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 現在オンエアされている、「住友生命」のCI(コーポレーション・アイデンティティ)サウンドロゴ、ドドドドソ・ミというメロディの歌に女性のナレーションで「スミトモセイメイ」がオーバーラップするやつ、1986年に、私が作ったものなのだが(ナレーションをオーバーラップさせるのも私の発案)、作ってから8年間ほどオンエアされ、その後10年近いブランクを経、去年再録音されて復活した。
 
 しかし、このサウンドロゴ再使用に関して、作曲者の私には何の断りも無かった。つまり、無断再使用だ。当然のことながら、行政書士を通じ、この無断使用について、住友生命に対し、遺憾の意を表明した。

 通常、大昔のサウンドロゴを引っ張り出して再使用する場合、作曲者に連絡を取り、許可を得るのが慣わしで(著作権法上も、そうすべき)、その際金銭のやり取りが発生する場合もある。

 私、同時期に「三井のリハウス」のサウンドロゴも作っており、こちらは、当時の音楽プロダクションの勘違いなどもあり、ちょっとバタついたものの、私と企業との間に和解が成立し、無事、再契約を結んで決着した。

 だが、住友生命は交渉開始当初こそ紳士的な対応だったが、ある日突然態度を変え、再録音、再オンエアは法的に何ら問題はない、と言い出したのだ。行政書士を通じて内容証明郵便で不法使用を指摘し、再契約を求める(この段階で金銭は要求していない)通告書を送付したが先方の態度は変わらず、三井不動産とはかくかくしかじかで再契約に至ったがと伝えても、やはり効果はなく、今度は弁護士に依頼して、問題をさらに具体的に指摘する通告書を内容証明郵便で送付した。

 これに対する住友生命の回答は驚くべきもので、なななななんと。あのサウンドロゴは、著作物とは考えていないので、使用に関して何ら問題はない、と言うのだ。

 サウンドロゴが著作物に当たるかどうかは、文化庁によれば「著作物に該当する」そうで、これは勿論当然なのだが、我々作曲家は全て、サウンドロゴは「曲」だと思って創っているし、実際その製作行程は普通の作曲と何ら変わらず、時間が極めて短い分CM楽曲の中では、良いサウンドロゴを作曲することは、実はもっとも困難な作業なのだ。

 それを著作物ではない、と言われてしまってはたまったものではない。断じて認める訳にはいかず、これはもう、裁判で争うしかないと思うのだが、相手は大企業、こちらはしがない一作曲家、勝って大損、負ければ破滅は目に見えている。それでもこれは絶対に引き下がることは出来ない訳で、闘志はメラメラと燃えながらも、大きな不安を禁じ得ない今日この頃。

 しかし住友生命に訊きたいのだが、サウンドロゴが著作物で無いというなら、ではいったい何だと考えているのか説明してくれませんか?

 もし2.5秒から3秒と短いゆえに曲とは言えず、だから著作物でないと言うのなら、短歌は著作物だけれど俳句は短すぎるから違う、というのと同じようなものでこんな乱暴な話はない。サウンドロゴが著作物でないのなら、ロゴイメージのデザインだって違うことになる。

 著作物でないと考えているなら作曲家に依頼するのは筋違いだし、初めからそう扱われると判っていたら、その依頼を引き受ける作曲家はまずいないだろう。

 まったく、とんでもない話である。 

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