黄色い蛇足@日立柏酒場裏

黄色い蛇足を龍と言い張るのは、いかがなものか? なお、進化経緯から言えば、もともとあった四肢が退化したのが蛇。

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 私はかつて、国道16号線バイパス計画(千葉柏道路)について、桜田義孝・衆院議員の提案する迂回ルート案を検討し、早期開通の為には、そのルートでもやむを得ないと書きました。

千葉柏道路(国道16号線バイパス)…桜田義孝氏の提案を巡って
http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/21132123.html

千葉柏道路(国道16号線バイパス)「再論」…桜田義孝氏の提案を巡って
http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/26928674.html

を参照して下さい。

 では、このルートで国道16号線のバイパスが出来れば、それで柏市内の交通が順調に流れ出すのか?と言えば、それは疑問です。渋滞と云うものは、交通容量のオーバー分を処理する事が出来れば、ウソの様に順調に流れて行くものであり、それは交通容量の何割かである場合が殆どです。しかし、朝の通勤時および土日の午後の柏の渋滞は、国道16号でのみ起きている訳ではなく、このバイパスだけで渋滞が解消出来るとは思えません(ここら辺は、交通量の測定と分析が必要であり、私の守備範囲を超えていますが)。
 この渋滞は、駅周辺(乗り継ぎおよび商業施設)への交通の集中と、南北方向の交通のボトルネックによるものです。駅周辺への交通の集中は別の方策を考えなければなりませんが、何南北方向の交通のボトルネックは、柏地域に限って言えば、手賀沼の存在に加えて、常磐線を跨ぐ道路がわずが片道7.5車線(0.5は、柏〜北柏間の慈恵医大柏病院北の1車線のトンネル)しか無い事によるものです。常磐線の通っている距離が同じ位の我孫子市でも片道8車線あり、我孫子市は南北に広がりを持たない事から(それ故、人口も3倍程度違う)柏市内での南北のボトルネックは我孫子市の比ではありません。常磐道を横切る道は明らかに不足しているのです。

 実は南北を横切る道があっても、柏では、その道自体が常磐線を横切った後、直ぐT字路で、常磐線に平行する道に塞がれる事が多い。それ故、南北のボトルネックが他の道路にも悪影響を与え、渋滞が他の道にも波及する結果をもたらしています。と言って、このT字路を先に延ばすのにも支障のある場合が多い。行政側の動きは明らかに後手を踏んでいます。
 一つは、イオンが今度出来る豊町2丁目。構想さえしっかりしていれば、緑ヶ丘交差点から東武線を渡ってくる道路と吉野沢を貫通する道路とを結んで環状線を作る事が出来た筈なのですが、日立物流があったお陰で都市計画に含まれておらず、いざ日立物流撤退と云う時になっても、契約が決まるまで動かず、イオンとの間で契約が出来ても、交渉さえしなかった。デベロッパーと云うものは、土地を購入する際には既に利用計画を持っているのが通常ですから、難しいのは判りますが、この道路は、イオンにとってもプラス効果のある筈のものなのですから、行政側に問題意識さえあれば、やっておいて当然の交渉です。
 また、南柏ヤングボウルの脇で常磐線を跨ぐ道路は都市計画上は、新柏駅の西側を東武線と平行して通る道路と結ばれる筈なのですが、本多市長が就任しての12年間で住宅に埋め尽くされ、最早、用地買収さえままならない状態です。本多氏が就任した当初は、こんなに住宅は無かった筈なのに…。確かにこの道路は新柏駅のところで高低差を何とかする必要があり、バブルに伴い土地が値上がりした事もあり、費用のかかる道路なのですが、明らかに後手を踏んだ結果、より困難を増やしてしまっています。
 千葉県では、成田空港の紛争の影響で土地収用委員会が崩壊していました(過激派の土地収用委員会の委員宅へのテロの結果、委員の辞任が相次ぎ、委員がいなくなった。堂本知事になって、再建)。この所為で開発が進まなかったと云う影響もあるのですが、情けない姿ではあります。

 この渋滞を何とかしない限りは、通勤の不便は解消されず、現住する世代以降に住み着く世代がいなくなり、やがて、柏の大部分に若い通勤世代が住まなくなって行きます。これは柏市の衰退を意味します。とは言え、現住世代が車を利用する世代である事と国道16号が国の大動脈でもある事から、柏が衰退しようが、これから20〜30年間は渋滞が続き、救急体制にも支障を来したままになるでしょう。柏で事故に遭ったり急病になると、死ぬ確率が他市での場合より多くなる訳です。

 柏市の用途区域図は、柏市役所のサイト
http://www.city.kashiwa.chiba.jp/yakusyo/sosiki/B%5FTOKE/TOKE%5FTOK/kasiwa%5Fmatidukuri/youto/youto.htm 
から、地域を選択する事で閲覧する事が出来ます。また同じものや、旧・柏市域、旧・沼南町域でまとめたものが市役所都市計画課で売っています(http://www.city.kashiwa.chiba.jp/yakusyo/sosiki/B%5FTOKE/TOKE%5FTOK/kasiwa%5Fmatidukuri/youto/youto.htm )。見ると、早期実現困難な夢とも思える道路図が載っています。実現までに30年は容易にかかる計画ばかりです。大地震が来て、柏市が破壊されたときに初めて復興計画として意味を持つのか?とも勘ぐりたくなってしまうものばかりです。
 また、柏市と沼南町は2005年3月に合併するまで別の自治体でしたから、両地域の計画は別々のものであり、両地域を有効に使っての計画にはなっていません。合併基本計画で両地域を結ぶ為の4本の道路(合併基本計画では特定されていませんが、都市計画の方で明示されている道路でしょう)が入っており、2006年度の予算案にも含まれています(議会では、どの道路なのか説明しろと言っていたものの、説明は無かった模様です)。市長は「市としての一体感を作る為の道路」と広報紙で語った事がありますが、都市計画上の道路だとすると、上記の渋滞を解消するものではありません。何より、柏駅周辺の渋滞は、どうする事が出来ないにしても、新柏駅や北柏駅へ通勤客や交通を迂回させる構造にはなっていないからです。

 ここで、私は、柏市と沼南町が合併した事でもあり、住宅の建て込んでいない地域を通り、渋滞を解消させる道路として、大津川、手賀沼に沿った4車線(片側2車線)+両側歩道の道路を作り、バイパスとして機能させるべきだと考えています。慈恵医大柏病院脇で常磐線を跨ぐか潜るかし、北柏の伊藤ハム工場から国道16号線に繋ぐ都市計画道路(都市計画3.4.22線…吉野沢へ続く道路として構想されていますが、取り敢えず、国道16号と伊藤ハムの間を優先)と繋ぐ。北柏と国道16号の朝の渋滞は緩和出来る筈です。
 全体構想、および工事の優先度、および留意事項は、次の通り。

【全体構想】

 ”拈小学校から北柏の伊藤ハム東京工場へ続く道を国道16号まで延長する都市計画道路3.4.22線を優先的に建設(土地利用上、取り壊しが必要になる住宅は4軒の筈)。

◆,海瞭擦ら国道6号の呼塚橋の付近で交差(出来れば、高架で立体交差)し、常磐線を立体交差(出来れば、道路が上を通り、下のトンネルは歩道にする)する片側2車線(両側4車線)+歩道の道を南下させる。

大堀川と北柏リハビリ病院、慈恵医大柏病院の脇(または現在の道路)を通り、柏ふるさと大橋と何らかの形で交差(柏ふるさと公園への影響を最小に留める為、川の袂を高架で超えるのがベター?)。その後、大津川まで至る。

ぁ‖臘点遒韮欧弔吠かれ、一つは大津川に沿って南下。もう一つは手賀沼湖畔(台地下)を走る道路の両側に歩道を付けて、車線は片側1車線のままでもいいので拡幅し、安全度を上げる。このまま、最終的には、手賀沼東端で我孫子市の手賀沼ふれあいラインに繋ぐか、旧・沼南町域東端の布瀬で県道282号線に繋ぐ。

大津川を南下する道路は、片側2車線(両側で4車線)+歩道とし、大津川に防災上堤防がこれから必要な様なら、川の両側を盛り土した上を走らせ、そうでないなら、川の片側を走らせる。この場合、もう片側は遊歩道として整備。防災上、車線の下には、下水道や雨水管(隣りが川なので不要)は走らせない。下水道が必要なのなら、歩道の下。

Α‖臘点郤体が流域改良工事で比較的真っ直ぐに通っている川なので、そのまま南下し、国道16号とは立体交差。その後、川に沿って、南下し、最終的には県道8号線(船橋我孫子線=船取線)と芦川橋または高柳橋(高柳の大津川西岸の道路が狭い為、これを補完するものとして高柳橋までの方がベター)で合流。

А|韻貌始を開通しただけでは、暗い道であり、交通事故の心配があるので、まばらにでも照明を付け、また、県道などとの合流点には信号を設ける。

【ルート工事の優先度】

 上の,鉢△瞭始の柏ふるさと大橋との交差を最優先。常磐線を南北に跨ぐ交通の分散を優先。,瞭始が直ぐに全線開通が困難なら、国道16号側を優先。
 次に優先するのは、ァ8道282号線の中之橋から、芦川橋までを繋ぎ、柏市南部、旧・沼南町域のバイパスとして機能させる。
 第三に、中之橋から柏ふるさと大橋までを繋ぎ、国道16号線のバイパスとしての機能を開始させる。
 第四に、、手賀沼湖畔から沼南病院、手賀沼病院の前を通り、手賀大橋までの道を拡幅。箕輪の先に出来つつある住宅地と北柏の間を繋ぐ。
 第五に、、Δ琉伽邏兇塙睫橋との間を繋ぐ。
 手賀大橋の東側の拡幅は最後で構わない。

【留意事項】

 このルートを背骨として、ここから従来の道路を繋ぐ。例えば、新柏駅から東に延びる道路を名戸ヶ谷小学校先まで延長し、この道路に繋ぐ、など。
 また、バイパスである事から設計走行速度は最低でも60km。出来れば、80km。
 大津川岸や手賀沼湖畔を通す事での農地の損失は拡幅部分のみで済み、区画整理部分を横断する可能性は柏下、柏中村下、の最小部分で済む筈。
 常磐線高架化を訴える市議(例:上橋泉)もいるが、その案によっても高架化が必要なのは、北小金〜北柏の前であり、常磐線を道路が跨ぐ形にしても、少し高さを高くしておけば、高架化を妨げる事は無い筈。


<<記事を書いた後に判った事>>

 柏市と沼南町が合併するに当たっての「新市建設計画」が柏市のサイトにありました(http://www.city.kashiwa.chiba.jp/gpkgk/sinsikensetu.pdf )。柏市のサイトの検索機能を使って「新市建設計画」と入力してもこの素案は出て来ないのですが、Googleのサイト内検索機能(〜 site:〜 と入力するヤツ)でHITしました。合併基本計画の一部となっているものです。
 この素案では、p.13で「幹線道路整備事業(市道)」として、次の様に書かれています。

 「国道、県道等とのネットワーク化を図りながら、新市の道路網の計画的、効果的な整備を推進します。
 ・沼南センター地区〜沼南町大井〜柏市中心部を結ぶ路線
 ・沼南センター地区〜柏市名戸ヶ谷〜新柏駅を結ぶ路線
 ・沼南東部地区〜沼南町塚崎〜逆井地区を結ぶ路線
 ・沼南東部地区〜沼南藤ヶ谷新田〜高柳駅を結ぶ路線
 ・柏北部地区〜柏市松ヶ崎〜北柏駅を結ぶ路線」

この5路線が、p.17でモデル線で地図上にプロットされています。この5路線のうち、最後のものは、上記,稜雹堙垰垠弉萋始3.4.22線そのものです。
 また、この5路線の優先度については、本多市長が、2006年3月16日付の「広報かしわ」(柏市役所のサイトからも閲覧出来ます)p.2での「施政方針」で、「沼南センター地区〜柏市名戸ヶ谷〜新柏」を最優先する事を言明しています。

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この記事はYahoo! Blog上の記事の文字数制限で、これ以上書けないのですが、国土交通省が、桜田提案に基づく素案をpublic involvementの場である千葉柏道路協議会に提案した事が2006年3月23日の新聞で報じられましたので、上記記事で引用した当ブログ内の関連記事の最初のもの(URLで一番上のもの)に、追加情報として最後に記載しました。

2006/3/23(木) 午後 7:17 ubi*ui*ou*_budd* 返信する

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道路を開発する前に車の使用を控えるような仕組みをみんなで考えたいものですね 削除

2006/6/30(金) 午前 0:34 [ 柏ラブ ] 返信する

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>柏ラブさん:昔の記事にコメントいただき、ありがとうございます。きちんと読んで頂いていると云う証拠であり、お礼申し上げます。車の使用の抑制は考えなければいけない事ですが、今の柏では、公共交通(バスを想定)さえ信じられない状況になっており、その手段は見当たりません。柏市民は全国平均と較べれば、かなり自転車を使ってるとは思います。今の自動車の流れではガソリンや廃棄ガスを無駄に使用・排出しており、それの改善の為にも、また、災害時の交通路の確保の為にも道路の改善は必要と考えています。

2006/6/30(金) 午前 4:34 ubi*ui*ou*_budd* 返信する

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,瞭始ですが、既に都市計画法上の事業認定が行われており、中核市構想の中でも重要道路と位置づけられています。この道路に関しては、計画の後で出来たのではないか?と思われる京成団地(香取台町会)で反対運動が起きています。が、私としては、、どうしても欲しい道路だと考えています。この道路、そして反対運動についての記事も近いうちにUPの予定でいます。

2006/6/30(金) 午前 4:39 ubi*ui*ou*_budd* 返信する

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また、国道16号バイパスは手賀沼を東に迂回するルート(範囲で特定)を従来のルートに替わるものとして打ち出しました。桜田義孝の提案に引きずられたものですが、桜田案自体は検討不十分としています。私も今では桜田案自体には反対(当初、賛成)、別にいいルートがあると考えています(既に記事は書いている)。これについても、もう一度記事を書かなくては…と考えています。

2006/6/30(金) 午前 4:41 ubi*ui*ou*_budd* 返信する

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