東京スカイツリーは東武鉄道が主体となって建設したものですが、私は、かつての東京スカイツリー建設前の、北千住〜浅草(就中、曳舟〜浅草)間の閑散振りを知っています。通勤時間帯でも、曳舟〜浅草間は乗車率100%(座席満席+釣革に一人ずつが、乗車率100%)に満たず、座席に座れるのが普通だった。浅草からの日光行きの特急(スペーシアが出来ましたが、私は、その前から知っている)の為に仕方なく繋げているかの様で、遊休資産化してました。全ては、浅草以南に直接繋がらず、乗り換えが必要だった為です。
これを何とかしようと、日比谷線の通勤定期を持つ者に、朝の通勤時間帯だけ乗車を認めて、その対価として東京メトロ(当時は、営団地下鉄)から金を受け取ったり(この際は、乗車率は結構上がりました)、業平橋駅(現「とうきょうスカイツリー」駅。かつては貨物駅兼用)の地上部分にホームを設け、ここから快速電車を運行し、と同時に、当時、都営地下鉄+京成の駅としてしか存在していなかった押上駅との間に連絡通路を設け、乗り換えの用途を増やそうとしたり、と云った施策を行っていました。
が、今では、東京スカイツリーを作った波及効果として、北千住〜浅草間は、もはや遊休資産では無くなった訳です。それなりの乗客は稼いでいるものと思います。また、押上駅〜曳舟は、東京スカイツリー開業前に、東京メトロ 半蔵門線として機能する様にもなっていて、直通運転されているので、その乗客もあり、立派に機能しています。
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さて、東京スカイツリー周辺の整備は、東京スカイツリー完成で終わった訳ではなく、まだまだ続いています。単に、東京スカイツリーが出来た事による波及効果、って事ではなく、将来に向かっての投資としての公共工事。
先ずは、
(1)半蔵門線 押上〜曳舟間の高架・立体交差化工事
最初からやっておけば…なんて思わない事もありませんが、きっと、当初、業平橋駅の地上ホームからの線路を流用したが故の、今になっての工事なんだろうと推測します。
以下は、すたこら さんの記事に反応して書いたコメントにある事なのですが、将来的に私の記事に残す為にまとめておくもの
(2)隅田川テラスの連続化
これをヤフー地図に落としてみると、次の通り。
青色が新設される人道橋。緑色が、既存の橋へのアプローチの新設(今までは、橋の袂にアプローチが無く、一旦戻らなければ橋を渡れなかった、て事と推測)、黒色が「連続化整備を検討し、31年度までの完成を目指す」とされているところ。記事の日付が2018年6月で、完成時期は2020年3月の予定なので、もう、ある程度は工事が進んでいる筈。
白河については、既存のルートで白川大橋を渡ってちょ、って事らしい。まあ、舟運(運搬船あり)もあるからね。
(3)隅田川に歩道橋新設。そこから東京スカイツリーまで歩行ルート整備。
(a)隅田川の東武鉄道鉄橋の南側に、隅田川を渡る歩道橋新設。東武鉄道陸橋は、スカイツリー・ホワイトに塗り替え
(b)北十間川(運河・旧。源森川区域)両岸にテラス新設。運河沿いを歩ける様に。
(c)東武鉄道高架下にホステル+店舗の複合施設が2020年春に開業(この前に、高架下の改修工事が済んでいる。その前は、倉庫や、車庫だった)
私の懸念。
(a)の橋、花火のときは、どうするのかな? 北側の花火は、東武鉄橋に遮られて見えないが、南側は見える。花火の際に、落ちません様に…(祈)。
(b)の運河部分(旧・源森川区域)、隅田川との間の水門とスカイツリー川の樋門に遮られて、流れが無い筈で、以前の記憶では水も汚かった様な…大丈夫か? 水門を干潮・満潮に併せて開け閉めすれば、水は交換されるのか?
また、根源ソースとしたものの図(以下に掲載)では、階段状船着場を設ける事になってるが、この船、どっちに行く? 隅田川だと、運行は、潮の干満に応じての隅田川水門(源森川水門)を開閉する時間帯と関係するだろうし、北十間川の東京スカイツリー側に運行するとしたら、樋門を通過する事になる。樋門から先(東側)は結構な距離、上に覆いがあります(公園になっている)。ここを潜(くぐ)れるの? 上の図だと、覆いが見えない。撤去する?
どう運用する積もりなのかな?
(c)に対しては、上の(b)の点以外には、大した懸念は感じないけど。全ての施設が、南側の北十間川(旧・源森川)の方に開くのかな?北側の方に全くアクセスが無いと、そっちは裏寂れたままになる。特に、以前の様に車庫や何かで見通せる状態だったのが、新設施設で遮られる様になるので、少し心配。
など。
(4)小梅橋架替。北十間川(旧・源森川)のテラスと接続。大横川公園とも接続。
上の「根源ソース」としたものに、こうあります(右下)。
ここの部分が、小梅橋架替の説明と思われます。
ついでに、上の図を併せ見てみると、大横川公園との間が連続するものと思われます。親水テラス経由で、なのかな? 図での幅が違うので、+歩行者用通路なのか、歩行者用通路だけって事かも知れませんが。
この橋は、もともとは狭いものだったので、歩行者と自動車の接触が心配されるものだったのですが、大きな計画の下、架替が行われているらしい(まあ、役所が得意な作文、って要素もあるかも知れんが)。
(5)業平橋ポンプ所を巡る工事
が、この業平橋ポンプ所の工事に先立って、業平橋ポンプ所の放流先を、隣の北十間川から隅田川に変更する為の放流渠の工事が行われていた事が分かります(上の動画では、既存のものとして説明されています)。
仕上内径 5mの放流渠を、立坑(調整水槽)深さ45mから、最大勾配 +199.93‰(水平方向100m当たり19.93m上昇)で水を持って行くと記述されてます。重力に従うのと、従来の北十間川(隣の川)への排水口を廃止したので、で、この放流渠+業平橋ポンプ所だけでは、水は自動的に全て排出される事は無い経路です。
この経路を上下方向に示した図として、上に示した動画の中に次の様な画像が見えます。
放水口から下の部分の水を、どう排出するのか?気になるところです。
これは概略図なので、ストロー状の吸い出し口がどこかにある筈だろうと思うのですが(この為の施設が、既設調圧水槽の隣にある「返送ポンプ室」ってものなのでしょうか?)。
この工事については、
なんて記事もあります。
私は、埼玉県 春日部市にある龍Q館から見学に入れる、首都圏外郭放水路(主に、国道16号線の地下を通る)に見学に行った事もあるのですが、同じ様なものが東京の地下にも通っていた訳です。
業平橋ポンプ所は、主に雨水対策(汚水との合流下水道の場合もあるでしょうが、大雨の場合の対応)の施設で、組織上、東京都下水道局の東部第一ポンプ保全事務所(両国ポンプ所の中にあるのか、併設されているか)の下にあります( http://www.tgs-sw.co.jp/business/water/c01/c07/ )。通常だと、下水道事業は、市町村の業務ですが、東京都の場合、都が行っています(民営化された「東京都下水道サービス株式会社」があり、下水道局との関係は、私にはよく分からない。全て民営化されたのか、監督局としての下水道局が存続してるのか、も)。業平橋ポンプ所と両国ポンプ所(東京都江戸東京博物館と両国国技館の間にある)との間には、公衆回線ではない光ファイバーケーブルが敷設されていますので、恐らく業平橋ポンプ所は両国ポンプ所から遠隔操作されているものと推測します。
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<参考情報>
(6)東京スカイツリー本体も、照明灯を増設し、照度増強を行っているそうです(2019年5月16日〜2020年3月頃)。
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