先日買ったパレットナイフとフィラーナイフの使い方ですが、
主な目的としてGibson C&W ピックガード脱着のために購入しました。
この前のMartin D-45のリペアのときに気になっていたGibson C&Wの
ピックガード脇のクラックも診てもらっていました。
所謂Martinクラックってヤツで、塗込みのピックガードが経年変化で縮み
木部も一緒に持ち上げてクラックしてしまうという現象です。
Gibson C&W も59年製なので塗込みのピックガードです。
診断としては割れは表面だけということで、
早めにピックガードを剥がして下地を塗装、新しいピックガード貼るという作業を
した方がイイと勧められました。
めくれてきてしまった古いピックガードは変形しているので
貼り直しても浮いてきてしまうという事でした。
まぁMartinなら新しいピックガードを作ってもいいでしょう。
しかし、Gibsonとなると・・・カタチとか素材感とか、
いまのアクリル系の素材では見た目が台無しになってしまいそうです。
実際サンプル素材をみても醒める感じの物でしたので、
貼り直し作業はいったん保留して「表面のめくれ」だけを接着してもらいました。
その後、質感の良いピックガード素材などもさがしてみました。
グレーベンのTor-Tisなどは結構イイ感じで、リペアショップの人も
「大きささえあればやりますよ」といっていただきました。
そんなとき悪魔の囁き「自分で出来ないかな〜」っと。
薄いピックでそ〜っとピックガードをめくってみると案外イケそうです。
この時代のは塗装前にピックガードを直接木部にボンドで貼って
その上から塗装してあります。
いまのように塗装された上に両面テープで貼ってあるのと違い
木部を剥がしてしまう可能性があります。
そこでいろいろと調べてみるとピックガードの変形を修正して
木部も塗装せずにリペアしているところもありました。
それを参考に作戦決行です。
ドライヤーでピックガードを温め接着剤を柔らかくします。
そこにパレットナイフを刺していきます。
力を入れると木部を傷つけるので、力を入れなくても「ムニュ」って
パレットナイフが入るくらいに温めます。
ナイフがあたっているところに傷がつかないようにメモ帳など
紙を挟めていきます。
で、これが剥がし終わったところ。
接着剤などが少し残っているので表面をなめる程度にペーパーを掛けました。
剥がしている途中にアクシデント。
ピックガードとネックバインディングがくっついてしまっていて、
一緒に剥がれてしまいました。
まずはこちらを接着。
クランプで圧着して一晩置きました。
剥がしたピックガードの裏面の接着剤痕などもペーパーで慣らし、
両面テープを貼りました。
いわれていた程変形も無かったので今回はそのまま貼付けました。
大丈夫そうじゃ無いですか?
今回のリペアはここまでという事で、まずまず成功です。