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昨年2009年7月29日に肺炎のため亡くなられたが、亡くなられる三日前まで勉学にいそしんでおられた。
その松原老師が平成13年に書かれたのがこの本。 松原泰道老師の本は先日「人生を癒す 百歳の禅語」 http://blogs.yahoo.co.jp/tzhosono/49951880.html 「松原 泰道・五木 寛之対談集 いまをどう生きるのか」 http://blogs.yahoo.co.jp/tzhosono/53552610.html と二冊UPさせていただいたが、この本は『気ままに読書』の一冊としてUPするにはあまりに多くの事が書かれているのと、法華経という膨大なお経を、七五調の今様を通して解説していただけるのが嬉しい。 難しいことは、判らぬ私にも、何か判り易い気がして、法華経28品を各品毎に一記事にしてみようかと思い立ちました。 多少でも、『ああこれは!』と思われるところが在りましたら、ぜひ本書を手に取ってみて下さい。
内容(「BOOK」データベースより) 本書は、お説法では当代随一と評判の高い著者が、初めて中世の歌謡集「梁塵秘抄」を通して法華経二十八品(章)の特徴・エッセンスをわかりやすく解説した。法華経の言わんとする大切なポイントが現代人にひしひしと伝わってくる本。 内容(「MARC」データベースより) 法華経は釈迦の教えを説く大乗仏教の代表的なお経で、「仏教のバイブル」といわれている。中世の歌謡集「梁塵秘抄」を通して、法華経28品(章)の特徴・エッセンスをわかりやすく解説し、いかに生きるかを示す。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 松原 泰道 明治40年東京に生まれる。昭和6年早稲田大学文学部卒業。引き続き岐阜市端龍寺専門道場で修行。昭和26年~28年臨済宗妙心寺派教学部長。昭和47年宗門功労賞受賞。昭和52年まで龍源寺住職。現在、「南無の会」会長。仏教伝道協会理事。全国青少年教化協議会議長。平成元年第23回仏教伝道文化賞受賞。平成12年禅文化賞受賞 目次 序品―空より花降る 方便品―法華は仏の真如なり 譬喩品―菩提樹果二人出づ 信解品―我子の愛しさに 薬草喩品―一味の雨 授記品―当に仏になるを得ん 化城喩品―宝所近きにありいざ行かん 五百弟子受記品―珠繋けながら迷いし 授学・無学人記品―歩めども歩めども極まることなし 法師品―忍辱衣を身に懸けて〔ほか〕 ***** 以下 その一 本文 *****
まえがき 「法華経 (詳しくは『妙法蓮華経』)」は世間によく知られた仏教の経典です。しかし 『法華経』というと、とかく限られた宗派や特定の教団の聖典のように思われがちですが、それは誤りです。現代の大乗仏教では一、二の宗派を除き、大部分の宗旨・宗派で広く読誦されています。それは法華経に大乗仏教思想がよく説かれているからです。 法華経の内容の理解方法は本文で詳しく述べます。この経の解説書は昔から沢山ありますし、現在も新解説書が次から次へと出版されています。私にも幾つかの小著があります。いずれも拙い解説書ですがーー−。 『法華経入門 七つの比喩に凝集した人間の真実』 昭和五十八年 祥伝社 『いろはに法華経』 平成三年 水害坊 『法華経人生論 宗祖・高僧に学ぶ』 平成六年 佼成出版社 があります。前著二冊はいずれも法華経入門書です。三冊目は「仏教各宗派の開祖と多くの高僧が法華経をどのようにお読み取りになられたかを探索し、同時に現代という時点で、法華経にどう接触していったらよいか」を学習したいと願っての作品です。しかし私の浅学と経験の浅さから、当初の願いを十二分に果たせなかったことを恥じております。 今回は、私が若い頃から愛読している平安期の今様歌集「梁塵秘抄」に収録されている法華経の法文の歌(法文歌・仏教経典について詠んだ歌)を切口として、その角度から法華経の思想を学びたいとの願いを発しました。今から数年前のことです。願心を発したものの私はワープロの操作はできません。原稿を手書きするほか能はありません。 加えて私は遅筆もいい所で、容易に作業がはかどりません。 さいわいに、弘文堂の重松英樹さんにご迷惑をかけながら、そのよき励ましを得て漸く脱稿できました。私は明治四十(一九〇七)年生まれの老齢者で、いつ何か起きても不思議ではありません。その一面に本書を書き終えるまで生きていたい、との欲を起こしたのも事実です。 故鈴木大拙博士は晩年に、「わしは死神と競争で仕事している」と洩らされたそうです。博士の言を引くのは不遜ですが、博士のご心境を体験させてもらいました。 有難いことに死神に追いつかれることなく、最後の原稿を重松さんにお渡しできてほっとしたところです。気長に私の拙稿の出来上りを、私を励ましつつ一年余りもお待ちいただいた重松さんに重ねて御礼申上げます。有り難うございました。
同時に、亡き両親の加護を身に沁みて感じております。香をたいて両親に原稿を見せ、合掌いたしました。
平成十三年七月 龍源寺書斎「談空室」にて 松原参道 序 『梁塵秘抄』と『法華経』 (からの抜き書き、その一です) 法華経八巻は一部なり 廿八品何れをも 須臾の間も聴く人の 仏に成らぬは無かりけり 法華経八巻は一部なり 廿八品何れをも 須臾の間も聴く人の 仏に成らぬは無かりけり (「梁塵秘抄』一〇三) ◎ 『梁塵秘抄』の成り立ちと「今様」 『梁塵秘抄』は、平安末期の保元二二I五七)年から治承三(一一七九)年にかけて、後白河法皇(一一二七〜九二)により編さんされた今様を中心とする歌謡集です。 書題の「梁塵」は柱と往の上に渡す横木(梁)の上に積もった塵のことですが、それには中国の故事があります。 孔子が生まれた魯の国に虞公という美声の歌手がいました。彼が一たび歌うと人間はもとより梁上の塵も感動して舞い上がったといいます。この故事から、すぐれた歌謡や音楽をたたえて”梁塵を動かす”と表現します。このいわれから、後白河法皇は書題とされたのでしょう。それは『梁塵秘抄』巻一の巻末に、次の一文があることで明らかです。 梁塵秘抄と名づくる事、虞公韓娥といいけり。声よく妙にして仙人の声及びざりけり。聴く者賞で感じて涙おさえぬばかり也(感涙を押さえることができない)。謡いける声の響きに、梁の塵起ちて三日居ざりければ(梁の塵が三日間舞って梁の上には塵がない)、梁の塵の秘抄とはいうなるべしと云々。 「秘抄」の秘は秘密の意味ではなく、〈奥深いこと〉の形容で、抄は抜き書きの意です。 梁塵秘抄はもと十巻あったのですが、現在は巻一の部分と、巻二が遺っているだけです。もしも梁塵秘抄が完全に伝えられていたら、「第二の『萬葉集』である」と、佐佐木信綱博士は評価されます。 『梁塵秘抄』(以下『秘抄』と略す)とそれに関する『口伝集』は、現在は『日本古典文学大系』(岩波書店)に収録されています。それによりますと、『秘抄』上巻には、三百九首の歌謡が集められていますが、その中の二百六十五首が「今様」です。 今様は平安後期に流行した歌謡です。「今」は、従来の古謡に対して新興の意味ですが、「様」は今様譜で現代でいう〈節〉です。歌詞のスタイルは七・五調あるいは八・五調で四句から成り立っています。(本章の初頭に掲げた今様は七・五調です。) |
私の法華経「梁塵秘抄」を通して
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その松原老師が平成13年に書かれたのがこの本。
松原泰道老師の本は先日「人生を癒す 百歳の禅語」
http://blogs.yahoo.co.jp/tzhosono/49951880.html 「松原 泰道・五木 寛之対談集 いまをどう生きるのか」
と二冊UPさせていただいたが、この本は『気ままに読書』の一冊としてUPするにはあまりに多くの事が書かれているのと、法華経という膨大なお経を、七五調の今様を通して解説していただけるのが嬉しい。
難しいことは、判らぬ私にも、何か判り易い気がして、法華経28品を各品毎に一記事にしてみようかと思い立ちました。
それで、とりあえずは、別の書庫を立ち上げる事にしました。
図書館から借りているのでは間に合わないので発注しました。
入荷まで少し時間が掛かるとかで、記事のUPは少し先になりますが・・
松原 泰道 (著) 内容(「BOOK」データベースより) 本書は、お説法では当代随一と評判の高い著者が、初めて中世の歌謡集「梁塵秘抄」を通して法華経二十八品(章)の特徴・エッセンスをわかりやすく解説した。法華経の言わんとする大切なポイントが現代人にひしひしと伝わってくる本。 内容(「MARC」データベースより) 法華経は釈迦の教えを説く大乗仏教の代表的なお経で、「仏教のバイブル」といわれている。中世の歌謡集「梁塵秘抄」を通して、法華経28品(章)の特徴・エッセンスをわかりやすく解説し、いかに生きるかを示す。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 松原 泰道 明治40年東京に生まれる。昭和6年早稲田大学文学部卒業。引き続き岐阜市端龍寺専門道場で修行。昭和26年~28年臨済宗妙心寺派教学部長。昭和47年宗門功労賞受賞。昭和52年まで龍源寺住職。現在、「南無の会」会長。仏教伝道協会理事。全国青少年教化協議会議長。平成元年第23回仏教伝道文化賞受賞。平成12年禅文化賞受賞 目次 序品―空より花降る 方便品―法華は仏の真如なり 譬喩品―菩提樹果二人出づ 信解品―我子の愛しさに 薬草喩品―一味の雨 授記品―当に仏になるを得ん 化城喩品―宝所近きにありいざ行かん 五百弟子受記品―珠繋けながら迷いし 授学・無学人記品―歩めども歩めども極まることなし 法師品―忍辱衣を身に懸けて〔ほか〕 |

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