黄色い蛇足@日立柏酒場裏

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民主党政権

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 民主党が政権を執って2010年3月16日で6ヶ月が経過した。現在の民主党の最大の問題は、小沢一郎のやり方によるものでもあるんだが、意見集約過程、政策立案過程にあると思う。私は、既に小沢一郎には、何らの価値を認めない。このままでは、小沢一郎を巡って、民主党が分裂に向かうのは必至だろうと思う。

 小沢一郎が辞任しないままに参院選に突入すれば、参院選で民主党が過半数を獲る事はあり得ない。それを勝利とは考えられないだろう。そうすれば、小沢一郎は当然辞任せざるを得まい。その場合、参院選で獲った議員数により、民主党がそのままで存続出来るか、どうかが決まる。鳩山由起夫政権だって、もう危ない。これは、政界再編の促進要因になる。その場合の取り敢えずの次の総理は、菅直人って事になるだろう。
 小沢一郎が辞任する事になれば、小沢一郎は党内での力を失う事になり兼ねない。上手く院政を敷ければ小沢一郎にとっちゃよくても、院政を敷け、しかも民主党を牛耳って行ける人物が、今の民主党にいるのか、どうか。これも、小沢一郎の今までのやり方に起因する様に思う。

 では、私がここで言う「小沢一郎の今までのやり方」とは何か?成立後6ヶ月間の民主党を観察して来ての、仮説としての感想を書いてみようと思う。


(1) 政権成立当初の民主党に見られた最大の問題点は、「マニフェスト原理主義」とも評されたものだった。マニフェストがご本尊の様に「マニフェストに書いてあるから」として、それが国民との約束であり、その実現をこそ目指さなければないらないものとする姿勢。

 が…小沢一郎が代表である間、マニフェストを国民に問い、その内容を鍛える事に極めて冷淡だった(http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/57537098.html 参照。この記事の中で確実に予想が当たったのは、中川昭一の死亡だけ?)。だから、今回の2009年8月日の衆院選で示されたマニフェストは、小沢一郎が辞めてからの数ヶ月で慌てて作ったものに等しい。英国では、マニフェストは選挙が終わった途端に、その選挙でのマニフェストを叩き台に、再作成の過程に入る。そして、選挙の1年前〜6ヶ月前には、green paperと呼ばれる草案が出来、それを選挙までの期間を使って、鍛え直す訳だ。政策として機能する為には、当然、それくらいの期間は掛かるし、それくらいの期間を掛けなければ、党員の全レベルで納得づくでの意見集約なんて出来やしない。が、そうした過程を当然経てはいない民主党のマニフェストには、支持者の納得づくのものではあり得なかった訳だし、その中にはマニフェストに書いてあるものの間でも、矛盾の様に見えるものがあった。そして、優先順位が付けられてはいなかったので、それをバラバラに始めようとすれば、色んなところで矛盾や葛藤が噴き出すのは自明の事だった。

 であれば、民主党が政権を獲って最初にすべき事は、マニフェストの周知徹底と共に、再度、その内容を国民に向かって説得する事だった筈だが、前原誠司に顕著に見られた様に「マニフェストに書いてあるから」と押し通そうとする姿勢が見えた。これは、国民の側にも覚悟を強いるものだった。が、これを進めれば、民主党にも覚悟が要求されるのは必至だったのだ。理由は、民主党マニフェストの、先に書いた様な未熟さ。マニフェストに書いた事項の間で矛盾が生じている様では、押し通せば、どこかでそれが露呈するのは当然。
 それ以外にも、現実に合致していない政策が出て来れば、当然、マニフェストに書いた事の修正が求められる事態になる。その際には、「押し通す」姿勢を見せていた者は、当然「ぶれた」との批判を受ける事になる。現実に直面していない者が、理想論を掲げ続ける事が出来るのは何ら不思議な事ではないし、安倍晋三の様なオバカがそのままのスローガンを掲げ続け、世間様から呆れられ捨てられるのも、何ら不思議な事ではない。が、マトモな人間なら、未熟な政策が現実に直面したとき、その政策の方を修正するのが当然なのだ。マニフェストに余りに大きな価値を与えた者が「ぶれた」と批判されるのは致し方ない事。

 とにかく、マニフェストは、支持者に向けての政策であって、それを実行するに当たっては、何度でも国民を説得し続ける「手続き」が必要。まあ、この事は、もう民主党政権幹部は骨身に沁みて知った事だろうから、これ以上は書き連ねはしないが…。


(2) マニフェストが天与のものであって、その実行だけにかまけているのであれば、新たな政策なんて必要ない訳だが、現実は、そんなものではない。
 常に新たな状況、局面が生ずる訳だし、マニフェストは(1)で書いた様な代物なのだから、完成型ではない。また、たとえ、完成型の積もりで作ったものであろうと、多くの場合、全てを語り尽くしてはいない。賛否が拮抗して明確な政策を書けないものもあろうし、具体策自体を先送りするものもあるのが普通。であれば、政策立案過程、意見集約過程と云うものが必須な訳だが、現在の民主党には、その明確なプロセスが無い。

 省庁毎の政務三役の司る、集会の様なものがあるだけで、それは意見を聞き置くと云うだけのヒアリングに等しいものらしい。討議が充分に行われているか、どうか、について国会議員の間に不満があり、政務調査会の復活を訴える議員も多い。
 小沢一郎は、政策を内閣に一元化する事を「日本改造計画」の頃から訴えていて、今回、それを実現したに過ぎない、と言うかも知れない。が、党の意見集約過程を無くしたので、それで意見集約過程が一元化された、と言えるのか?忙し過ぎるとも評される政務三役が、討議を通じての意見集約の過程を上手く回して行けるのか?まあ、回して行けていないからこそ、不満が出て来るのだろう。それでも何とも思わない姿勢、それこそが小沢一郎なんだろう。今まで、いくつもの党を潰し、「壊し屋」の異名を取って来た小沢一郎だが、これが実態ならば、当たり前。理の当然でしかない。国会議員、派閥と云う狭い世界での意見集約、それも親分を中心にした意見集約を経験の主たるものとして来た者の「未熟さ」でしかない。私は他人を批判する際に「未熟」と云う言葉を多用する傾向がある。が、事態がここに至ると、小沢一郎の「未熟さ」に賛意を持つ人も多いのではないだろうか?会社などの遙かにデカイ組織で、ある期間を過ごして来た人なら、この感想を持つ事が多いのではないか?日本の政界の最大実力者とも言われる人間に対して「未熟」と言わなければならないのは、ある意味、哀しさも持ってしまうのだが。

 組織が一枚岩の様に上から下まで意見が一致している姿は、理想かも知れない。が、議員間ならともかく、国民にまで範囲を広げれば、それぞれの問題に向き合う真剣さの問題もあり、そんな事はあり得ない。また、現実は、個々の人間の前に様々な面を見せて立ち現れるが故に、対策として考えられるものも一様でなない。そこに個々の人間の基盤の多様さが加われば、意見の対立は組織であれば当然に生ずるものだ、と考えておかなければならない。それは、組織たるものの宿命である。(ここまでは「日本改装計画」でも論じられている)
 その意見の対立を、集約して行く過程こそが、本来の政治のプロセスである。(「日本改造計画」では、ここは多数決で決する、としか書いてない様に見える)

 政治学は、法律学なんかから見ると、「鵺(ヌエ)の学問」とでも呼びたくなる様相を示す。法律学が自らの立ち位置と範囲を限定するのに対し、政治学は人間のあらゆる面を呑み込み、その決する場を持たず、のたうち回る。私は、法学部に身を置きながら、そんな事を思っていたし、その感は、今ますます強まるばかり。まあ、学たる政治学はまあいいとしても、政治の範囲も、ブッシュの様な宗教的情熱に突き動かされた動きもあれば、中国や安倍晋三なんかの様にナショナリズムの噴出する場面もあり、利益のぶつかり合いだけで推し量れるものでもない。
 が、選挙がその最終局面だとしても、それまでの様々な場面で意見を集約し、政策にまとめ上げて行く過程無くしては、何の政治か?って思うんさ。政策への集約無くしての選挙の勝利を目指す様な小沢一郎の姿には疑念を抱かざるを得ないし、それだったら、結局は派閥の長が決めるのと何の違いがあろうか?とも思ってしまう。

 私の理想とする姿は「明確かつ一貫した政策をまとめ上げ、選挙でその信を問う」姿なもので、小沢一郎の現在の党運営には、もう何の価値も認めちゃいない。小沢一郎の資金疑惑についちゃ、検察のやり方に疑念も感じる(恐らく、別稿で論ずる事になる)ものの、党運営に価値を認めないが故に「さっさと辞めちまえ!」って思ってるのが、実際。


(3) 普天間基地の移設問題について漏れ聞こえて来る報道の数々は、(2)で書いた、民主党内の意見集約プロセス、政策立案プロセスの正規と呼べる過程が無い事と相俟って、国民の信頼を失わせるに余りある。

 自民党は、意見の集約に当たって「審議会」を隠れ蓑の様に多用した。が、民主党は、官僚による意見集約を否定しただけでなく、「審議会」もあんまり活用していない(審議会もメンバーの選定を公平に行えば、それなりに有用だと思うのだが…)。それ故、「閣僚から」思い付きのごとく勝手な意見が飛び出し、それが規律なく漏れ報道され、世間を様々に揺れ動かす。まさに、アホの集団そのもの。これで、2010年5月までに移設先を決める事が出来るのか?みんな不安に思いながらも、取り敢えずは民主党政権の出方を見守っている状態。
 かつての、非自民党政権の、細川内閣→羽田内閣の時代は、みなが政策にアクセスしているかの様な高揚感があり、「誰が政策を決めているのか、全く判らない」と言われた。皆が「私が、この政策を決めた」って言い合っている状態。今は、その逆。「誰が政策を決めているか?」は小沢一郎が暗に想定される一方、「どんなプロセスで政策が決定されているか?」「それは、正当なものなのか?」「本当に、それでいいのか?」てな不安感。これで、政策の妥当性が失われたとき(大きな不信感が生まれたとき)、政権の妥当性・正統性も失われる事態になりかねない。

 これで、普天間基地の移設先を2010年5月までに合意出来なかったときにゃ、鳩山政権は潰れるかも、ね。そして、2010年6月に、小沢一郎も一蓮托生で失脚し、民主党2010年7月の参院選に向けて再生する起爆剤となる…かも。普天間は、鳩山政権の存続に確実にかかわるでしょうな。
 実は、自民党の中曽根政権も発足当初は、田中曽根内閣とも呼ばれ、結構足もとが覚束なかった。それが、自民党の救世主の様に振る舞う様になったのは、その後の政権の変身による。鳩山政権がそうしたものになれる可能性も無いとは言えないんだけど…さて、どうなるかな?


〜 ヤフー・ブログの記事の文字数制限5,000字を超えたので、以下「その2」(http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/59224047.html )に続く。が、「その2」は民主党と言うよりも、政界一般に広げたお話 〜

 民主党政権になって約2ヶ月が経過しようとしています。

 このブログでは、国民新党結成のときから、そのケインジアン的政策(それも、常に財政出動優先)と国家のコントロール(=自民党政権との比較でみるとき、それが官僚であるか、政治家であるか、の違いはあろうが、政治家の裁量による方が遙かに悪い影響がある)による経済観に異議を唱えて来た積もりだが、国民新党の中で、鯨岡兵輔が落選し、亀井静香が党首となり、しかも政権内に入った事で、その悪影響は、見過ごせないところまで来ていると感じる。
 亀井静香は、自民党政権にあったときから「オレが大臣だ」と云う姿勢で、政策を振り回し、「アレは、彼の性格だ」(確か、ときの経団連会長のお言葉。確か奥田さんじゃなかったか?)と言われた、お人。今の政権での「政権に政策を一元化する」なんて方針(小沢一郎・幹事長の方針?)の下、どうやって出来た政策なのか判らないままに、日本郵政会社と金融の行方を簒奪してしまったかの様だ。
 亀井の金融政策の悪いところは、実際、論理的整合性を持たないままで、アドバルーンの様に言葉をもてあそび政策を打ち出し、それを国民の反響を見ながら修正して行く姿。言葉だけを捉えれば、かつての日本に存在した「金融社会主義」そのもの。大蔵省が金融行政の事細かな事にまで「行政指導」と云う名の指示をし、その結果、ほとんど何もしない金融トップを作り出し、金融の生産性と産業の方向を官僚が決めた姿。鳩山・民主党政権は「脱・官僚」を標榜しているが、実は、国民新党の諸政策は、「官僚支配」そのものの制度でしか実行出来ないものであり、亀井静香は「官僚支配」の制度を維持したまま「政治家」が「官僚」の位置にとって変わろうと言うに過ぎない。それが目指すべき「脱・官僚」なのか?違う筈だ。民間の活力を活かす方策こそが目指されなければならないと考える。

 「官僚支配」による「金融社会主義」は、かつての様に目指すべき姿が明確であった時代には有効に機能したと思う。特に、1973年までの高度成長時代には特に有効だった。経済産業省の主導する産業政策と、大蔵省の主導する金融政策が両輪として機能した時代。この時代には、産業金融を担う日本興業銀行があたかも官僚の別働隊の様にして機能した。
 そして、「省エネ」と云う方向が明確であった1973年から1980年代前半まで(ロンドンのThe Economist誌が表紙にSuperdollarと掲げたドル高への時代)は、そうしたものが最後の輝きを放った。
 が、1986年以降、円高と日本に課せられた不平等条約たる日米半導体交渉(それを巡る日米構造協議も)の結果、「官僚」は経済活動に対する桎梏となったし、「官僚」も進むべき姿を指し示す事は出来なくなってしまった。日本が、産業的にも充分成熟したし、GDP(当時の指標はまだ、GNPだったかな?)も世界で無視出来ない規模になった。また、1986年以降のバブル時代を通じて、米国で1950年代に起こった大衆社会が、日本でも完成するに至った。日本社会は、既に先行モデルを見失ってしまった訳だ。
 そこに「官僚主導の中進国国家体制」たる経済での1940年体制の有効性は終わった。1940年体制とは、世上流布させた野口悠紀雄さんの言葉があるので、それと定義が違うと言われかねないので、ここで大雑把に再定義(世上流布される前に少なくとも、1980年代初期の日銀内では当たり前の国家観だったと思うが)すると、「国家総動員体制を通じて国家が主導する経済体制を完成させ、それを戦後も使いながら復興と高度経済成長を作って来た」とする、国家(日本)の経済体制観。
 円安で守られていた(外国の製品は高いので、国内に入って来ない)日本経済は、円の為替変動を通じて、グローバル化せざるを得なくなった。1980年代半ばまでの日本は、今から見れば、ある意味ユートピア。製品の品質は国内の競争を通じて高く、国内で暮らす限り、それなりの賃金と対応したそれなりの暮らしが出来た。が、その裏には、政治的な不公正・不公平も頑(最初、「癌」と変換された。言い得て妙)として存在した訳だが、政治的な1955年体制が機能して、それなりに有効な政策になっていた。万年与党の自民党が万年野党の社会党などの意見を取り入れる形での政治体制だったから。

 亀井静香・国民新党の主張する政策は、こうした時代背景と体制を最高のものとみる時代遅れの国家観に他ならない。
 「モデル無き世界」では、経済界のあらゆるところで、それぞれの経済主体が目指すべき企業モデル仮説を作り、それを実地に検証して行く中で、それを取捨選択し、残ったものを磨いて行くしかない。

 既に、円の為替レートは、亀井静香の思い描く様な経済運営を許さない(それでは運営出来ない)レベルに達している。そして、産業は新興国(BRICsとかVISTAとか)の台頭もあり、グローバル競争の時代になっている。品質は疑問だが何とかOKのレベルの安い製品が日本に入って来たのが1990年代だったが、今や、商品はグローバル・マーケットを対象に世界上の至るところで生産され、そうした製品は日本にも当然の様に流入し、企業はグローバルに競争「せざるを得ない」時代になっている。これは、自民政権云々の問題ではない外部環境。
 こうした外部環境(時代背景と言い換える事も出来る)の中で、「ルールに沿った民間の経済競争」を目指すのが民主党政権の「あるべき」姿だろうと思うが、国民新党、なかんずく亀井静香は、そうした姿に明らかに逆行している。
 何とかして、亀井静香を政権から追放しない限り、日本は、これからの世界で没落して行く事になってしまう。民主党が参院での過半数を持っていないが為に、最初から国会内で政権を安定させる装置として社民党・国民新党との連立を選んだ訳だが、このままでは民主党政権そのものも危ないぞ。

 ただでさえ、財政の赤字は増える傾向にある。行政刷新会議の「事業仕分け」なんてのを今やっているが、項目レベルで云々出来る「無駄」なんて高が知れている。本当の無駄は、プロセスの中にある。だから、予算執行のレベルでやらない限り、それは政治的には「削られた」側の不満のまま終わってしまう事がある。が、恐らく、予算執行のプロセスの中での無駄の排除は、やった結果が明らかになるのは早くて来年度予算が決算期を迎える2011年6月頃。そこまで政権が安泰か、どうか。

 赤字国債の金額は増える傾向にある。そして、有効需要の創出として行った補正予算の中で、予算執行を止めたものがある。確かに、基金の抑制や、やっていない政策の凍結はまだいいが、国道予算の凍結は平時でやっとしても建設業の失業を招きかねないもの。それを今の時点でやると、建設業は民間需要が落ちているときだけに、失業者を大量に生みかねない。他のところで有効需要を、と言うが、それは産業間での雇用の流動を意味するのではないか?セーフティネットに問題があるままで、こうした政策は劇薬となる可能性が大きい。失業率は増える事こそあれ、減る事はないのではないか?
 そこに亀井静香を政権内に抱えたままでは、金融社会主義への嫌悪から海外からの投資の退出=株価の続落、が懸念される。これから失業率の増加と海外投資の退出があれば、2010年3月の株価次第では、金融機関の安定が脅かされかねない。そうすれば、貸し渋り対策として始まった亀井静香の政策が、結果として金融危機と中小企業の倒産が相次ぐ自体を招き、当初の意図と違った民主党+亀井静香による危機を招きかねない。そして、2010年3月をグローバルに見たとき、こうした危機を現出しているのは日本だけになりかねない。他国は、少なくとも有効需要喚起策を継続してる訳だから。米国に二番底懸念があるにしろ、経済の悪化傾向は政策によって遅らされている。日本は、経済的にも「何とかしないと危ない」状況を「政治が」作り出してしまっている。

 国民新党との連立を解消し、共産党の閣外協力を仰いだ方がまだマシな気もするんだけどな。
 このままだと、参院選は民主党の過半数獲得は「あり得ない」気もする。もっとも、世間様の反応は、安倍政権のときを見ても、私の反応から少なくとも2〜3ヶ月は遅れる。同じ様に遅れたとして2009年1月後半〜2月前半。
 自民党は、参院選に衆院選で落選した有名候補を擁立する意向があるそうだ。すると、民主党への自民党へも積極的な支持を打ち出せない有権者層は、そうした自民候補に「批判票として」投票する傾向が出て来る。すると、民主党は過半数を獲れずに伯仲状態を現出させる事に成りかねない。そこで小沢一郎が退出するのなら、私はそれもいいかも知れないとは思うんだが…。小沢一郎が民主党の党幹部(幹事長)から退かざるを得なくなったとき、きっと、政界再編の号砲が鳴る。
 そうなったら、恐らく鳩山政権は、また1年で終わり、2010年9月は政局の季節となる。

 日本経済の為に、亀井静香を政権から追放するなら、2009年2月末か3月中旬辺りが最終期限。それより遅れると、株価への影響が残る。が、その時点での内閣改造は政権の弱体化と採られる虞もあるから、早いに越した事は無い。
 政局絡みで言うなら、出来るだけ参院選前まで引き延ばしたいだろうし、参院選後のポイ捨ても考えてるんだろうけど、亀井のお陰で足を引っ張られる事の方が多い筈。

 選挙前に亀井静香と国民新党を切る事によって、その悪弊は亀井本人に帰す事(実質は「責任転嫁」)が可能になり、もし自民党が国民新党と組んだ場合は、自民党に悪いイメージが付くだけ。民主党側のイメージ上のマイナス要因は極めて少ない筈だ。問題は、国会運営上の安定性だが…(笑)。

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 以降、この基本的考えに沿って、細かに主張をトレースした記事をUPするかも知れません。

 民主党政権の財政的な問題は、現在見える「無駄遣い」排除から来年度の政策予算を生み出す手法や、補正予算での有効需要創出策の停止だけではありません。海外援助も現在、大盤振る舞いしちゃってます。今約束しちゃった海外援助だけで外務省予算は来年度大幅増せざるを得ない事態になっちゃってる訳ですが…。

 民主党政権が上手く滑り出す事を、私は希望してるんんですが、余りにorganizerとしての能力を欠く方法が多い。時間軸を考えて、「何をいつ停め、その替わりに何をいつ始めるのか?」「その間に行政組織をどう動かし、都道府県をどう動かすのか?」を無視してるか、甘く見てる様な事例が多過ぎる気がしています。

 柏レイソルなんかだと、私は応援するが故に、プレイの上で見られる細かな問題点(相手側にとっちゃ、攻めるべき点)をブログでは書かない、てな姿勢を取って来ましたが、政策では、そんな一方的な事はする気も無いし、する利益も無い。堂々と問題点は書かせて貰います。それが、私だけではない、「みんなの為にやる」政治ってものだと思いますから。

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 とにかく現在の状況は、「亀井静香のよる金融政策の簒奪」に等しい事態。もっとも、こうした簒奪は珍しい事ではなくて、安倍政権も「政権の簒奪」に等しい事態だった訳ですが、安倍政権の場合は、少なくとも自民党内部の総裁選で選ばれたもの。正当性に疑念はありません。但し、「亀井静香の金融政策の簒奪」についちゃ、そうした正当性は全く見られず、連立によるもの。連立も民主制の現出形態であり、かつての自民党政権でも「公明党による簒奪」みたいなところはあった訳ですけど、今回は特に目に余る感じ。何らの意見集約を経ていないからな。

(1) 自民党には、旧・総裁(首相経験者)がしぶとく生き残り、影響力を行使しようとしている。次期総裁は、谷垣禎一になるだろうが、生き残った総裁の身の振り方こそが、自民党の将来を決めかねない危うさがある。

 次期総裁の力を、旧・総裁(首相経験者)が歪めてしまうのではないか、との懸念だ。

 現在、自民党に議員として残っている旧・総裁は、森喜朗、安倍晋三、福田康夫、麻生太郎の4人。中曽根康弘は、小泉純一郎の公認しないと云う方針(中曽根康弘に言わせると「クーデター」)により立候補せず、国会議員ではなくなった。小泉純一郎は、国会議員を引退し、地盤を次男の小泉進次郎に譲った。小泉進次郎は、将来の総裁かも知れないが、今のところ、総裁の力に影響力を及ぼす様な存在ではない。ここでの問題は、森喜朗、安倍晋三、福田康夫、麻生太郎の4者に絞られる。うち、3人が森派(町村派)、麻生太郎が麻生派。


(2) 4者に関して検討してみると、うち福田康夫は、派閥の勢力を用いて総裁に介入する様な人間ではないと思われる。注意すべきは、森喜朗と安倍晋三。
 また、麻生太郎は、暫くは おとなしくしている筈。

 なので、森派の二人、森喜朗と安倍晋三が注意人物と考えられる。どちらも、不人気で首相を退いた人間だ。

 森喜朗は「IT(いっと)て何だ?」で有名な首相であり、漢字読み間違えで有名になった麻生太郎と通じるものがある。そして、首相を退いてからも森派の総帥として、ありとあらゆる場所に顔を出す不思議な存在感(笑)。日本体育協会会長でもあり、東京オリンピックが決まったら、また出番が多くなるのか、ならないのか。
 国民の大多数にとっちゃ「何故この人がいつまでも影響力を持っていていいのか?」が疑問な方(かた)であり、早く引退した方(ほう)がいいだろうと思われながら、選挙区では強く、生き残っているお方(かた)。自民党が多数を占めており、その中の多数であった森派、の総帥って事で影響力があったのだが、自民党が野党となった今では、顔を出すたびに「自民党の旧弊は健在」ってイメージだけが植え付けられ、今や自民党全体にとっては有害でしかない。新聞に「派閥は議員の教育のためには有用」って主張で顔を出していたりするが、その論拠は「今までは党が担っていなかった」事を派閥が担って来た、って主張であり、「これからも派閥が担うしかない」「これからも派閥が担うのが妥当だ」ってものではない。いくらでも党が派閥に替わって担ってもいい種類のものだ。
 しかも…新人議員は、今回の2009年8月30日の衆院選挙結果では、極端に少なくなった。派閥がどれくらいの期間、議員を教育すべきものと森喜朗が考えているのかは判らないが(きっと、「生涯、派閥の中で研鑽すべき」と考えているのだろうが)、新人議員の教育が主たる目的なら、派閥は次期総選挙までは活動を大幅に縮小(自粛)して然るべきものなんだが…。

 麻生太郎は、在任期間中の不人気にもかかわらず、何を言っても、国民からそう反発は受けないだろう。国民が判断を下した「過去の首相」であり、その復活はあり得ないから。復活はあり得ない、って事は森喜朗にも言え、それが森喜朗の結構好き勝手な発言をメディアが伝える事を国民が許して来た(「承認」して来た)根拠でもある。

 しかしながら、ここに同じ森派に属しながら、その後継を狙う首相経験者がいる。安倍晋三、55歳。
 森派(町村派)ってものは、政策のまとまりも持っていて、他の派閥に較べて勉強熱心な議員さんも多い派閥ではあったのだが、安倍晋三は、その派閥の中ではバカの部類に属する。でも岸信介、佐藤栄作、安倍晋太郎に続く「自民党の中での」系譜の良さ、毛並みの良さで、あんまりどろどろした事を経験せずに済み、それ故の人柄の良さで、信頼を集め、首相になった人物。この事は、私には小泉純一郎政権末期までは明らかではなかったものの、政権末期に次期総裁候補と目された人物を1年程度見ていれば、それだけで明らかになった。
 首相の資質を欠いた人物だった事は否めない。周囲の期待にこたえるため、首相とってからも審議会などへの出席率は群を抜く真面目さ。でも、それ故か、身体をこわし、首相退任。最悪だったのは、首相退任の際に「国民にウソを付いた」形になった事。辞任表明では「国会運営」を上げ民主党を非難しておいて、後から「実は体調不良で」なんて言う元・首相を国民は赦しはしない。自民党の中での勢力拡大はあるにしても、再度の首相登板はあり得ないお方(かた)。安倍晋三が蠢くたびに、もう森喜朗と同様の「自民党の旧弊は健在」ってイメージを思い起こさせるだけに終わるのではないだろうか?安倍晋三よりは町村信孝(65歳)の方が、まだ国民受けはする筈だ。町村派の動向が、これからの谷垣総裁の下での自民党の行く末を大きく動かす事になりかねない。谷垣さんは、融和策で行くか、自らの政策をしっかり打ち立てる方向で行くか。政策が曖昧なままでは、自民党は批判政党に終わり、与党に返り咲のは覚束ない。批判政党に終わる場合、かつての自民党と社会党の勢力関係(2:1)を反復再生産する形に終わる。その際は、次期衆院選後(2013年?)に自民党と云う政党は、緩やかな消滅の道を辿るかも知れない(次期衆院選後の参院選が、2013年となるか2017年となるか知らないが、決め手になるだろう)。そうした場合、自民党はまさに「自滅」した事になる。

 もっとも、米国だって2004年の大統領選直後は「時代は変わった」「もはや共和党の政策の中で政策が争われるのであって、民主党の復活は今後数十年あり得ない」なんて言われたものだが(私は、そうは思わなかったけど)、2008年の大統領選では民主党のオバマが勝った。
 日本の今の民主党政権だって、民主党に失望すれば、自民党の復活はあり得る話かも知れない。けれど、そうした事は「自民党に任せても大丈夫」って信頼が無ければならない道理。「旧弊が健在」なままの自民党では、政権を与える得票になるかどうか、怪しい。民主党政権がダメだったときの担い手は、自民党の中から生まれた「みんなの党」なんかの方かも知れん。

 なお、安倍晋三のバカさ加減は、今更言うまでもない事とは思うが…例えば、こんな例を挙げておこうか。かつて安倍晋三は「日本国憲法には英訳がある。主権国家として外国語訳がある法律などは問題だ。全ての法律は外国語訳があってはならない」なんて趣旨の事を書いていた事がある。アホ。今や、全ての法律は、外国語訳が必要で各国の参照の下、経済活動や政治活動が行われてなくてはならない、ってのが現実の方向。たとえば、日本の民法・商法は信頼出来る外国語訳が無く、概念も外国では知られていない面が大きい。その結果は、国際私法分野で契約上、日本法を準拠法とする事はほとんど無く、米国の特定州の法律を準拠法とする場合が圧倒的多数。「外国語訳がある事で主権を侵す」のではなく「外国語訳が無い事が主権の適用範囲を狭めている」のが現実に近い。マルクス主義の裏返しの様な、教条主義的な国家観は「国益」を冒す。速やかに政界から退散して欲しい政治家の一人。

ps.「なお」を付けて書く様な事を続けると…「国民新党」は次期参院選で民主党が参院の過半数を占める事により、政権内での力を失う事になる可能性が大きいと思う。早晩「国民新党」の議員数は、「みんなの党」に抜かれる可能性もデカイ。
 まあ、その前に「みんなの党」が内部崩壊する可能性も同じくらいは存在してるんだが…(笑)。


(3) て事で、谷垣自民党が早期政権復活を目指すなら、「自民党の旧弊」を除いた上での方が得策。

 先ずは、自分の政策を鮮明にし、それを以て民主党に向かい、党内でしっかりとした「政策論争」を行う事。これは自民党の分裂に繋がる可能性もあるんだが…そうした上で衆院選6ヶ月前(2013年5月)に、「旧弊」に属する人に対する公認を行わない、って方針を明確にして、「排除の論理」を貫徹する事かな?小選挙区に別の自民党候補を擁立するなどの小泉純一郎風の手段も考えるべきだ。それに反発する党内勢力が分裂してくれたら、それはそれで結構。それくらいの賭けをしないと、早期政権復活はあり得ないかも知れない。

 そうした事で「自民党は変わった」ってイメージを植え付ける事が出来れば、対案としての政策が出来ている事が前提だが、民主党政権が不人気だった場合の受け皿に自民党がなれる可能性が出て来る。

 この事は民主党政権の支持率の推移を見て判断すればいい事なので、急ぐ必要は無い。選挙の前6ヶ月程度が適当なのではあるまいか?

 「身の処し方」って書くと、大部分の人は「自らの」って接頭語を付けて考えがちだけれど…ここでは、他律での「処分」の意になっちまったね。

 ☆★☆★☆

 今日2009年9月28日は、自民党総裁選の日。谷垣禎一になるだろうって予想はしているが、他の方になったときは大きな驚き。でも、谷垣禎一になったら、予想通り。その際の推移予想は、このブログでは既に

【妄想】今後の政局の動きの見通し 〜 その1
http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/58497554.html

【妄想】今後の政局の動きの見通し 〜その2
http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/58497560.html

【妄想】自民党の今後
http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/58538926.html

などで書いています。それぞれの内容の整合性の有無には疑問がありますし、民主党政権の国政と、自民党優位の場合も多い地方議会、首長などとの関係など、触れていない事もまだまだあります。が、以降は、このブログでの自民党に関する話題は次第に減って行く事と思います。まあ、自民党総裁選が最後とも思いませんが、以後は、同じ主題を書いても、民主党政権の個々の政策に対する疑問や意見がメインになって行くんじゃないかなぁ。

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【妄想】自民党の今後

(1) 世間では、民主党政権の話題ばかり。民主党政権になって、日本が変わる予感イッパイで、マスコミも大臣の言動を追うので精一杯の状態に見える。さて…民主党政権て、いつから始まったのだろう?って振り返ると、わずか11日前の2009年9月16日。2009年9月17日の午前01:45まで記者会見をしていたのを思い起こすと、今10日を経ったところ。
 民主党政権のスタートダッシュたるや、全く驚くばかり(何もしてなさそうな大臣もいるんだけど、さ。影に隠れてるわぃ)

 でもって、自民党は今総裁選の最中なんだけど…普通の国民には、何も情報が届いていない状況。2009年9月28日に投開票だそうだが、「まあ谷垣禎一で決まりだろう」って、みんな思ってる。私も、そう。谷垣以外だったら、もう自民党は自滅の道真っ逆さまになるしかないだろう。

 総裁選公示(告示?)と同時に結論が出てしまったかの様なスピード感と、その後の儀礼的な時間の浪費こそ、自民党の特徴。総裁選に出馬した西村康稔が「派閥主導のスピード感の無さ」なんて言ってたけど、実は派閥主導の結論のスピード感たるや、モノスゴイものがある。その後の「実行力」の無さと、それと裏腹の「無責任」「鈍感力」こそ、自民党の問題点だった事を自認しなけりゃならん。

 谷垣禎一が自民党総裁になる事を前提に、今後の自民党の行く末を占ってみようと思う。ここでの記述は、確信に基づいたものじゃなく、可能性の雲の中で最も可能性が濃いと思われるところを描き出したものである事を予め言っておきます。


(2)この記事に先行する記事として、私のブログには

【妄想】今後の政局の動きの見通し 〜 その1
http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/58497554.html

【妄想】今後の政局の動きの見通し 〜その2
http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/58497560.html

てシリーズ記事があります。この2つの記事で書いた事と矛盾するかも知れない事(特に、その1の(3))も書く事になるでしょうが、上のシリーズ記事は主張でなく、「予想」。予想は状況によって変わるものなのさ。一貫性があるのか、無いのか…それは、のんびりと検討してみてくらはい。

 私も「後から」見直してみる事にします。


(3) 参院選に向けて、野党たる自民党の中で「政権構想」を構築する事が出来るか?これは、大問題。アホな2世議員が好き勝手な事を言っていても、そこの手綱を取って来た派閥の大物さん達。その政策は官僚があってこそのものだった気もするのだが、官僚無しで「政権構想」を作る事が出来るのか?って事だ。

 谷垣禎一自体の能力は疑いようが無い。けれど、谷垣さん自らの政権構想を、自民党としての政権構想に持って行く事が出来るか?そして、その政権構想がアホな議員さん達の口出しなんかで歪められ、個性の無い(メッセージの力の弱い)政権構想にならないだろうか、って云う問題。
 私は、昔(約25〜15年前)の文教族で中山成彬なんかが代表的だった奴らが、保育所の拡充に対して「子供は専業主婦の親の元で親が教育するのが本来の姿だ」として保育所の拡充に反対した事を忘れちゃいない。自民党には、そうしたアホな「保守」(「保守」を限定してる用法ですよ、念の為)を主張する勢力もまだ生き残っている。そんな中で、谷垣が自らの政権構想をきちんと打ち出せるかな?そして、意外と多い世襲議員(生き残った中で世襲議員は、自民党衆院議員の半数を超える)の1/3は疑いようもなく、同世代の普通の国民よりバカ。普通の国民なら、年齢を増すごとに経験を積み賢明になっているのに、20代〜30代の若い頃の社会経験だけで国会議員になってしまった奴らが1/3くらいいる訳さ。これは、所謂「頭の良さ」の問題じゃない。河野太郎は、この意味で典型的なバカだし、西村康稔も、この面から見れば、大差があるとは思えない。

 まあ、自民党ってのは総裁に対する包括委任が好きな党だから、谷垣の言う事に「総裁の言う事だから」って従う可能性もある。すると、谷垣は真面目だから、それなりの事を言って来るだろう。衆院や参院の自民党議員の(野党としての)質問の質は不安イッパイだが、「民主党でも暮らしは楽になっていない」と不満を持つ層は、この経済状況ならいなくならない訳だし、その層の受け皿となれる可能性はある。参院選は小選挙区ではないので、オセロなんかの様な勢力の大逆転は起こらない。すると、2010年7月にある次期参院選では、自民党は改選第2党の地位を確保し、現在の議席総数からは議員数を減らすものの、「大きく負けた」って状況にはならないのではないか。
 すると、考えられる事は…谷垣続投。そのまま2年後の2011年9月の次期自民党総裁選を迎える。このときの自民党支持率は、民主党政権の支持率の裏返しだ。2大政党制ってものは、そうしたものだ、って思うしかないだろう。民主党政権が成立したのは自民党政権を国民が見捨てたからに他ならないし、自民党が次に政権を採るのは民主党政権を国民が見捨てたとき、って事だ。自民党にカリスマ性のあるリーダーが出て来れば別だけれど、議員メンバーの入替が2010年7月の参院選しかない状況では、それも難しい。谷垣禎一の下で、次期衆院選を迎える、って事になると思う。
 桝添要一、石破茂、石原伸晃って、今回の総裁選で立候補が当初有力視された連中が、この時点で立候補する可能性もあるんだが、その時点で「では何故、前回衆院選の後、立候補しなかったのか?」って論点に答えられる者は、いないだろう。

 で、谷垣禎一を総裁として衆院選を戦った場合、派閥のリーダーだった国会議員は、多くが「賞味期限切れ」として民主党候補に敗れる事になるかも知れない。何よりも、有権者が「自民党の有力者なら選挙区にも多大な利益がある筈」と思ったから投票したのに、それが何の役にも立たない無用議員と化してしまったのだから。
 すると…自民党は、民主党政権の実績を問う信任投票の中、政権奪取が期待出来たとしても勢力は伯仲がいいところかも。「昔の名前で出ています」って候補が多ければ、「昔の自民党政権の姿は、もう嫌だ」って有権者の票を獲得する事にはならないからだ。そう考えると、「昔の名前で出ています」の復活を期する候補が多数を占める場合、自民党は野党のまま与野党伯仲状態がいいところ。
 大幅な立候補者の見直しが出来ればいいが、そうでないときの、この結論は目に見えている。

さて、次期衆院選の後の自民党総裁だが、2013年9月と考えれば谷垣禎一は68歳となる。ここに至って、自民党が現勢力よりは議席を伸ばしたとしても野党に留まった場合…総裁が谷垣禎一のまま(何よりも、議席数を伸ばした功労者でもある)になるか、他の者に取って替わられる事になるのか…それは判らない。けれど、政権奪取の為には、次の次の衆院選こそが問題。ここに至って、谷垣禎一の老齢が問題にされるかも知れん。衆院選が更に4年後だったとしたら、谷垣は72歳になっちまうから、ね。
 ここに至って、漸(ようや)く、桝添、石破、石原なのか、他のメンバーが台頭するのか、それともその前に自民党が消滅するか。2009年9月28日の自民党総裁選で選ばれるのが谷垣禎一なら、河野太郎の一派が分裂して「みんなの党」と一緒になるって可能性は大きいだろうけれど、それ以外の分裂はなくそのまま緩やかな衰退を思わせながらも次期衆院選でそれなりの勢力を得、でも野党、って可能性が一番大きい様に思う。
 谷垣が総裁を続けた場合、安倍晋三一派が立候補者選定過程に対する反発から自民党とたもとを分かつ可能性があるが、所詮は安倍晋三。国民の支持を大きく得る事は、もはやあり得ない。石原伸晃が、ここに加わっていたら、もう少し面白い展開があるかも知れないけれど。

 4年後以降の話は…もう、よそう。よそう(予想)の範囲を超えているから(笑)。


(4) 谷垣禎一、桝添要一、石破茂、石原伸晃、菅義偉なんかは、これからTVなんかで盛んに出演する事になるだろう。もう野党に下ったんだから、忘れ去られない様にするのが第一。

 そうした中で、民主党より魅力的な政策を出して行く事が出来るかどうか、単に批判勢力で終わらない事を示す事が出来るかどうか。それが問われる事になるでしょう。

 それと共に、山本一太(単なるアホ)、小野寺五典(個人の政策能力や調整能力は高いんだろうが、説明能力が低過ぎる)みたいな連中は、わざわざ野党に落ちてまで出演させる意味が無くなってしまうので、段々と露出度が減る事になるでしょうね。

〜 「その1」(http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/58497554.html )から続く 〜

(4)さて、民主党は、今回の2009年8月30日の衆院選で圧倒的な勢力を持つに至ったが、いつまで安泰だろうか?

 私の妄想レベルの予想としちゃ、次の2010年7月の参院選までは、分裂する気配も無いだろう、と考える。政権維持に忙しいし、党内で論争をやってる暇も無い筈。危機は、参院選勝利の後になる筈。2010年の参院選で勝利し、民主党が参院単独過半数を占めるに至った時点で、民主党の代表選があるんじゃないだろうか?いつが代表の任期なのか知らないが、小沢一郎が代表を辞任して鳩山が就(つ)いたときからならば2011年6月か、7月だし、小沢一郎の任期の残りを鳩山が努める形になってるとすれば、2010年10月頃。その当たりで、政策論争が かまびすしくなっている可能性はある。景気と財政の問題が大きなテーマだろう。そして、そこに、連立政権の維持の問題が絡む。参院で民主党が単独過半数を占めていれば、党内論争だし、そうでなければ連立せざるを得ない状況で、自民党の内部状況も含め、かなり複雑な事態になる。私は民主党の党内論争になる可能性が大きい、とは考えているけれど、さて現実はどう動くだろう?

 政界再編があるとすれば、2010年10月〜2012年3月頃が山場じゃなかろうか?小沢一郎は、そこまで生きてるかな?その前に心臓疾患で亡くなってる???小沢一郎の病状は、常に政界の注目の的かもね。安倍晋三の難病疾患はみんな忘れてるだろうけど。
 もっと私が気になる事…中川昭一さんは、アルコール依存症を克服出来るんだろうか?もっともっと気になる事は、のりぴーの覚醒剤依存症の克服だったりする訳だが(笑)。のりぴーは4年後の参院選の自民党立候補者かも知れんしね(爆)。下手すると、8年後の千葉県知事選立候補者かも知れん。勝浦に地縁あるし。

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