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先ずは、このニュースから。
祝日法改正案:8月11日「山の日」に 衆院通過
http://mainichi.jp/select/news/20140426k0000m010069000c.html
バカな事は止めろ!って言いたい気分。かつてローマで、現在の暦にJuly、Augustが加わった際に、それに続く皇帝が、「こんな事をしていたら、暦は、どんどん変わり、そのうちに皇帝の名前ばかりで追いつかなくなる」として暦への編入を止めた事を思い出したら、いい。
ちなみに、ローマで暦にJuly、Augustが加わったお蔭で、本来8の意味があるOctober(octpusを思い出して欲しい)が10月になっている。また、暦でカエサル(シーザー)とオクタビアヌスだけが、そうした栄誉に浴したのは、カエサルが、ローマの暦に、本質はエジプト暦であるユリウス暦を導入したから(この事情に関しては、私がここで説明するより、http://www7b.biglobe.ne.jp/gregorio/2.html をご参照下さい。詳細に説明されています)。そこから数えて、初代、2代、だって話。
私が「バカな事」と感じるのは、現在、非正規労働者が増えており、暦通りに休む事が出来ない者が増えている事もある。工場労働者などで、一斉休業になる非正規労働者は、多くの場合、暦で祝日が増えれば、収入が減る。一方、小売業などのサービス業で働く者は祝日など関係なく、しかも労働法上の休日に該当しない(1週間のうちの1日)者も多く、祝日増の恩恵には浴さない。月給者だけの為になる祝日を今更増やすのは、愚の骨頂だと思う。その反面、企業減税なんかが議論されてるのは、論理が一貫しないのではないか? 企業にとって、祝日が増える事は、稼働日の低減に結びつく事もあり(労働法上、休まなければならない訳ではないが、就業規則上、休みの中に「国民の祝日・国民の休日」を入れている企業は多い。法的には、この解釈を争う手はあるものの、現実には、自動的に休日増につながる場合が多い)、企業にとっちゃ負担になる。結局のところ、諸手を挙げて歓迎出来るのは、公務員や官公庁だけだろう。国会議員が、こんな事をやってるのは、いかにボケた連中だらけなのか、って思うだけだ。
オランダだったか、国家全体の負担、収入を考え、国民の祝日を減らした国もある(主に考えられたのは、企業の人件費負担を少なくする、って事。オランダは今でも重商主義国家と言えるが、企業の負担を減らす面から国民全体の収入を増やそうと考えた)。そうした国の遠謀深慮を見習って欲しいものだ。そのうち、日本も、国民の祝日を減らして行かなければならない時期が来る事だろう。そんなときに候補になりそうな祝日は、いくつもある。建国記念日なんかも佐藤栄作・内閣のときに作られたもので、そうした候補の一つだろう(以下で述べるが、徳仁が天皇となった際には、「建国記念日」を休止する、てな事も考えていいと思う)。
また、8月11日を祝日とするって事は、お盆の休日設定を、その日からに誘導する効果もある。どちらかと言えば、お盆の休みを分散した方が国民の利益になる様に感じるのだが、国会議員は本当のバカ揃いらしい。
そんな事をするくらいなら、8月15日を「祝日」でなくとも、追悼日として設定して休日にする方が、よほど意義深いものと考える。
ちなみに、上に引用した記事では、「祝日がないのは6月だけとなる」とあるが、天皇誕生日は時代によって移りゆく。現在は12月23日だが、今の皇太子の徳仁(なるひと)が天皇になる時代になれば、きっと2月23日になり(「きっと」と書くのは、大正天皇の様に、8月31日が誕生日なのに、「暑いから」と10月31日にずらされている例もあるから。この例に倣ったのか、東京都立国立高校は、創立記念日が実際の創立日とずれている)、6月と12月には祝日が無い、って事になる。一方、悠仁(ひさひと)が天皇になる時代になれば9月6日になり、9月には3つも祝日が並ぶ事になりかねない。
祝日が毎月ある様に…なんてのは、あんまり意味の無い事だと考える。
<追記>
祝日が増えれば、人々がレジャーに出掛け、お金が回る…なんて連想もあり、祝日を増やそうって動きになってるのかも知れない。けれど、8月11日は、もともと、お盆の時期ではないか。祝日を増やしたところで、その限界効用(その事をしたお蔭で増える効用=効果)は、あんまり大きくは無いと考えられる。お題目の様な目的があったとして、その方策が出て来たとき、現実に立ち返って、その方策の効用を再考せずに、お題目の様な考え方をそのまま押し通すのは、バカの証左。
それとも、私の考え付かない目的があるのかな? 韓国は、重大事件対応マニュアルに「他の事件を探し、メディアにリークする」なんてのがあった(今回の旅客船沈没事件の後、削除された)らしいが、もしかして、8月6日、8月9日、8月15日と、毎年繰り返させる戦争の回想を、やめさせたい、てな勢力が存在してるのか???
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祝日増が、取り敢えずは、そのまま恩恵となる職域が、もう一つある事に気付きました。新聞配達。祝日増は、新聞配達の無い日を意味しません(朝刊配達がある)が、夕刊を配達しなくていい日に当たります。祝日が増えれば、少しは従業員の福利増になるって算段。あんまり新聞が祝日増に強い反対をしないのは、こういう理由か、って思った次第。
2014/5/4(日) 午前 2:41
本日2014年5月23日、参院本会議に於いての採決で改正祝日法が可決され、衆院本会議での採決と相俟って、2016年8月11日から、8月11日が「山の日」として祝日となる事に決まりました。
参院本会議での採決では、投票総数228票のうち、賛成 213、反対 15だったそうです。
2014/5/23(金) 午後 6:44