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最近、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160101-00000527-san-life
の様な記事がたびたび、ウェブに掲載されている。ほとんどコピペと思われる内容だが、2016年1月1日19:34に産経新聞からで配信されているところを見ると、何かのキャンペーンの積もりでやってるんだろうか? この記事で書かれた「体に悪い」理由は、ほとんど科学的な根拠が無い、と私も考える。が、この記事が、コピペのごとく繰り返されると、牛乳を飲むのが適当でない時期が、人間に存在する事が無視されている、とも考えるのだ。繰り返し配信するのなら、そのたびに掘り下げて記事にして欲しいものだと考える。
その「牛乳を飲むのが適当でない時期」とは、乳児期。簡単な説明をすれば、「牛と人間とは、必要とされる栄養が異なる」って事になるのだが、明確に牛乳が乳児に悪さをする要因の一つに、牛乳に含まれるイオン量(電解質の量)がある。人間の幼児に必要とされる量より遙かに多く、「多過ぎる」事で悪さをするのだ。だから、乳児に、母乳や人工ミルクの代わりに牛乳を与えてはいけない。恐らく、母親なら、こんな事はご存じだろうけど、さ。
これは、「倦怠感を感じるときに、無闇に栄養飲料やサプリメントを飲んではいけない」って事と、理由は同じ。順々に説明する。
牛は産まれて直ぐに(言い方が悪ければ、「生まれて、そう時間が経たないうちに」)、立ち上がり、活動する。しかし、人間の赤ん坊は、暫くは、母親から母乳やミルクを貰うだけだ。その差ゆえに、牛乳には、人間の母乳よりも遙かに多くの電解質(イオン)が含まれている。
過剰な電解質が口から入ると、消化器官では、必要な量しか血液に取り込まないか? そうは、なっていない。過剰な量でも、人間の消化器官は、血液中に取り込んでしまう。食い過ぎれば、血液中に過剰な栄養が取り込まれ、結局太るのと同じ道理。人間の体には、様々なイオンのポンプと言われる仕組みが整ってはいるが、それらのポンプは万能じゃない。例えば、ナトリウム(食塩)などを取り過ぎれば、ナトリウム・ポンプだけでは不十分で、水分量(血液量)でナトリウムの濃度を調整する(薄める)事になり、その結果、高血圧を招く。食塩は体に必須のものだが、取り過ぎれば、死ぬ(致死量がある)。電解質ではないが、カフェインやアルコールやニコチンも致死性の物質だ(致死量がある。「無い」と書いたトンデモ記事も見た事があるが)。とにかく、イオンのポンプは万能ではないので、血液中に過剰な電解質が存在する事態になる事もある。そうした場合、先ずは、人間は倦怠感を感じる。何か赤ちゃんの具合が、だるそうに見えるときは、電解質の過剰も考えてみてもいいかも。とにかく、電解質の過剰は倦怠感を招くので、はいはいも歩きもしない乳児に牛乳を与えるのは不適当。
同様の電解質の過剰は、成人でも起こり得るが、牛乳では先ず、成人では電解質の過剰は起こさない。危ないのは、栄養飲料(「ビタミン・ドリンクの類い」)やサプリメント。倦怠感があるからと言って、そうしたものをガブ飲みしたりしちゃならない。却(かえ)って、状況を悪化させる事がある。栄養ドリンクの類いを常用しても倦怠感が消えない人は、2〜3日、そうしたものの摂取を止めてみたらいい。それで状況が改善される様なら、あなたは栄養ドリンクやサプリメントの摂り過ぎ。
夫の勃起不全を改善しようと、サプリメントや栄養ドリンクを飲ませてる女性も、同様の事態を起こさせてる可能性があるので、注意(笑)。
私が、この「電解質の過剰」に気付いたのは、大学受験生の頃。オロナミンCを安売りしていたので、買って来て、夏、水分補給の代わりくらいの感じで飲んでいたら、だるさが取れない。不思議に思っていたら、電解質の記事を見た事があって、オロナミンCを中断してみた。そしたら…嘘の様に、倦怠感が改善(笑)。オロナミンCごときでも電解質の過剰が起こり得るのだから、世間に溢れる、その他の栄養ドリンクやサプリメントの副作用の強さは、推して知るべき。
とにかく、乳児に人工ミルク(紛らわしい名称…)の代わりとして牛乳を与えてはならない、って事。それを無視して、コピペのごとく記事を垂れ流すのは、止めて欲しいもの。
大体が記事の中で松嶋尚美の言を取り上げてるが…あの人が、「科学的な」根拠を以て色々発言してる、なんて思ってる人は、先ず いないと思うぞ(爆)。
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