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ヤフー・ブログのサービス停止に伴って、ヤフー・ブログの公式移行ツールで移行しても、コメントは移行されない事になっています。理由は、コメントをした方も、多く(ヤフー・ブログ)がヤフー・ブログのサービス停止に伴い、行方不明になるから、とか。で、技術的には可能なのに、仕様として、ヤフー・ブログがコメントの移行を、敢えて「行わない」殊にした訳です。私は、この事には強い不満を感じています。
私のブログへのコメントは、FC2への非公式とも言える移行で、ほとんどは救ってありますが、私が他のブログにコメントしたものは、ほとんどが消えてしまう運命になります。
て事で、私がコメントしたもののうち、大きな意味があると考える部分だけ、気付いた限り、抜き出して、ここに格納しておこう、って試み。
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https://blogs.yahoo.co.jp/skytree_sasaki/37274465.html で記された、写楽の活動期間の短さについて、2018/4/8〜10
写楽の活動時期の短さは有名です。何より、あんまり「売れなかった」らしいので(爆)。それでも強い印象を残したらしく…。
作品数が限られているので、かつて東京国立博物館で、ほぼ全作品(全作品146点のうち、142点)を集めた写楽展をやった事があります(東日本大震災後の2011年4〜5月)。世界に1枚しか存歳しないフリーア美術館(遺贈の際の条件で、所蔵作品の館外持ち出し不可。この遺言は、死後何年でも有効なんでしょうか?)の所蔵品なんかは来てませんでしたが。
オリンピック憲章には、同時期での展覧会開催が義務付けられているので、同種の写楽展を再度やるかも、と踏んでるんですが…さて、どうでしょう?
写楽の肉筆画とされるものも現在はあります(海外に4点ほど。国内にも論争のある作品が)が、異論もある様です。写楽の肉筆画とされるもの(当然1枚限りの作品群)は、西洋デッサン風の短い線を連ねたもので、日本の画家の修練法とは異なります。以前、国際浮世絵学会の理事の一人(本職は数学者w)とお話させて頂いた際、肉筆画の線について「写楽はアイデアは凄いけど、絵そのものは下手だったんですね」と申しましたら、「あれはニセモノだからです。上から なぞったので、線が短くなってるんです」て、おっしゃってました。この方によると、岡田美術館所蔵の歌麿の肉筆大型絵(雪月花3部作のうちの一つ)もニセモノだ、とか(真筆鑑定は小林 忠 氏によるもの)。
活動期間の短さって事で言えば、樋口一葉(享年 満24)の有名作は僅か14ヶ月の間に書かれ「奇蹟の14ヶ月」と言われますし、アルチュ−ル・ランボオが詩作をしていたのも僅か2年ほどで、19〜21歳頃。
鈴木春信が絵暦と云うジャンルで活躍したのも僅か2年(それ以外の作品もあります)。ゴッホが絵を「習い始めて」から死ぬまでが僅かに10年。
ついでに…イエスが布教を始めて死ぬまでが約3年(笑)。
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芸能人なんかがもてはやされてたのは、江戸も同じ。歌舞伎役者の絵や、吉原芸者や市中美人(お茶屋の看板娘とか)を描いた美人画なんかがあります。でもね…写楽のは、何よりブロマイドとして人気が無かったらしいんです。だから、写楽は短い活動期間のうち、2度も中断を挟み(「非番を利用して活動」の故とも)、写楽の写楽らしいのは、第1期であり、第2期、第3期と、段々と写楽らしさが失われていきます(大首絵は主に第1期のみ)。故に、途中で作者が入れ替わってる、って説まで出て来ていたほど(署名表記も変わりますから)。
顔が写真やTVで世に知れ渡っていればこそ、パロディも意味をなすのですが、江戸時代、そこまでの基礎が無かった、て事かと考えます(後には、国芳の様に、禁制を逆手にとって、落書き風のものまで売っちゃった猛者まで出ては来ますが)。江戸時代から明治に掛けて、最大の印刷(販売)枚数を誇ったのは、広重(初代)の東海道五十三次之内(保永堂版)で、おのおの約3,000枚ですが、作家として最大の販売数を誇ったのは国貞(初代)。何より、役者絵などが「似てた」らしいんです(爆)。
故に、国貞には(後に三代目 豊国となる<本人の意識は二代目だが、学術上、途中に一人いるので、三代目とされる。ブラタモリで、久保田祐佳と桑子真帆の間に1回だけ首藤奈知子がいるので、桑子真帆が三代目アナとされる様なものかと>なので、その作品数も入れると)、膨大な作品数があります(1万点以上とも。ちなみに、ピカソの作品数は2万点ほど。ピカソの最晩年の様に何でもかんでも売れて、あっという間に作品が出来ちゃう様なのと較べると、この数のスゴさが判ります。尤も、浮世絵も彫ったり摺ったりするのは別の人ですが)。
ですが…現代の私たちにとって、150年以上前の人に「似てる」か否かなんて、どうでもいい事。別の鑑賞基準、評価基準によってる訳です。
(すたこら さんの記事に付したコメントで、「消えて無くなってしまうと困る」と私の考えるコメントは、今のところ、恐らく、これだけ)
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