻尿と血尿で来院した犬がいました。膀胱と尿道に結石が見つかり、すぐに入院手術をとお話したのですが、「様子を見る」といって連れて帰られました。「そんな悠長な状態ではなく、緊急に手術して取り出さないと尿毒症で死にますよ。」と説明したのですが・・・。あのこ、死んじゃったかなぁと思い始めていた今日!その犬の飼い主さんから、電話があり、「先生、昨日からげーげー嘔吐して、食欲も無い。おしっこも出てないみたい。どうしましょう。」・・・・・・・。
どうしましょうって・・・・^^;
すぐに連れてきてもらい、緊急手術になりました。
手術は無事に終わり、夕方面会に来た飼い主さんは、摘出した大小13個の結石と、点滴と尿道カテーテルがつながったぐったりした犬を見て、やっと事の重大さが認識できたようでした。

「腎臓がどのくらいダメージを受けているかによります。詰まっている石は取り除いたので、どんどんおしっこをして体にたまった毒素を出させるのですが、腎臓がダメだと回復は難しいかもしれません。しばらく入院が必要です。」

一週間前に飼い主さんを説得できなかった私の技量不足を反省・・・・・。もっと強く言えばよかった・・・。

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