黄色い蛇足@日立柏酒場裏

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 2005年の柏レイソルの1回目のJ2降格の際に、緊急出動の様な形で柏レイソルのGM(ゼネラル・マネージャー)職に就き、石崎信弘氏(現・コンサドーレ札幌 監督)を監督を招請し、2008年、その石崎信弘氏を契約期間を1年残し解任した挙げ句、2009年に2度目のJ2降格の責任を取って、GM職を辞した、竹本一彦氏。この2年間ほど報道で名前を聞かず、「どうしてるのかな?」と思っていたのですが、まだ柏レイソルに在籍している事だけは、ほぼ間違いないレベルで確認出来ました。
 
 その根拠は、次の記事。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/club_wcup/2011/text/201112070001-spnavi.html
http://www.jsports.co.jp/press/article/N2011120423235902.html
どちらの記事も、竹本一彦GMと表記しているので、GM職に(こっそり?)復帰したのも間違いなさそう。

 柏は、今季、クラブ方針の一貫した姿で、他クラブを圧倒した。現場(監督、スタッフ、選手)をしっかりサポート出来る体制が出来ていた。その事は間違いない。そして、田中直希(エル・ゴラッソ 柏レイソル担当記者)著「ネルシーニョ 〜全ては勝利のために〜」などを(立ち読みで)読む限り、チケット販売経路をローソンチケットに一本化したのも、クラブ直営ショップを閉鎖し、サッカーショップ加茂への委託販売に移行したのも、全て経費を削減し、強化費に当たる分をしっかり確保する為だったとされる。その記述からすれば(まあ、記述は公的なものでも何でもないが)、S級ライセンスを持ち、経歴から言えば、今直ぐにでもJクラブの監督をしてもおかしくない3人(小見幸隆=強化部統括ダイレクタ、竹本一彦=GM?、吉田達磨=強化部長<昨年2000年は、ユースマスタ?>)がフロントに並立するのは異様にすら見えない事も無い。
 まあ、序列的に小見氏が強化部のTOPに立っているのは疑い様も無い。ちなみに、強化部と言っても、その組織としてのスタッフはユースの各年代の監督やトレーナーを含む事はあっても、事務職などを含む事はほとんど無く、「部」と呼ぶのは、かつての頭でっかちの組織で一つの部で複数の「部長」やら「担当部長」がいたのと同様、重し付けに過ぎない事が多い事は認識しておくべきだが。
 吉田達磨氏が、昨季2010年は「ユースマスター」と報道で書かれ、今季2011年は「強化部長」と書かれる事が多いにしても、役割は変わりないのかも知れない。ユース各年代の統括と一貫性の確保を担っていると思われる。にしても、通常ならGM職はGMと云うそのままの名が付けられていない場合でも、強化部長なんて名が与えられている場合も多いものだ。

 この3人並列は、強化費に金を掛ける為に経費を節約すると云う経費には含まれず、強化費に含まれている、って事なんだろう。であれば、イエローハウスがサポーターズ・カンファランス(現在、同種のものとしちゃ、参加人数から言って、J1最大規模のイベントだろう)に先行してあるならそこで、暫く無いのならサポーターズ・カンファランスで訊いてみたいものだ、と考えている。なお、サポーターズ・カンファランスは質問を当ててくれるか否かが賭けなので、全く同じ質問を誰がしてくれても、構わない。私が当てて貰えなければ、誰か訊いてくれぃ。

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(1) 昨季2011年シーズン、強化部を含むクラブが素晴らしい仕事を成し遂げたのは疑いようもありません。サポーターの一人として感謝しています。ところで、小見幸隆氏が統括ダイレクタをし、竹本一彦(かずひこ)氏を擁し、吉田達磨氏も強化部長として報じられています。竹本氏をGMとして報じた記事も昨年2011年中には、ありました。
 この様なレベルの3人がフロントにいる事は、素晴らしい仕事をした昨年の仕事の中で、どの様に働いているのか、お教え頂けないでしょうか?素人判断ですと、組織的に余りにも頭でっかちとも見えなくもないところですが、3人の役割分担、また3人いた事での良かった点など、ご披露頂けたら、と存じます。

(2) 昨季、東京電力マリーゼを引き受ける候補チームとして、柏レイソルも立候補した、と云う報道がありました。竹本一彦氏は、女子サッカーの日本代表監督の経験もおありの方であり、また、奥様の高倉麻子(あさこ)さん、あ、竹本麻子さんですか、とにかく奥様も元・日本代表選手でS級ライセンス保持者。奥様の出身地が福島県と云う事もあり、格別の思いもおありだったとは想像しますが…東京電力マリーゼは結局、ベガルタ仙台が抱える事になりましたが、柏レイソルでは女子サッカー・チームを保有する為の計画はあるのでしょうか?それとも、東京電力マリーゼがベガルタ仙台に行った事で、中断している状況なのでしょうか?

 〜〜〜〜〜

 以上。棘(とげ)は内に秘めての質問です(笑)。国会論戦の様な、相手方を傷つけるだけを目的にしたかの様な質問は、卑怯だし、人間として恥ずべき事だと、私は考えていますから。
 女子サッカー・チームを持つとしたら、竹本一彦・高倉麻子夫妻は、願ってもない人材です。「その為に、今、養っている」と言われれば、私なら納得します。ですが…この3人を同時に、抱える事の人件費と、効果とのバランスを是非、クラブに訊いてみたいもんだ、と感じる次第。結構、私の感じてる、素直な疑問だったりします。

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 以下は、傍論。

(A) 検索を続けていたら、こんなものが(笑)。
http://www.kon-katsu-news.com/news_agCPvhGQVq.html
(これを転載したのが、http://www.excite.co.jp/News/woman_clm/20110724/Sunmarie_konkatsu_news_agCPvhGQVq.html
竹本一彦・麻子 夫妻は、澤穂希の仲人になると云う「野望」を持っているそうな(笑)。

(B) 柏レイソルの社長職に日立製作所もしくは日立グループの重職経験者がローテーションで来るのは悪い事だとは思っていません。経営のプロが、そこにいるのは、安心。そして、日立が柏レイソルを見捨てていない、重視している、って事の証明にもなるのですから。
 経営のプロがクラブにいない、てのは心細い事です。小野寺重之氏が柏レイソルの社長をしている時代の柏レイソルは、まさにそうでした。サポーターズ・カンファランスで記者席から「今年度の目標動員観客数は?」と問われ、「全試合満員です」と答えた瞬間、私は「こりゃ、ダメだ」と感じました。今まで全試合満員にして来たのなら、もしくは、それを実現出来る目処が付く様な状態にいたのならともかく、そうではない。この目標は、挑戦です。しかし、挑戦の割には、自分の責任でそれを達成しようとのコミットメントの姿勢も見えない。単に口先で言ってるだけ。小野寺氏が社長に就任した際、「3ヶ年で日本一に」などと云う目標を掲げ、社長自らベンチ入りし、「行け〜!」などと声を枯らしていましたが、強化やチームの各試合の成績などは社長の責務自体ではありません。現場に任せておくべき事。まあ、現場が成果を上げられないときは社長が乗り出すべきですが、ベンチに入るのは、社長の役割ではない。結果は、3年後のJ2降格でした。あの2005年12月10日、ホームでの入れ替え戦終了後の社長挨拶後の「辞めろ!」コールは、まさに地響きの様な怒りの声で溢れていました。翌年2006年、降格決定後の石崎信弘・監督のお陰もあり、一年でJ1昇格を達成し2007年期中に小野寺氏が辞めるときは胴上げで送られたものの、その胴上げの一部には別の意味の「万歳」の意味も含まれていた事は否定しません。
 小野寺氏が社長であった時代、私たちサポーターの一部には、「柏レイソルから日立グループが手を引いた場合」を考え、戦慄・苦悩もしていたのです。

 この意味での経営のプロを持たなかったクラブとして、今季2011年のモンテディオ山形(川越進・社長)、20年の大分トリニータ(溝畑宏・社長=現・観光庁長官)などの例があります。
 モンテディオ山形の場合、2011年4月1日に海保宣生(かいほ・のぶお)・前理事長の後を承けて就任したものの、東日本大震災を受け、営業自粛を表明。結果として赤字を上積みし、クラブを債務超過に陥らせたもの。
 大分トリニータの場合、溝畑宏氏(現・観光庁長官。大分トリニータ社長の引責辞任後間もなく、観光庁長官に迎えた、当時の前原誠司・国土交通大臣のセンスには恐れ入ります)。大分トリニータの経営悪化には、ナビスコ杯の賞金を選手の年収UPと共に、保有権買い取りなどに使ってしまった後の、2009年シーズン終了後の保有権廃止=移籍係数撤廃などの環境の激変はあるものの、その前に、辞任した2009年シーズン以前に簿外債務を積み上げた責任があります(http://www.oita-press.co.jp/localSports/120726999419/2009_126058129778.html 参照)。
 経営のプロは、社長としては、願ってもない人材。小野寺重之氏の退任をセルジオ越後氏が「親企業の人事ローテーションで決まった」などと批判的に評していましたが、実情を知らないのも甚だしい(笑)。経営のプロが就いた事と、日立製作所の重職経験者である事のサポーターの安心感が、どれほどのものであったか。逆に、経営のプロではない社長は、他の分野での、よほどのカリスマでも無い限り、無用です(小野寺重之氏は、明治大学で野球で星野仙一氏とコンビを組んだ間柄であり、日立製作所の野球部監督、野球部長を務めた経歴はあるものの、経営手腕は疑問符が付く状態。日立製作所の総務部長は経験していましたが…)。

〜 「その1」(http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/61186179.html )から続く 〜

 ちなみに、基礎的事由の認識に差があると困るので付け加えると、利根川も霞ヶ浦も、通常時は海と直結してはいない。利根川大橋のところだったと思うが(常陸大橋と小見川大橋ではなかったと記憶する)、水門があり、大雨でない場合以外は、ダムの様になって上流側の水を溜めている。かつての(1970年代末〜1980年代頃だろうと推測)水不足の時代には、利根川は夏などは途中で水が無くなった時代がある。また、霞ヶ浦は漁業(コイの養殖などが行われている。一時コイヘルペスの流行で、全て殺したが)などの為に、水位をほぼ一定にして管理している。かつては霞ヶ浦は、渇水時には水位が低下し、船が付けなくなったり、増水時には周囲に水が溢れたりして、困った時代もあるが、現在は水位は一定に保つ事が出来る様になっている。そして、水位を一定に保つと云う管理方法の為に霞ヶ浦導水事業は利根川〜霞ヶ浦部分は完成しているものの、稼働実績は「全く無い」。那珂川〜霞ヶ浦が完成しない限り、稼働はしない。また、利根川と那珂川の水量は、季節によってほぼ反対の動きをする事が、この導水事業の基礎になっている。
 かつて、TV朝日の朝のワイドショーがこの事業を無駄遣いとして取り上げた事があったが、利根川〜霞ヶ浦の導水トンネル部分を全く取り違えて放送していたほどの、基礎的取材のお粗末なものだった。TVでは、西北部の小貝川などと繋がるかの様に放送していたが、きっと筑波山の下を通る霞ヶ浦用水(農業用水。桜川市真壁町地区になる、つくし湖が貯水池)と混同したもの。利根川方面の実地取材をしていない事が明らかなお粗末さ。実際の霞ヶ浦導水事業の利根川との地下導水路は、茨城県稲敷市か千葉県香取市辺りに通っている筈。ここで霞ヶ浦の水を利根川に持って行き、何十kmも上流に当たる我孫子市東端部の北千葉導水事業で取水し、それを利根川に持って行こうと云うもの。この何十kmも上流での取水ってのが常識から外れるのかも知れんけど、江戸時代には香取海と云う内海だった場所で、標高に大きな差は無い。利根川を下流部で仕切ってダムと化している(香取市に、房総半島中部への両総用水の取水地があるので、もう一つ上流部にも水門があるのかも知れん)ので、こうした事が可能になる道理。
 霞ヶ浦「用水」についちゃ、茨城県土浦市の霞ヶ浦総合公園内にあるネイチャーセンター2Fに説明があるし、霞ヶ浦「導水」事業についちゃ、柏市の北千葉導水センター(広報施設。無料)で説明パネルがあるし、茨城県行方市の「道の駅たまつくり」隣にある「水の科学館」(やはり国道交通省の広報施設ではないかと考えるのだが、有料。霞ヶ浦タワー=虹の塔、との間の共通入場券が一般的)にも説明がある。両総用水については、香取市立佐原水生植物園の隣にある 千葉中央博物館大利根分館に説明パネル群がある(通常、10月〜翌年3月まで休館。予約が有れば開館するとHPにあるが、何人からの予約に対応するのか、は不明)。

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 ダムの一般的な認識について言えば、ダムは水の流れを停めるので、必ず土砂が溜まる代物。放流部をダムの下の方に付けるとか、上流部に砂防ダムを造り、そこで土砂を溜め、搬出したり、土砂用トンネルを別に本ダムの下流部まで通したりする事で対応する場合もあるが、ダムを造れば自動的に半永久的に使い続ける事の出来る代物ではない、って事を肝に銘じる必要がある。ダムを造れば埋まって行くし、埋まったものを搬出するなど、それをメンテする時間も必要。一時的に造って、それで安穏としていていいものではないと考える。
 ダムで対応するなら、数百年のスパンで、どうメンテして行くかを考えて行く必要がある(実際には、堆積量の見積もりを誤り、数十年で寿命を迎えそうになっているダムが多い事は、2011年12月16日19:30〜NHK総合TVで放送された「特報首都圏」参照)。ダム群をそうした考え方で管理して行く必要がある。

 であれば、焦って、今、八ッ場ダムを造る必要は無いと考える。が、50年後に必要になる事態は充分あり得る(他の利水ダムが埋まってしまって、能力が落ちてしまい、メンテ期間に入るなどの事情)ので、土地買収などの準備をしておくのは有益だろうとも考えているが。
 また、ダムは災害に有益なだけではない事も注意する必要がある。ダムが地震などでひびが入り、崩壊の危険に臨む事もある(新潟県中越沖地震の際の谷根ダムなど)し、溜池レベルの農業ダムでは実際に決壊した例もある(福島県須賀川市で東日本大震災で決壊し、9名死亡)。ダムがあれば安全てだけではない。ダムによって起こされる災害だってある。もし、(1)で書いた様に、水位が上がる事によって山体崩壊レベルの崩落が起これば、八ッ場ダムを崩壊させ、下流部に大災害を起こす可能性だってあるのだ。これは絵空事ではないと考えている。水位上昇による山体崩壊でなくとも、数百年レベルで考えれば、浅間山の大噴火だって、起こる事は考えられる。そのときに八ッ場ダムは火山灰堆積から来る山体崩壊、ダム決壊で数万人レベルの死者を出す事は充分考えられる。それが、「数百年先で今ではない」なんて考えているとしたら、福島第一原発への対応と何ら変わらない事になる。

 ダムの利益とリスクを考えるとき、ダムを作れる地形てのは資源だと考えて、数十年、数百年の年月スパンを以て、順々に利用して行く事を考えて欲しいものだ。地学的素養を以て対応して欲しい。今の日本は、余りに現時点で全てをやり尽くそうとしている様に思える。 

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 以上に書いた様に、私は八ッ場ダムを現時点で建設する事には反対だ。だが、民主党の前原誠司・政務調査会長の様に「マニフェストに書いてあったから」なんて理由を第一に挙げる様な政治家は、政治家として失格だと考えている。マニフェストに書いてあった事の全部を実行するのが困難である事が明らかになっている状況で、「マニフェスト」を錦の御旗にする様な姿勢では、国民の大部分は納得しない。やれた事はやって、やれなかった事は諦める、なんて姿勢では困るのだ。マニフェストの中でも、何が、どういう理由で優先するのか、を国民に丁寧に説明しながらやって行くので無ければ、政治家としての資質に疑いを抱かざるを得ない。増税だけを国民に訴え、支出の面の優先度を無視するかの様な姿勢(例えば、整備新幹線3線着工)では、誰も納得しないだろう。
 私は、前原誠司は政治家としての資質を欠いた人間である、と考えるに至っている(http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/60889898.html 参照)。結論が正しければそれでOKな訳ではない。政治家は、国民を説得する必要もある筈だ。

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<追記>

 この記事をUPしてから、朝日新聞2011年12月17日付夕刊第12面を見たところ、国土交通省の政務三役の一人が、道路整備などで事業費の8割を既に支出している事と「あと6年もすれば完成する」として「今建設を止めるのは無責任極まりない」と発言した事が書かれていました。

 6年と云うのが確実な見通しならば、考える事は、もう少しあるのかも知れません。が、私としては「その1」の(1)で書いた疑念について、きちんと説明をして欲しい、と考えています。また、国土交通省の委員会の代替案との比較検討については、利根川の中流部に100kmほどの地下導水路を建設する案や、利水について御殿場から東京への地下導水路を建設する案を提示し、それと比較しているので、私は、勘案に値するものとは考えてはいません。無理矢理、比較対象を大きく見積もった「デキ回答」と言っていい代物だと評価しています。

 私は、現時点での八ッ場ダムの建設には反対だ。簡単(?)に理由を述べると、

(1) 八ッ場ダムの建設予定地点は、その場所だけを見れば固い変成岩が両岸にある地点であり、建設に最適な土地である。が、その周辺地点を見れば、浅間山の火山灰が厚く堆積している土地であり、1783年の大噴火の火山灰の影響に至っては、植生などから辛うじての(←この表現は感覚的な表現だが)バランスを保っているに過ぎない。
 ダムを造って水位を上げてしまうと、現在バランスを保っている土地の下部が崩壊し、大規模な土砂崩れが起きる事が容易に想定出来る。何故、国土交通省がこの影響を過小視しているかは謎。工学系の技術者はいても、地学系の知識が乏し過ぎるのだろうか?
 とにかく、現時点で、治水、利水の為にそこにダムを造っても、直ぐに土砂で埋まってしまう事が想定されるし、ダムは、山の中腹に建設される予定の付け替え鉄道や道路の安全を損なう。

 これが、私が現時点での八ッ場ダムの建設に反対する第一にして最大の理由。あの場所は、ダムの建設に適当な地点ではないとの考えだ。

 現在、そうした土砂崩れを想定せずに過ごせる理由は、単に、水位が低いので、中腹の地盤崩壊のリスクが低いからである。
 また、建設予定地点が変成岩(浅間山の噴火以前に作られたものだろう)に挟まれているのは、そこが狭く、下部の火山灰が浸食され流され、上部の火山灰が崩落した事、その事によるものと考える。

 国土交通省(旧・建設省)のダムの堆積予想が当てにならない事は、2011年12月16日19:30〜NHK総合テレビ関東ローカルで放送された「特報首都圏」で紹介された数例を見ても、よく判る。

<追記:中国の三峡ダムでも周辺部での崖崩れは頻発している。三峡ダムの場合、全体水量が大きいので、ダム自体の安全には大きな影響が無い>

(2) 治水については、八ッ場ダムの上流に降った雨水を留める役割を果たすのは間違いない。この意味で、八ッ場ダムの意味は否定出来ない。但し、(1)の事を考えると、その意味は直ぐにかなり小さくなって行く事が予想される。今更、巨費を掛けて、八ッ場ダムを建設する事が得策とは思えない(この論拠は、治水以外に関しては、以下の部分にも存在し、上で述べ尽くされてはいない)。

(3) 利水に関しては、現在の水量が大きく不足している訳ではない。干魃の年を想定すれば、確かに何でもありになってしまうのかも知れない。が、もし利水だけを考えるのならば、霞ヶ浦導水事業の方が建設費が一桁少なく、効果的な事もある。
 霞ヶ浦導水事業は、現在、利根川と霞ヶ浦を結ぶ2.6kmは既に完成している。が、那珂川水系、涸沼を結ぶ事業が民主党政権になってから凍結されている。この事業はダムと違い、時間経過によって効果が減耗する事は考えられない(メンテ面で、地盤改良事業の排水機場などと同様、モーターの交換は必要になるだろうが)。

 現在の日本ではペットボトル入りの水も結構普及しており、平均的な収入のある人が水不足だからと言って死ぬ事はあり得ない。干魃の際の問題は、生活用水の「不自由」、農業用水、工業用水の不足である。
 生活用水の不足では、水道水の圧力の低下などで出て来る。これは、干魃によって自動的に起こるものではなく、政策的に実施するもの。古くからのマンションや高層マンションは受水槽があるので、無関係。主に、一戸建てや最近ある水道直結型のマンションで不自由が顕在化する。また、社会的な要請に応えようとすれば、風呂やトイレの水の使い方にも注意する事になろう。
 だが、ダムとて一朝一夕に出来るものではない。通常、何十年かの時間が掛かるもの。建設を初めても10年は掛かるのが通常だろう。であれば、節水の取り組みや雨水の利用に金を使った方がベターと考える。また、地下水の有効利用を図る事も必要。

 節水の取り組みについては、水道料金を上げるのが一番早い手段ではあるのだが…(笑)、水は生活に必須のものだから、「政治的には」そう簡単な手段ではない。使用量に応じて上げるって手段もあるのだが、家庭ごとに水道料金を徴収している現在、家庭の構成人数をデータとして照応出来たいないので、尚更簡単ではない。トイレの節水性能で基準を作り、一定性能を下回るものは売れない、とかの規制が必要になるかも知れない。
  ともあれ、生活レベルが上がると共に水道の使用量は増える、との前提は、最近のトイレの性能(温水洗浄便座の普及故、トイレットペーパーも販売量もピークを売って、下がり始めている)、洗濯機の性能、食器洗い機の普及、などによって、1戸当たりの水道使用量はピークを売って、下がり始めている状態。また、工業でも、水の再利用などで、使用量は大きく上がっていない(むしろ、総量としては減っている筈)。
 東京などのオフィス集積地でも、水の再利用(下水を簡易浄水でトイレの水などに再利用)などで、水道の使用量は、そう増えてはいない。
 都市への人口集積は止まるところが無いが、人口の総数は暫くは減って行く。そんな中で更に水の需要が増大して行く見積もりの下にいていいとは、私は考えていない。

 水の需要を抑える節水を更に強化して行くべきだ。また、飲み水、食器洗浄、風呂、肛門洗浄には飲める程度の上水が必要であるにしても、トイレの汚物を流す為に上水が必要とは思えない。東京のオフィスなどでも下水をリサイクル(実際にはいざとなれば飲めるレベル)した中水が使われる様になっている。家庭でも、雨水利用でも構わないと考える。が、雨水はそのまま置いておくだけでは、「水が腐る」と云う事態も発生するし、「虫が湧く」事もある。そのまま溜めて利用するだけでは済まず、次亜塩素酸などの処理(水道水だったら塩素が含まれているので、電気分解してやれば発生するが…)などが必要となる。家庭では、雨水を溜めて、一定期間だけ使う、後は雨水管にゆっくりと流す、などのソフトを組み込んだ雨水貯水槽を持つ様にしてもいいのではないだろうか。また、風呂の残り湯を庭の散水に利用出来る様な配管構造(余りは下水に)もあっていいとは思う。そうした工夫をした家を普及させる様にして行ったら、災害時の上水途絶などにも耐久性が出て来る。普及開始から40年程度経てば、水の使用量は目に見えて違って来る。

 また、沖積平野に形成された都市(日本の政令指定都市はほとんど、そう)では、地盤沈下から地下水利用を抑制する事が行われて来たが、東京などでは、地下鉄のチューブ(コンクリート枠)が浮き上がらない様に、地下水を汲み上げている場所などがある、上野駅では不忍池(堤防を造ったら上流部に水が溜まってしまった人工池)に流して、水の淀みを防いでいるし、東京駅では日本橋川に流してしまっている筈。東京駅などの地下水は、飲み水などに利用する事を考えてもいいと考える(水のリサイクルセンターなどと同等の設備を作れば可能)。また、多摩部などでも、地下水を利用できる部分はある。地下水を無制限に利用出来る様にすると、また地盤沈下が再発する事になり兼ねないが、現時点の利用よりももう少し利用出来る余地はある。干魃時は、地下水も減る道理なので、干魃時のバックアップとして安易に頼る事は出来ないのだが。

 最後に、霞ヶ浦導水事業について。現在は、那珂川の鮎(中上流部の観光などを支える大事な水産資源。生涯の中で、海と川を往復する事になる)などの稚魚の吸い込みが問題視され、霞ヶ浦導水事業は霞ヶ浦の部分でストップしている。確かに稼働させると、吸い込みをゼロには出来ないと考える。が、常に稼働させる必要はどこにもない。必要な時期に稼働させるバックアップで構わないのだ。
 では、必要な時期とはいつか?主に夏。東京部で干魃時の渇水が問題になるのが一つの理由で、もう一つの理由は、霞ヶ浦の汚染。霞ヶ浦の汚染は今や深刻で、今年2011年は堤防が一部損壊したところがあったので水位を低位で管理したが、それだけでアオコが発生し、土浦市の市街地では匂いが漂い、また、霞ヶ浦を水道水の水源とする区域では水道水の匂いに苦情が出たそうな。霞ヶ浦は周辺市町村の水道水の水源ともなっている。東京都や千葉県レベルの高度浄水(江戸川下流部なので、江戸川の汚染で高度浄水をするに至っている)をすれば、今のレベルの汚染でも大丈夫らしいが、まだそのレベルまで達していない。必然的に、現在のレベルの汚染に対応する為には、水道浄水設備の高度化が必要になる。本来の話をすれば、霞ヶ浦の汚染を防ぐ為の努力が先だろうし、浄水設備も高度化へ向かうべきだろう。だが、どちらも直ぐには出来ない。浄水設備の高度化も、設備更新の際にやって行く事が普通の支出の仕方。であれば、水不足のバックアップとしては、八ッ場ダムよりは、霞ヶ浦導水事業の方が優先すべき事業だと考える。(1)で書いた様な懸念は無い(鮎の稚魚の吸い込みと云う懸念はある)し、事業としても費用が少ないし、建設のスケジュールの確実性も高いから。おまけに、副次的な効果も大きい。北千葉導水事業での手賀沼の水質の劇的な変化(1995年に見た限り、アオコで一面、黄緑色のペンキを流した様になっていた事があるが、現在はトライアスロン大会で泳ぐ事もある)を見る限り、霞ヶ浦導水事業による霞ヶ浦の水質浄化は期待出来る。だが、北千葉導水事業で利根川の水質悪化を主張する漁業者もいるので、全てが上手く行くって幻想は捨てた方がいいだろうけど。

〜 記事の文字数がヤフー・ブログの制限(1記事で5,000字)を超えた為、記事を分け、以下「その2」(http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/61186189.html )に続く 〜
 かつや南柏店、2011年12月12〜15日の4日間改装をしていたそうですが、2011年12月16日、再開オープンしました。

これが、改装前の案内の貼り紙。
イメージ 1

 再開後に行ってみましたが、店内が明るくなった様な気はしますが、どこがどう変わったのか、は、よく判らないまま。照明のカバーが無くなった?LEDになった訳でもありません。蛍光灯2本セットが露出してました。
 駐車場に照明が付いていたけど、セブンイレブン柏吉野沢店が隣に出来た(2011年11月25日オープン。http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/61091416.html 参照)所為で、駐車場が暗く見え、入って来る客が減るとでも考えたのでしょうか?

 でも、「かつや」って、HPを見ると、結構最近改装をする店が続いてるんですよね。関東で現在105店程度(数店数え間違いがあるかも)の店があって、2009年4〜12月に5店、2010年に2店、2011年になってから5店、改装してます。まあ、これくらいなら、計画的メンテの範囲内かな?
 何周年記念とかや、改装の際には、かつやチェーンでは、こんなキャンペーンをやってるみたい。
イメージ 2
4品しかないけど、全て500円(大盛りの100円増しや、ライス追加150円などは可能)。この画像と同じものは、http://www.arclandservice.co.jp/katsuya/index.html の下の方の2011年12月16日の項にリンクされているpdfファイル(URLをここで引用すると、この記事はwiki文法を使っているので、画像まで引っ張って来てしまう。それ故、こんな紹介の仕方をしてます)。大盛りの100円増し、ライス追加の150円、などいくつかのヴァリエーションは可能なのですが、それは、店内のメニュー(の下部)にしか記載されていない模様。
 なお、以前貰っている100円割引券は、キャンペーン営業中との事で使えません。

 私が昨日の深夜(日付が変わっていたので、厳密には本日)行った際には、誰も客がいなくて、「たった4日間閉めていただけで、こんなに客って離れて行ってしまうものなのか…」と驚き、かわいそうにさえ思ったものの、私がいる間に結構な数の客が入って来ました。時間帯の所為か、それとも、私が「客寄せパンダ」になったのか。よく、あるんですよねぇ。私の入ったときには誰も客がいないのに、食べているうちに、どんどん客が入って来る、ってのは。
 4日間の閉鎖で客が離れるなんて事は、そうそうある訳ではないんでしょう。

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