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浦和レッズは、現在、三菱自動車が半分超(50.3%?)を出資する企業です。そして、日産自動車が三菱自動車に資本参加し、1/3超を出資する筆頭株主になる予定である旨、発表されています。
一方、Jリーグ規約は、第25条第5項に
「Jクラブは、直接たると間接たるとを問わず、他のJクラブまたは当該他のJクラブの 重大な影響下にある法人の経営を支配しうるだけの株式(社団法人または特定非営利活 動法人にあっては社員たる地位)を保有している者に対し、自クラブまたは自クラブの 重大な影響下にあると判断される法人の経営を支配できるだけの株式(社団法人または 特定非営利活動法人にあっては社員たる地位)を保有させてはならない。」
と定めます。日産自動車が三菱自動車の筆頭株主になった際には、横浜F・マリノスと浦和レッズとが、この条項に抵触するに至るのは、明らかです。これに関して、Jリーグ側は、まだ明確な事を言っていません。まだ、現実が決定していないのだから、決断するに時期尚早と云う態度であり、決定時期を明確にしたに過ぎません。
今まで、Jリーグは、判断に際し、二重基準とも言える判断がたびたび見受けられました。例えば、クラブの広告に際しては、酒などの広告を忌避し、ロアッソ熊本のスポンサーであった白岳酒造の広告を忌避しておきながら、サッカー全体としてはキリンカップなどでTVでの酒のCMを垂れ流しにするなど。主体が異なるからOK、と云う問題ではないと考えます。
今回の資本関係に関しては、上に示されたJリーグ規約の理念は、他のスポーツでも見られる事であり、規約を改正して済む問題ではありません。資本関係が報じられている通りなら、横浜F・マリノスか、浦和レッズのどちらかの資本が入れ替わらなければならないのは、当然の道理です。これを、Jリーグは、なあなあに済ます訳には行かないと考えます。
当然の道理を曲げる訳には、行きません。
まあ、常識的な考え方として、浦和レッズから、三菱自動車が手を引くのが道理。でも、一方、浦和レッズは、発足から、三菱マークをクラブのマークとして掲げています。この三菱マークは、他者の認容の下、法的に浦和レッズの活動分野(スポーツ関連)では、浦和レッズのものなのです。決して、三菱自動車や三菱関連他社に脅かされないものとして存在しています。ですので、浦和レッズは、三菱マークを人質に取っているも同然。これは、企業グループのマークを、何の変更も無く、クラブのマークに転用したが故の、当然の道理。柏レイソルが日立のマークを変形したマークにしている様な、ひねりが無い事が、逆の作用を及ぼしてます。
もし、三井不動産が、浦和レッズを自らの傘下に入れた場合、自社の広告で、浦和レッズへの協賛を示すものとして、三菱マークを使っても、法的には文句の言えない道理になってしまいます(まあ、裁判は起こすでしょうが、使い方に注意している限り、争っても三菱地所側が負ける可能性大)。つまり…浦和レッズは、経営側が独立していれば(←ここ、大事)、三菱マークを人質に取って、三菱グループ各社に資本参加を要求出来る訳。こんな関係にある限り、浦和レッズは、三菱自動車から三菱グループ各社の資本参加を仰ぐ形で決着するしかないとは思うんですけどねぇ。
結局は、浦和レッズの経営陣が、現在のまま、資本構成を変える交渉に臨むか、それとも、日産側の影響を受けて進めるか(日産側の影響を受けた途端、Jリーグ規約違反が問題になる道理ではありますが)、の問題でしょう。独立してれば、三菱マークを人質に、浦和レッズの株を高く買い取らせる事は、十分可能な筈ですけど(笑)。
外野としちゃ、ソフトバンク辺りが獲得に乗り出すと、面白いんだけどなぁ。浦和ホワイトとかになって、白い三菱マーク、赤い三菱マークをソフトバンクが使い放題、って構図は笑わせられる。が、そんな事にはならない事と思います。
キッコーマンが乗り出しても面白いけど…。赤いトマトマークになったりして。日の丸の真ん中にガクを書き入れて「トマトだ」と言い張り、マークにしちゃう、って手もありではあるけど、非難必至だろうしなぁ(爆)。
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