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(1) 黄葉の発色のもととなっているのはカロテンの事が多い。モミジの紅葉の主な色度は、アントシアニンだそうだ。黄葉でも紅葉でも、その発色の色素は、葉緑素=クロロフィルから化学的に合成出来る。葉緑素を植物の体内で組替える事で、黄葉やら、紅葉が生ずる。積極的に化学合成した訳ではないとしても。
生物の全ての作用は、基本を何らかの形で応用しているものばかり。
葉緑素=クロロフィルは、それ自体、光合成や呼吸の副作用としての酸化に対する抗酸化作用を持っている。だから、ランの仲間で葉緑素を持たずに、菌や植物などに寄生する植物も、陽の当たる場所で育つものならば、抗酸化作用を持つものを、持っている可能性が高い筈。もう既に実用化目前の物質も発見されていたと記憶する。
木材の主な要素はリグニンとセルロースで、人間は今のところ、木材本体を別にすれば、木材からセルロースかリグニンかの一方しか取り出して利用する事は出来ない。主に使うのは、セルロースであって、紙などで利用している。リグニンを溶液中に溶け出させて、排除。リグニンを利用する際は、逆に、セルロースを溶液中に溶け出させて、排除。リグニンだけの利用方法はほとんどされていないが、経済的なコストの所為。リグニンだけでプラスチックの代わりに利用し、循環する技術自体は既に完成している。木材から、セルロースとリグニンを同時に有効利用出来る様になったら、人類の資源利用効率は格段にUPするのだが、未だ実現出来ていない。
なお、セルロースは食物繊維とされているものの主要な成分だが、リグニンだって、密度が低ければ食べている。梨のシャリシャリした食感は、梨の実の中のリグニンの所為。
(2) 葉緑素自体も抗酸化作用を持つのなら、敢えてポリフェノールと云われているものを積極的に摂取しようとする意味は何なのか、考えてみる必要があるのかも知れない。作用の強弱か? 摂取された後の作用の仕方か?
なお、枯葉が水に沈むと、茶色くなる。タンニンの作用と言われるもので、アマゾンなどでは、そうした枯葉を通った茶色い水の流れる川と、別の透明な水が流れる川が合流するところで、合流した後も水の色が2色に分かれながら流れて行く様を見る事が出来る。
タンニンも単一の物質の名称ではなく、作用から称される物質の集団(グループ)。
けれど…タンニンもポリフェノールの一部。柿の渋みはタンニンであって、干し柿にするのは、干す事によって、タンニンが無くなる訳ではなく、タンニンが水溶性から水に溶けなくなる(化学変化で、油に溶ける物質に変わる)為。ポリフェノールが多く、最近では「体に良い」とされている赤ワインだって、時間経過によってタンニンが沈殿する。これも、タンニンが水溶性から油溶性(不溶性)に変わるからだろう。
ツイデに言えば、タンニンはタバコにも含まれている筈だが、タンニンが煙になって肺に至ったときに、ポリフェノールとして作用し、癌の発生を抑制しているのか、それとも単に異物として癌の発生を加速してるのか? それとも、煙になる際には多くが他の物質へ変化しているのか?
人間は、機能や作用によって、同じ物質に様々な名を付けて呼ぶ。それぞれがどう関係しているか、いないか、考えてみる事も必要だろう。ポリフェノールとタンニンの関係など。
なお、肺に外部から異物が入る事は、どう考えても病因となるだろう。よく「埃(ホコリ)で人は死なない」と言われるが、これは、直ぐに死なないだけで、継続的にホコリの多い環境で過ごす事は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の原因となるだろう。室内のホコリは、主に自分自身(居住者が複数ならば、他人もいるが)の皮膚の微細切片と、ティッシュペーパー、トイレットペーパーなどの微細切片や、衣類の微細切片。+自分の皮膚を餌とした、カビやダニの死骸やら、ダニの糞。自分自身の皮膚の微細切片は、免疫上は反応しないかも知れないが、それだってCOPDの原因になるだろう。私は、タバコを吸わないが、結局、ホコリを主因とするCOPDで死ぬ事になるのかも知れない(一応花粉症だから、アレルギーの反応=免疫のバランスの失調、はある訳だし)。タバコを吸わないのに咳や痰が「若い頃に較べて」多くなったと感じているし、自分の声の「録音を聞くと」声の呼気のレベルが変動していると感じる事が多い事、大声を出す事が少なくなっている事(これは精神の安定度も関係しているかも)なんかから、そう思う。
なお、鉄の切削工場なんかでは、肝機能障害から来る癌の発生が多く見られるが、きっと、微細鉄粉の吸い込みから来る、鉄の代謝異常で肝臓に鉄分が溜まり(貯まり)、肝機能障害を生じ、肝硬変から癌に至るパターンだろう。アルコールによる肝硬変と区別が付きにくいかも知れないが、きっと微細鉄粉だと思う。印刷工場での癌発生が特定パターンに偏るのは、特定化学物質の所為だと判明したが、疫学的(統計的)には私でも気付いていた事。鉄の切削行程も、癌の発生に関して、同じ様に、パターンの偏りがある様に感じる。私は、専門家ではない(とは言え、関係する国家資格は持っている<仕事などで日日利用している訳ではないので、資格はあっても、錆び付いている>ので、全くの素人よりは少しはマシなレベル)が、統計的には、ほぼ明白な事実だと考えている。専門家の方々、もう少し精密に統計を検証して明らかにしてくれないかなぁ。なお、鉄はヘモグロビンなどの関係もあり、体内で代謝される物質の一つ。と共に、鉄の切削工程では、現在、発熱から来る鉄の熱膨張(測定結果が加工結果を意味しなくなる)を防ぐ為、水や油を掛けながら(赤外線とレーザー、ボールネジなどで、温度と外形寸法を測定しながら)加工するのが一般的だと思う(精密加工でない限り、もっと甘い加工をしている工場も多いとは思う)が、そんな環境(場合によっては、加工部のみを閉鎖環境にする事さえある)でも微細鉄粉が飛んでいるのか、それとも、過去の甘い管理体制の所為なのか、検証も必要になるだろう。通常、鉄加工時の削りカスは、リサイクルに回る筈だが、加工後のワーク(半製品)と削りカスの合計は、加工前の重量と、どれだけ違いのあるものなんだろう?
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