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東京都庭園美術館は、旧・朝香宮邸であり、アール・デコの建築様式ってものが顕現した(そんな少数であっても、「建築様式」と言えるのか?)と「言われる」もの「だそう」です。各部屋に暖房装置としてのラジエーター(放熱器。ここは、どちらかと言えば、アール・ヌーボーに近いものがある様に見受けられる)があるのは以前から知っていたものの、ふと疑問が頭を過(よ)ぎりました。 「大本(おおもと)の発熱装置は、どこにあるの?」「発熱源は何?」「で、何の媒体で熱を運んでるの?」って事です。以前より、煙突があった様な気がしてましたので、正面に出てみると、あった〜! 右上に小さくではありますが、煙突が見えてます。 で、右側の関係車用駐車場(建設当時から、駐車場はあった? 何せ、朝香宮 鳩彦 (「きゅうげん」でも「はとひこ」でもなく、「やすひこ」)王がアール・デコに目覚めたのは、フランスでの自動車事故で負傷し、療養の為、そのまま数年間、フランスに留まっていたから、ですから)の方に回ってみると、煙突、地面から生えてた。 って事は、ボイラー室は地下と思われる。で、燃料は…と見ると、一応、油槽口と思われるものを地上に発見。 で、確認の為、受付で質問したところ、ウェルカムルームを紹介されたので、再入館。確認出来た事は、 (1)ボイラー室は地下。ウェルカムルームの先にある、「だれでもトイレ」の左脇(この先、関係者以外進入禁止)の先に地下のボイラー室へ続く階段がある。 (2)燃料は、油。当初は良質な油(勿論、鉱物油を精製)を使っていたらしいが、戦時中は質の悪い重油などへ切り替えられた。 (3)ラジエータとの間の熱運搬手段は水(お湯)。スチームではない。 (4)ボイラー室を戦時中、防空壕として使用した訳ではない。燃料が直ぐ近くにあるから。当時の防空壕は、日本庭園部分(詳しくは聞かなかったが、恐らく、現・国立科学博物館 附属自然教育園の範囲を含むものと思われる)に3箇所設けられた由。 て事でした。 皇族ですから、自宅にも従業員(「侍従」など)が わんさか いた訳で、現・皇族もそうです。プライベート空間にも人がいるのが当たり前(警備もありますしね)。一番上の画像の右端部分は、職員詰め所です(今も)。 この日は、退館時刻までの残り時間で、そこで関係資料として紹介された、東京都庭園美術館・編著「アール・デコ建築意匠 朝香宮邸の美と技法」(鹿島出版会;2014年12月)を読んでました。本文と写真は一通り目を通す事は出来たものの、後ろにある「建築支出史料」と「仕様書」(← 結構、これ大事)については、目を通す時間が残っておらず、断念。
この本を読んで、余りにも多様な建築資材の種類などに驚かされました。で、行く積もりも無かった、ここでの次回展覧会「1933年の室内装飾 朝香宮邸をめぐる建築素材と人びと」(会期:2019年7月20日〜2019年9月23日)へ行ってみようか、と思った次第(「行きたい」リスト https://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/65296813.html などには追加済み)。 |
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2019年07月14日
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