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私は、かつて倉敷保雄に関して、
私が倉敷保雄を好まない理由(わけ)
http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/61117174.html
(2011年11月20日UP)
と云う記事を書きました。でもって、驚く事に、この記事、UPしてから1年以上経っても、結構な数のコメントを集める記事でもあります(いくつか無意味なコメントを私の方で、削除してます)。訪問者数に貢献してる記事と言っても、いい。
しかし、倉敷保雄も、この記事を書いてからでも、今はサッカー専門のアナウンサーの様に多くの実況中継と、サッカー番組を行ってる。当時の事が、そのまま現在も、当てはまる訳でも無いだろう。
て事で、2013年5月6日に行われた、柏レイソル 対 横浜F・マリノス@日立台 のスカパー!中継の実況担当が倉敷保雄だったので、その評価を書いてみる次第(自分の行った試合の中継は見ないで、保管に回してしまう事も多いけど、今回は、しっかり見た。尤も、しっかり見たのでファイルは消去しちゃうけどw)。この しつこさこそが、私のブログの持ち味。違う方向から言うと、これを「知的誠実さ」と言い換える事も出来る筈(笑)。「知的な誠実さ」ではないんだよ、「知的誠実さ」って基準があるのさ。ウソをつかない、都度、検証を続ける、てな事。また、本人は正しいと思って発言した事でも、間違っている事が判ったら、素速く訂正する、てな事も含む。尤も、以下の事は「間違っていた」と考えた訳ではなく、検証を続けた結果、今回、以前の認識を改める様な「新規事実を認識した」てなパターンだけど、ね。
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で、今回の評価。
今回の倉敷保雄の実況を見ると、かなりのハイレベルの、いい実況だったと思う。
上のURLで書いた記事の
(1)-A) 実況で自分の評価を先に述べ、論拠を示さない「事が多々ある」。
に関しては、論拠を示す(口で言う)様に変わっていた。論拠と評価が揃えば、それは立派な論理。他人様が検証出来るものに変わる。たとえ、視聴者個々の評価と違っても、検証出来るものであれば、問題は無い。
それどころか、個々の評価に個々の論拠を示す様になった事で「ハイレベル」と評価していいものに変化したと考える。
また、1点目について試合後のハイライトで「ハーフラインから僅か3人で得点してる」などの個々の事実を指摘するなど、いい中継だったと評価出来る。横浜F・マリノスに関して「完封されてる試合は1試合しかない。完封してる試合も1試合しかないけど」て事の指摘などは有用だった。
(1)-B) プレイから外れた事実の指摘では、太鼓持ちに徹する。
では、以下の(5)で書いたが、理由を明示していたので「充分許せる」範囲。
(2) 選手名は現地発音に近くするそうだが、選択が恣意的で、説得力が無い。
に関しては、若干問題はあった(以下に書いた)が、許せる範囲。
今回の様な実況なら、倉敷保雄は、以前の記事で書いた問題点を、ほとんど克服して、新たなレベルに達したのだ、とも評価出来る(次の放送を見てみなければ、確実な事は言えないかも知れないけど)。面白い実況でしたよ。
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まあ、細かな問題点はあって、次の通り。でも、この程度なら、他のアナウンサーにもある(甚だしきは、オウンゴールを誰かの得点と言って、それで最後まで押し通してしまったヤツまでいたし)。かなりのハイレベルな中継を堪能させて貰った。
(1) 選手名の発音だが、登録名「ジョルジ・ワグネル」の名前を、実際には「ジョルジュ」「ジョルジ」「ジョージ」と云った様に、発音がぶれていた。所詮、アルファベット発音なので、地域によって、色んな発音がされても不思議ではないのだが、2時間程度の一つの番組の中で、同じ人から発せられる発音がぶれているのは、いい事ではない。
(2) 柏レイソルは、ここ3年間、横浜F・マリノスに負けていない、との紹介の際、「横浜F・マリノスが柏レイソルに最後に勝ったのは2008年10月24日でした」との言葉の後、「しかし、2008年はダブルでした」と語ったが、私は、この「ダブル」の意味を直ぐには把握出来なかった。「何を言ってるのだろう? 2008年て横浜F・マリノスが優勝したっけ?(何かタイトルを2つ取ったっけ?)」と思って調べてみて判った事は、「リーグでの2戦とも横浜F・マリノスが勝っている」て事。これを「ダブル」と云う言葉にまとめてしまうのは、多くの人に、その場で伝える、実況としちゃ、問題。しっかりと言葉で説明した方がいい。ついでに言えば、2010年に関しては、柏レイソルはJ2にいたので、対戦自体が無い(天皇杯でも、対戦していない)。
前半・後半を「ファースト・ハーフ」(1st half)、「セカンド・ハーフ」(2nd half)と呼ぶ事も含め、日本語でのしっかりとした対応関係がある言葉を安易に外来語で示すべきではない。
なお…ボックスと云う言葉を西野朗が試合後インタビューなどでペナルティ・エリアの意で用い始めてから、日本では「ボックス」はペナルティ・エリアの意で固まったかの様な感がある。今回も、そうした用例を使っていたが、ボックスには別に「ボックスを作る」と云うディフェンスでの厳密な用語がある。安易なjargon(仲間内での言葉=隠語)の様な言葉を公共の場で広めるべきではなかった…とは思う(既に広まり過ぎたので、どうしようもないが)。まあ、「ペナルティ・エリア」より音節が格段に少ないので、呼ぶには便利な言葉なのかも知れず、仕方ない面があるが、ダブル、1st half、2nd halfの用語などと考え合わせると、倉敷保雄は、jargonの誘惑に弱いタイプの人なんだ(日本人のかなりの割合が、そうしたタイプに属する。私の考えでは、イントネーションについての明治以降の日本語の特性も関係していると思う)と判断出来る。
後半GKの投げ入れを「スローイン」と言った様に記憶するが、「スローイング」だろう。ルールにある「スローイン」と「スローイング」は違う。似ている言葉なので、気になった次第(それとも、実はGKの投げ入れも「スローイン」になっちまったんだろうか)。それとも、私が鼻濁音を聞き逃したのか?
外来語の使い方では、ACLもある中で「ピークを持って来る」と云う意味の「ピーキング」には笑ってしまった…これは、既にアナウンサー実況の範囲ではなく、DJレベルw。安易な外国語の使用(主に英語だが)が目立つ。「英語として意味ある言葉なら実況に使って構わない」「サッカー業界の中で使われている言葉なら、実況に使用して構わない」とは言えないだろう(後者は上に書いたjargonへの誘惑にも関係する事)。外国語を そう話せない中にこそ、こうした使用タイプをする者が多い訳だが、倉敷保雄は、どうなんだろう?(ブラジル語については、ネルシーニョのインタビュー中の単語にも言及してたが)
(3) 菅野孝憲の負傷交替の際に、現地で医療スタッフから「×」のマークが出されていたのを見逃した(解説の川勝良一も)。きっと、交錯プレイを映していたディスプレイを見ていたのだろう(この×は、実況の映像では映していなかった)。これは致し方ないとも言える。約1秒間の出来事だが、見ていなければ、その後の実況でも解説が現地の観客の認識より劣っていても、しようがない。
(4) 柏の発音については、後半開始時と実況終了時の「日立柏サッカー場」のイントネーションで間違い。まあ、2回なら許せる(笑)。と言うか、「柏」を単独で発音せず、短く呼ぶ場合は「レイソル」と呼んでいた様だ(爆)。アナウンサーなのに、直せないのねw。
(5) 試合終了後の「この試合をプロモーション・ヴィデオにして、外国へ売り込みに行ってもいいくらいの試合」てな事を言っていた。実は私の自宅は日立柏サッカー場から近いので、帰って来たときには、まだ中継をやっていて、この言葉を耳にし、「また、自分の好感度アップの為に、適当な褒め言葉を繰り返し述べてるのか」とも思ったのだが、録画を全て見てみたところ、試合中から、これに繋がる理由(テクニックに裏打ちされたスピーディな展開をしている、テクニックの裏打ち無く、慌ただしいだけに試合ではない)を述べていての、最後の言葉なんだ、って理解出来た。根拠のあっての褒め言葉なら、許せる(笑…「自分のチームだから、許せるのでは」って揶揄も聞こえて来そうだが)。
なお、その際に言っていた「GW最後の試合、同じ時間の試合はあるけど」てのは間違い。浦和の試合は19:30〜だったから。
(6) 試合後、川勝良一の亀さんの具合とか、老眼とか、色々な事が聞けた。サッカー中継には全く関係の無い事だが、まあ、掛け合いの中での事だし、試合後なので、これくらいの事は許せるし、好ましい事に思えた。「足立梨花さん、働きますね〜」も同じ。
無理矢理、最後まで見てみた(通常、私の場合、試合終了で終わる)が、最後まで飽きさせない実況だった。
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2014年3月15日の、柏レイソル 対 名古屋グランパス 戦(@日立柏サッカー場)のスカパー!実況は、倉敷保雄でした。
気になった点は、
(1)日立柏サッカー場、柏のアクセントは、やっぱり変。でも、柏と呼ばす、レイソルと呼ぶ事で、変な発音を連発せずに済ましていたのは、評価…していいんやろか?(笑)
但し、しつこく直らないのは、私には不思議でしょうがないところ。
(2)用語で「追加タイム」「ファースト・ハーフ」てのは、正式な名称では「アディショナル・タイム」「前半」。こんなところで、アクセントを作る必要あるんやろか? 私は「要らない格好付け」の様に感じた。
(3)実況自体は、悠揚迫らぬもの。これはこれで、評価出来る。
(4)Grampus、レアンドロのところで、R音が耳に着く事があったんだが…レアンドロの頭の音はL。選手名を現地音に近く、って昔やってたのは、どうした???
てな事で、大きな不満は無く(笑)、終わりました。
2014/3/17(月) 午後 7:01