黄色い蛇足@日立柏酒場裏

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人類はその歴史の中で様々な革命を経験してきました。
  約700万年前:最初の革命はなんといっても「直立二足歩行」でしょう。
  約250万年前:次の革命は原人による「石器の使用」でした。
  約80万年前: 旧人による「火の使用」が次の”技術革新”。
  約1万年前:  そして「農耕革命」によって世界各地で食糧生産が開始しました。
  約5,000年前:それに続く「都市革命」によって文明が誕生します。
  約2,500年前:その次にくるのが「精神革命(巨大宗教・哲学の誕生)」です。 

紀元前6〜5世紀の「精神革命」とは?

「精神革命」とは、紀元前500年前後に起きた人類の精神における大変革のことです。
 驚くべきことに、
    ●ザラスシュトラ(紀元前628-551年)によるゾロアスター教の創唱
    ●イスラエルでは預言者らによってユダヤ教が誕生(紀元前586年)
    ●孔子(紀元前551-479年)による儒教の成立
    ●ガウタマ(紀元前463-383年)による仏教の創設
    ●プラトン(紀元前427-347年)によるイデア論の提唱
 などのように世界同時多発的に思想家が現れ、人間の思想に変革が起きたのです。
https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-05-f0/edy7oceans/folder/1548940/30/39762230/img_3?20180512094031
釈迦(ガウタマ・シッダールタ)
https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-05-f0/edy7oceans/folder/1548940/30/39762230/img_4?20180512094031
孔子

この革命で、結局何がどう変わったのでしょうか?

宗教・哲学の起源という壮大な問題を1つのブログ記事に表すのは無謀なことですが、
一つの見方を示したいと思います。
(いくつかのサイト・書籍を参考にし、思いっきり単純化しています。)

  「精神革命」以前の宗教は、自然神崇拝、動物神崇拝、そして神話に基づく多神教でした。
  山河や森や海には「母なる神々」が宿り、自然の恵みを与えてくれると信じられていました。
  人々は現世利益を与えてくれる自然神に感謝するのです。

  しかしある時から、大地と自然は冷たくなり、人々を痛めつけるばかりとなりました。
  母なる自然はなぜこれほどまで厳しいのか? 母なる神々はなぜ人々を見放すのか?
  そのとき人々は何を考えたのでしょう。どう説明しようとしたのでしょう。

  人々は「母なる神々」に現世利益を求めることはやめ、
  唯一の神は、人々に試練と苦難を与えているに違いない、そう考えるに至り、
  人類は自然にすがる存在から、自然を克服する存在へと成長したのでしょう。

  それが紀元前500年前後に起きた、人間の思想の変革なのではないでしょうか。

精神革命の背景は?

では、なぜ世界でほぼ同時期にこのような「思想」が世界各地に誕生したのでしょうか?
これを説明できるのが気候変動です。人々を痛めつけた自然神の正体です。

精神革命が起こった紀元前6世紀から5世紀にかけては
まさに気候が寒冷化した時期に相当します。
https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-05-f0/edy7oceans/folder/1548940/30/39762230/img_0?20180512094031

(縦軸は酸素同位体比による温度指標、横軸は西暦)

5-6千年前の寒冷化や乾燥化を乗り越えてイノベーション(都市革命)を成し遂げた人々は、
再び紀元前500年前後の寒冷化によって、生きるか死ぬかの危機に直面し、
人々の精神の変革が引き起こされたのかもしれません。

逆に、この寒冷期でも比較的温暖で豊かな地域では、
人々の思想の変革が起こる必然性がなかったのかもしれません。
日本の神道は、現代でもなお、風土、山河や森を守り、
農業や漁業といった現世利益をもたらす伝統ですね。

4行でまとめます

●「精神革命」とは、紀元前500年前後に起きた人類の精神における大変革。
● 世界同時多発的に多くの思想家が現れ、その後の人間の思想の基軸を形成した時代だ。
● 人々が「自然神」から離れ「唯一神」への移行・集権化が開始された紀元前6〜5世紀。
● 当時の厳しい寒冷・乾燥気候に苦しみ、それを乗り越え、克服するしていく時期に符合する。 

この記事は以下のサイト・書籍を参考にしています。
http://www.nagaitosiya.com/b/castration.html
http://www.teamrenzan.com/archives/writer/nagai/history.html
http://blog.goo.ne.jp/abc88abc/e/52e71eb9ea38274390b91fa6c8486d83
安田喜憲「気候変動の文明史」NTT出版

転載元転載元: EARTH, OCEAN, and LIFE

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この記事は、ブログ主であるレイ豚の書いた記事ではなく、

EARTH, OCEAN, and LIFE
https://blogs.yahoo.co.jp/edy7oceans
(最終更新日 2008年10月6日)

から転載して来たものです。転載元が、ヤフー・ブログのサービス停止の発表にも関わらず、移転先の告知も行わず放置している様子なので、私の方で、データが失なわれてしまう事の無い様(=データを保管しようと)転載したものです(https://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/65314136.html 参照)。

ヤフー・ブログの転載と云うシステムをご存知ない方は、https://reywa.blog.fc2.com/blog-entry-1318.html などを、お読み下さい。

2019/8/21(水) 午後 7:32 レイ豚


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