勝手に言ってろ!的妄想論

興味があったら読んで下さい。毒にも薬にもなりません。

心のお薬 ※ただし使い方では毒!

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 朝日新聞の本日の『折々の言葉』を広く欧米に紹介し、一時はノーベル平和賞候補にも挙がったという仏教学者・鈴木大拙の言葉であります。



 あまりにも素晴らしいので全文引用いたします。




 
 祓(はら)いのけることはしないで、穢れたままで救うということ、
 これを私は愛といい慈悲というのです




 
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 名前は知っておりましたが、この大先生の著作、未だに読んではおりません。

 

 
 話はいきなりドストエフスキーの『罪と罰』に飛びます。


 ここに、飲んだくれで家族を路頭に迷わし、挙句の果てに自分の娘すら娼婦に貶めてしまうよーな、もうどーしよももねークソ親父(マルメラドーフ)が登場いたしまして、これがまたそのことでくどくどと自己弁護するのでありますが、




 自身でもその、どーしようもない愚かさ、不甲斐なさをわかっておるんですが・・・。


 どーにもならない。それでまた酒を飲むという悪循環。




 仏のねずみ男(※ 一説によりますと・・・、たぶん。棺桶に足を半分突っ込んでいるよーなくたばりぞ来ない、という意味ではありません)といたしましては、この部分を読んだ時、





 えーい、そこになおれ!
 あっしが叩き切ってくれる


 
 という、もうあの温厚な(?)ねずみ男が血迷ったか、というくらいの下衆野郎なのでありますが・・・。



 このクソ親父が言うんですねえ。




 
 それでもイエス様はこんな自分を見捨てないはずだ



 汝、豚よ。お前も付いて来るがいい、と






 
 ふざけんな!


イメージ 2


気分はもう、怒りの大魔神であります






 14番目の弟子(?)を勝手に自称するあっしといたしましては、



 
 イエスの大将!あんな奴は救ってやる必要ありません
 地獄にたたき落としてやりましょうよ!自業自得ってもんです





 なーんて言うかもしれない。




 厳しく追及、他人の責任。笑って済まそう、自分の責任




 が、あっしの座右の銘の一つですから。



 然るに。


 ヨハネ書における姦淫したとされる女を非難する男たちに向けたイエスの言葉は、



イメージ 3






 偉そうなことを言っているおめーらの中で、
 自分は清廉潔白な人間だと思う者から
 この女に石を投げよ!



 でしたからねえ。



 なるほど、イエスなら、このクソ親父に「この、汚らわしい豚野郎!」なんて言いつつも、「いいよ。お前も付いて来い」なーんて言いそうな気がします。





 
 そのついでに、


 
 ねずみ男。お前、他人のことをどうこう言える人間か?






 なーんてねえ。


 思わず、あっしは黙ってしまう。





 
 して、「祓う」とは、主に神道でいう「禊(みそぎ)」でしょう。


 キリスト教で言えば、ルカの大好きな言葉である「悔い改め」ですよ。




 しかし、いくら禊をしたって、悔い改めたって「穢れてしまっていて、それはもう一生消えない」とか「重い十字架を背負っている、なーんてことを自他ともに認めている方だっているでしょう。




 あるいは、キリスト教で言うなら「原罪」を持った全ての人間がその対象ともなります。


 して、キリスト教は、「そのためにも信仰を持ちなさい。そーすればその罪も赦されます」なーんて説くわけですねえ。




 でも、別にキリスト教ならキリスト教の信仰を持たなくたって、何とかまっとうに生きようという意志を持った方であれば救ってやるべきじゃないか、と。





 
 ならば、あっしも・・・!





 「いや、あの、中にはどーしよーもない例外が・・・」だー!?
 それって、おまい、憲法第14条「法の下にみな平等」の精神に反することだろうが。


 安倍のおっさんみてーに、憲法無視するんじゃねーよ!




 話が違うじゃねーか。

 鉄ちゃんの中には模型を作る方、模型を走らせて楽しむ方がおります。


 

 鉄道博物館とかの鉄道模型運転コーナーなんぞには、子供だけではなく、いい歳こいたおとーさん達も少なくない。




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                        鉄道ジオラマなんて言います







 あっしも、相当にハマってました。


 
 元々、この手の趣味はイギリスが発祥できわめて高貴な趣味とされますが、いかんせん、時間も、金も、手間もかかる。




 中には、もうその世界で生きるために独身を通していた方もいた。




 
 趣味の世界にのめり込む方は半端じゃない!





 そこまでは行かないまでも、奥さんに、





 あたしや子供と、鉄道(模型)とどっちが大事?




 


 と言われて迷うことなく鉄道の方を取ってしまう方も少なくないような・・・。


 
 「男のロマン」なーんて気取って言う方もおりますが、一度ハマったらなかなか抜け出せないのであります。




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 して、その醍醐味は何でも自分で作る、自作するのであります。


 
 実物の〜分の一なーんてスケール・モデルを紙や木、金属板なんぞを使ってコツコツと職人さんのごとく作ってゆく。




 
 山や川は言うに及ばず、藁ぶき屋根の農家や、ラーメン屋、挙句の果てはホウキやバケツなんぞまで・・・。



 そーんなモノを作って、一人で夜の夜中にニターなーんて笑っている・・・。


 まあ、人畜無害ではありますが。






 して、あっしも、一時はせっせと精を出して作っておりましたが、その9割がた出来てしまうと、なーんかこう詰まらなくなってしまうことが多いのであります。


 それまで、熱き想いで、相当の金もかけ、それこそ鉄道博物館の一コーナーに展示できるくらい精密なジオラマなんかを作ってもですねえ・・・。



 
 思うに、近所にいるガキ共に見せたら、目を輝かせるとは思うんですが。

 




 こういうモノって、作る前にあれこれ構想を練って、いろんなその手の趣味雑誌を読んで、何回も設計図、図面を書き直し、それこそ試行錯誤しながら実際に作っている時こそが楽しいんです。



 
 
 で、完成したら、もうそれ以上の楽しみはない




 
 これって、ゲームに似ていますねえ。



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「人生ゲーム」 みなでゴールを目指します




 ゴールを目指して到達したら、もうそれでお終い。


 輝かしい栄誉があるかもしれませんが、その先はない。




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 駅伝なども、抜きつ抜かれつのハラハラ、ドキドキが楽しいのであって、ゴールしたらお終いであります。




 実は、世の中には恋愛中毒(ラブ・ジャンキー)症候群(?)という困った方がおりまして、言うところのドンファン、色情狂(?)、プレーボーイ(ガール)というものになりますかねえ。




 これはと思う相手と仲良くすることの情熱を燃やします。


 相手がイケメンとか美人だとかは関係ないこともある。




 
 要は、まずもって自分になびかないような、難攻不落の相手を
 いかにその気にさせて、落とすか(?)に情熱を注ぎます





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 女性だと、純粋無垢とか、お高くとまっている美女とか・・・。


 燃えるぜ!




 
 
 ということらしいです。





 だったら、もしかしたら、例えばあっしのよーなモテない男にも・・・。





 
 へっ、女なんてなー・・・。あっしには鉄道があるぜ!





 なーんて、こう、イジけまくって、いっそ女性に対し無関心なオタク(?)野郎にですよ、





 
 ねずみ男さんを落としてみたいの ❤



 
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 なーんてことだって・・・、あるかもしれない。






 もっとも、「落とす」といっても、地獄に落されると思います。たぶん・・・。



 と言いますのは、実はこーいう方々、相手が自分になびいてしまうと、もうそれで目的達成、ゴールでして、途端に情熱を失ってしまうのだそうです。




 つまり・・・。


 
 例えば、難攻不落(?)とされた、あっしならあっしが、つい、こう、気を許して、「うん、まあ、そーいうのもいいかな」なーんて思った途端に、






 ごめんなさい・・・
 さようなら!








 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



 
 
 花に嵐のたとえもあるさ
 
 さよならだけが人生だ・・・





 「社内通達 第138号 − 告 ねずみ男の件 用済み廃棄処分」


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後はゴミとなり焼却処分







 納得できねー!!




 で、こう思ったんですが。


 


 よく「幸せになりたい!」なーんて言うじゃないですか。


 そして、誰しもがそう思って生きているじゃないですか。




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 それって、むしろ、一生懸命努力して追い求めている時こそが「幸せ」なんじゃないかな、と・・・。


 
 あっしは、鉄っちゃんで、それも「乗り鉄」でいろんな所に行きますが、その目的地に着くことはどーでもいいんですよねえ。





 むしろ、その途上の、電車なら電車に揺られて景色を眺めている時が一番、楽しいのであります。


 
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−




 とかく我々は「最終目標」を設定し、そこに至ってこそ「幸せ」と思うことが多いと思いますが、そーじゃなくて、むしろそのプロセスの方が大事だし、楽しめるのではないか、と思います。




 まして、そーいう「幸せの条件」が叶わないと「自分は不幸だ」なーんて思う方もいるようですが、じゃあ、その条件が満たされたら本当に「幸福」になるのか?



 

 必ずしも、そーとは言えないんじゃないか、と。




 先にあげた「人生ゲーム」じゃないですが、そのゴールって、





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                     ナムアミダブツ、ナムアミダブツ




 
 ついに、あのクソねずみ男もくたばったか
 やっ、とゴールしたってとこだな
 めでたし、めでたし。一件落着
 香典より、いっそ祝儀とした方が・・・







 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。おい!
 
 ラ・ロシュフコーという17世紀はフランスのモラリストと呼ばれるかたがおります。




 この方の書き留めた言葉を集めたものが『箴言(しんげん)集』して出ております。



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 貴族の生まれの方ですが、いろいろと苦労した方らしく、そんな人生経験の中から紡ぎだされた短い言葉の中には、今日の我々が読んでも思わず頷いてしまうようなものが少なくない。





 今回はその一つを。




われわれに起きる幸不幸はそれ自体の大きさではなく
われわれの感受性に従って大きくも小さくも感じられる





 思わす、あっしは唸ってしまいました。


 
 確かにそーいうこともあるかもしれない。




 幸福・不幸なるものは、きわめて主観的なもの




 だと、あっしも思っております。



 だから、例えばその本人がそれを「幸せ」だとおもっているのなら、他人がそれをとやかく言ってはいけないと思います。




 先にも書きましたが、専業主婦で幸せだと思っている女性に、「それは奴隷の幸福です」と上から目線で冷やかに軽蔑するのはどうかと思います。





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 こーんな旧国鉄型の古いディゼルカーと対面し、「お前、こんな所にいたのか!」と目をウルウルさせている、あっしのよーな鉄ちゃんに、





 

 バッカじゃねーの!




 

 なーんて冷たい視線を投げかけるのは鉄ちゃんに対し、喧嘩を売っているとみなされます。






 ほっといてあげて下さい。



 世に受け入れられない、寂しい人なんです。
 





 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。






 ちょっと待てよ、おい。「世に受け入れられない寂しい人」ってなんだよ。

 それって、あっしのことか?






 身内で立て続けに不幸(近親者が亡くなる)が起きた方に、同情したところ、





 
 いっぺんに起こるか、順番でゆくかの違いですから
 





 と答えた方がいました。


 むろん、その胸中のほどはわかりませんが、妙に納得したものです。






 『刑務所の中』という映画がありまして、これは特異な漫画家、花輪和一の体験に基づいたものだそうですが、その主人公である作者を山崎努が演じて、いい味出してましたねえ。
 




 収監者は概ね雑居房と呼ばれる所で何人もの受刑者と一緒に生活するんですが、規則を破ったりすると懲罰として独房に入れられてしまうのだとか。





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独房 (後方、衝立の向こうはトイレです)







 そこで、花輪は袋張りの作業なんかやらされるんですが、刑務所内のこういった作業には微々たるものですがちゃーんと賃金が払われます。





 して、花輪のおっさん、




 
 三食付きで雨風しのげて、それで金ももらえる
 こーいう生活も・・・、もしかしたらいいのかなー





 なーんて述懐するんですが、あっしですら妙に共感してしまいました。



 考えてみれば、生きてゆくためには住居の確保、食うものの心配、さらにはそれに伴う煩わしい人間関係があるわけじゃないですか。




 でも、刑務所にいれば少なくともそーいう心配はしなくていい?





 売れっ子の漫画家ならいざ知らず、花輪なんてマイナーな方ですからねえ。




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つげ義春と同じく熱狂的なファンもいますが






 純然たる「生きてゆくこと」だけを考えるなら、刑務所の中の生活も悪くはない?






 うーむ。それもいいかも




 つまんない窃盗やって捕まった、刑務所を出たばかりのじーさんが、「年の瀬も迫っても、住むところもなく、食べるものもない。いっそ、また刑務所に戻りたいと思って・・・」なーんて警察で供述したなんて話がありました。




 
 不幸もとことん突き詰めるとユーモラスになる




 なーんて事を言った方もいましたが、そーいうものなのか、と。



 逆に、「これが、こーいうものが幸福です」という断定的な押し付けは嫌いです。



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 そりゃねえ、古今東西いろんな方がいろんなことを言ってますよ。



 でも、そのいずれかを強引に自分に当てはめようとすると、どこか無理が生ずるような気がします。



 

 
 むしろ「幸福」なんてものは、誰しもが自分なりに作ってゆけばいい?



 出来合いの、既成の「幸福」に捉われてしまうと、実際にはそれを感じられないのではないかとも思います。



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 いわゆるな物質的な、富裕な生活に憧れる方がいる一方で、例えば芭蕉なんかは地位も財産も、そして伴侶も子供もなく、ただひたすらに風雅の道を目指しました。





 むろん、これはその人なりの価値観の問題でいずれか一方が望ましいものということではありません。




 しかし、ではなぜ、そんな物質的には窮乏であった芭蕉の生き方に共感する人が多いのか?



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 思うに、芭蕉は世俗的なしがらみに捉われることなく自由に生きた。


 その好きな風雅の世界に自分の生涯をかけてしまった。
 




 あれもこれもと、望んでも得られるわけではないのなら、いっそ自分が好きで、手に入れられるであろうことにとことん拘ってみる。




 むろん、あっしらのよーな凡人にはまねのできない勇気がいるでしょう。

 
 でもねえ・・・。




 芭蕉は、己の子孫こそ残せなかったものの、その思想は時代を超えて現代の我々にも受け継がれております。芭蕉の生き方に共感する方は全て芭蕉の弟子と言っていい。



 あっしもまた旅に生きた芭蕉に深く共感するものであります。




 求めても求めても得られず





 仏教の説くシニカルな教えですが、しかし求めて得られるものもあるはずです。




 そしてそれは、たとえそれがどんなにマイナーなものであろうと自分だけのものでしょう。


 それを大切にしたいなと思っております。 
 ネットでたまたま読んだ話がよかったので。



 出典は「ネットビジネスで稼ぐ元帝京大生の物語」というブログにあった『ネットカフェ難民を保護した話』であります。





 30歳にしてネットカフェ難民となっていたあんちゃんの壮絶な過去。



イメージ 1







 中学生の時、父親がリストラになり、家庭内DV。さらには女を作って家出?結局離婚。




 この時から母親が精神的におかしくなり、このあんちゃんを責める。

 でも、このあんちゃんが悪いわけではないはず。



 毎晩、布団を被って泣いていた、というのがねえ・・・。






 高校にも行けず就職。それでも、このあんちゃんなりに一生懸命に頑張っていたようですが、中卒というハンディが大きく、結果的に恋人にも親友にも裏切られ自暴自棄に。



 でも、このあんちゃんの偉いところはそんな恋人も親友も恨んでいないこと。
 むしろ、そんな自分によくしてくれた、と。





 
 そうは言っても、まさに坂を転げ落ちるように落ちて行き、ホームレス寸前のネットカフェ難民に。



 蓄えていた貯金も底をつき、厳しい肉体労働の日雇いバイトに。



 

 自分と同じような社会の底辺に蠢く人々。



 
イメージ 2

 
 






 その場しのぎの、使い捨て労働者。


 
 怪我は自分持ち。保証も何もなし。
 もはや、そこから這い上がれることもない?

 

 




 その日、仕事が終わって責任者(親方?)に報告に行くと、そのおっちゃんが、




 

 兄ちゃん、今日はありがとね。この仕事、大変だろ?
 体使うしなー


 今日は冷えるから風邪ひかないように
 気を付けて帰れよ




 
 そー言って(温かい)缶コーヒーを渡してくれたんだとか。


 



 その瞬間、このあんちゃんはその場で泣き崩れた!?






 驚く親方のおっちゃん。


 そりゃ驚くでしょう。「どうした、あんちゃん?」、と。






 
 お礼、言われたの久しぶりなんで・・・
 





 労働の対価として報酬(賃金)をもらう。


 
 固苦しい経済学の本に出て来るような契約労働。賃金労働。それも単純な。






 
 そこにはふつう、言葉とか、人間と人間の触れ合いなんてものが入ることもない?




 だが、このおっちゃんは何気なく温かい声をかけてくれた。

 


 そして、このおっちゃんは、このあんちゃんを、言うなればいっそ単純な機械的労働者としてではなく、一人の人間として扱ってくれた。








 あっしもねえ・・・。




 メチャクチャきつい肉体労働のバイトをやったことがありますが、そこの雇う方は、使うだけ使って、後は使い捨てなーんて考えてるんじゃないかと思ってました。






 ただし、帰り際に「御苦労さん。また来てくれよな」なーんて言われた時は、もう自分の身体がガタガタで、「ニ度とこんなバイトやるものか!」って、さっきまで思っていたのに、つい、「まあ・・・、またやってもいいかな」なーんてねえ。






 
 要は金の問題じゃない!







 特にこのあんちゃんの場合、社会の底辺で逆風の嵐に吹き飛ばされないように耐えていたんでしょう。



 心だってすさむし、凍るはずです。







 その凍った心を溶かしてくれたもの。



 それは何気ない、取るに足りないような言葉。

 それは、その人の存在を、そのままに認めてくれたもの。




 金さえ払えば手に入る労働力。


 でも、その労働力なるもの機械じゃない。




 
 同じ人間として、使う立場、使われる立場を超えて対等に声をかけその労に感謝する。


 たった一本の缶コーヒーが繋ぐ人と人との絆。



イメージ 3



                    何の缶コーヒーでもいいんですが・・・







 
 本当に辛い時、何気ない言葉に心を動かされることがあります。



 人間は機械でも電信柱でもない。






 
 切れば血も出る、涙も出る・・・




 人間として尊重されること、評価されること、認められること。


 
 子どもでも、老人でも、障害者でも・・・。





 こと、そーいう方々は敏感に反応します。






 あっしは、仕事で知的障害者の施設に行くこともあるんですが。



 その方々に話しかけられても、それがちょっと理解不能と言う場合であっても、ごく普通に接するように心がけているんでが・・・。




 
 
 
 この方々って、すごくピュアなんですよ


 



 むしろこの方々なりに、あっしに温かく接してくれるのがすごく嬉しいんですねえ。




 いいよ、いいよ、そんなに気を使わなくって、っていう。






 
 人と人とのつながり、絆。





 それは、その相手を認め、尊重すること




 あっしもねえ・・・。



 そーいう人間になりたいなー。




 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−




 外回りをしているせいか、やたら雑用をおっつけられます。






 やれ、郵便(それも私的な・・・)を出して来いだの、ついでに郵便局で支払をして来い、だの・・・。

 


 やれ、コンビニやホームセンターで〜を買って来い、だの。


 定期券まで買って来い・・・、なんてねえ。






 
 「立ってる者は親でも使え」とは言うが
 おまーら、あっしをパシリと思ってるな
 




 
 そんなことありませんよ。ねずみ男さんは、うちの職場になくてはなら
 ない人材なんですよ。あなたは必要な人なんです




 
 ※ 「あなたは必要な人なんです」  −  マザー・テレサが路傍にあって打ちひしがれた人々、ホームレスを保護した時に好んで使った言葉。

 
 

  

 そ・・・、そーかー。そーなのかー。


 やっぱり、あっしは必要な人間なのか?
 いやー、照れるなー。
 
 
 おーし、何でも言ってくれ!



 
 (騙されてる、ぜってー騙されてる!)
 あっしの生まれた家は、決して金持ちというわけではなく、まさにつつましい生活をしておりましたが、あっし自身が金に困った、生活に苦労していたとすれば唯一、一人でアパート暮らしをしていた学生時代でした。




イメージ 1




                三畳一間の小さな下宿 窓の下には神田川 ♪




 



 仕送りをしてもらうも、その頃パチンコに狂いまして、まあその半分はそれに突っ込んでました。
 シケモク(※ 一旦、消して灰皿にたまっているもの)なんか吸って、「明日の飯をどーしよう?」なーんて思い詰めてましたが、今にして思えばそれほど切羽詰まってのものでもなかったと思います。







 その気になればアルバイトでしのげましたし・・・。






 いろんなバイトをしましたが、一番楽で、お金もたまったのが飲食店と、長期の休みを利用しての地方旅館の住み込みでしたねえ。






 前者の場合、仕事は夜でしたが夕食、夜食が付きましたから食事代が浮きました

 

 焼き肉屋さんでしたが、小さな店で、家族経営でやってましたから家庭的で、時々飲み放題、食い放題なんてサービスも受けてました。





イメージ 2
 
 





 その店の秘伝のタレは、リンゴとレモンを長時間煮込んだものでメチャクチャ旨かったなー!



 


 もうひとつの、地方旅館の住み込みバイトも、これまた山の中の一軒家でしたが、家族経営で、確かに肉体労働でキツい部分もありましたが、工場なんかで働くよりもずっと楽で、何より毎日新鮮な野菜や果物が食べ放題で、自分の身体が健康になってゆくのがよくわかりました。





 
 時給はそれほどでもなかったんですが、なんせもらったお金を使う場所が無い!


 だから、お金だけは貯まりましたねえ。








 なーんて、話から。



 いわゆる貧困難民の話です。


 海外じゃなくて日本です。






 期間工や派遣労働者ならまだしも、アパート代が払えなくて住むところもなく、最終的にはサウナやネットカフェなんかに居を構え(?)、仕事も日払いのバイトぐらいしかないという方がいることをしりました。




 ホームレスの一歩手前かも?







 あるいは、母子家庭で経済的に貧しく、満足に食事もできないなんて方々も相当にいるんだとか。




イメージ 3


 
 





 ネットカフェ難民(?)とか、母子家庭たって、この方々がもちろん望んでそういう境遇になった、ということではないでしょう。




 事情は様々にして、中には地方から東京などの都会に行けば何とかなる、なーんて安易な気持ちで身一つで出て来たよーな方も少なくない、とか・・・。(女性に多い?)







 気になるのは、貧困の再生産(?)というもので、経済的に厳しい家庭や、あるいは養護施設で育った方と言うのは、全てが全てそうと言うわけではないんでしょうが、進学や就職においても大きなハンディキャップに苦しめられるものらしい。




 中卒や、高校中退ともなれば、さらにハンディも大きくなって、まず正社員になるのは相当に難しいのではないかと思います。







 結果として、女性なら風俗方面に流れる人も少なくない?





イメージ 5

 




 

 
 確かに都会は様々な求人、仕事も多いですが、しかし同時にそれを求める方もまた多い、ということ。





 需要と供給。そして競争。







イメージ 4

 







 しかし、こーいった仕事は不安定で、長く続けることは難しいようです。
 

 




 
 まあ、他人の人生、生き方でして、
 なーんも知らん人間がどうこうは 
 言えませんが・・・
 







 
 そんな中にあって、たまたまネットで見た記事に目が留まりました。





 いわゆる国内のリゾート・ホテル(※ とは言ったって、ピンからキリまであるようですが)で働いているという二十代前半と思しき女性の話であります。






 
 施設育ちで、とにかくそこを出てかったのか、中学を卒業と同時に仕事を探したとか。



 彼女は、まずネットでリゾート地の宿泊施設のバイト(※ 住み込み)を探したのだそうです。







イメージ 6


 






 夏場や冬場だけという場所もありますが、中には全シーズン客が来る所だってある。


 彼女の今の仕事は、レストラン勤務で手取りの給料は20万ちょっと。貯金はなんと一千万(!)だそうです。




 ※ 住み込みってのは、基本的に24時間拘束ですから勤務時間にも幅があり、いくら時給が低くても、いわゆる残業込みならこのぐらいは稼げるでしょう。

 



 また、そんなに貯まったのは、衣食住の心配はなく(※ 制服がある)、近くに店が無いわけでもないようですが、基本的に欲しいものが無く、休日もTVを見たり本を読んだりでお金をほとんど使わないのだとか・・・。




 たまたまそこの経営者は面倒見の良い方で、理解もあり、そーいった面でも恵まれていると言っておりました。


 





 
 確かに、金は貯まるわな



 東京あたりで働いてそのぐらいの給料もらったって、家賃は高いし、食費を含め諸々支払ったら、まず貯金なんかできないでしょう。



 
 
 いくらそうでも、そんな地方で生活するのは嫌、という方もいるでしょうが、こればっかりはその方の価値観、考え方次第だと思います。




 この彼女、車の免許も取って、あとは結婚して家庭を持ちたいなんて夢を持っているようです。


 また、高校に行かなかったから、一般常識的な面に不安を覚え、通信制の高校へ通いたいなんて言っておりました。






 

 
 しっかりした、ええ子や!



 
 これは別のネット記事ですが、施設育ちの方々が、自身の辛かった生活を語る内容でしたが、その記事に対するコメントの中に、






 
辛い目に逢っただけ幸せになって欲しい






 
 なーんて、年配の女性の温かな励ましがありまして、思わず胸が熱くなりました。




 彼女の言う、「人生は辛いことがあった分だけ、必ずそれに見合う幸せがやってくるもの」とする、まあ、何とい言いますか、あまりに簡単と言えば簡単な人生哲学(?)に素直に賛成することはできませんが・・・、






 あっしも、気持ち的にはそーあって欲しいと思っております。



 でも、先の女の子の記事内容から推し量るに、







 
この女の子は、それなりに頑張っている




 と思います。




 
 中学を卒業してすぐにも、自分で住み込みで働けるような仕事を探して、真面目に働いてしっかり貯金もしている。


 施設育ちだそうですから、親や兄弟、親類縁者に頼ることもなく、自分一人で道を切り開いている。
 
 


 
 もっとも、そこを追い出されたら生きて行けないからこそ、一生懸命にならざるを得ない、なーんてことも書いてありましたから、彼女なりの覚悟は持っているんでしょう。






 
 いざとなったら、実家に帰ればいい




 なーんて方々とは、最初っから心構えが違うらしい。



 

やはりネット記事にあったネットカフェ難民となっていた女の子の場合、上京して企業で働くも人間関係が嫌になってそこを辞め、結果的にまともな仕事も見つからず、風俗の仕事をするも手取りは10万にしかならず、そういう生活をしているのだとか。






 あっしも、どっちかつーと人付き合いは苦手な方で、飲み会なんかでも浮いてしまうタイプの人間ですが、そこは年の功というか、最小限でも人間関係をこなすだけの技術(?)は持っております。





 こればっかりは、誰か助けてくれるというものではなく、自分で努力して身に付けてゆくしかないスキルだと思っております。
 
 



イメージ 7







 
 同じ環境で働く仲間がいれば、あるいはみな似たような境遇であったりすることもあるでしょうし、そこから友人だって出来て来る。



 
 さらに言えば・・・。


 年長者に可愛がられるようになれば大丈夫です。




 
 あっしの経験から言っても、年長者の皆が皆、尊敬出来るタイプであったわけではないです。


 中には、むしろ、






 
 こんな奴だけにはなりたくねーな!





 という方も少なくなかった。


 
 
 でも、そーいう方ってのは、逆に自分が使いこなせば(?)いいと思います






 
 いましたよ、ほんと、あっしが言うのも何ですが、どーしようもないのが・・・。




 
 そーいう方って、実際はその方の上司にも、同僚にも、そして年下にすらバカにされていたりもする。だから、年下で素直に言うことを聞くようなタイプの人間に近づいてくるわけですねえ。





 で、一見、面倒みてくれて親身になってくれるようでいて、いざとなれば使い捨てようとする態度が見え見えなわけですよ。



 また、そーいう性格だからこそ、上にも下にも人望が無いわけですけど。






 そーいう方は、むしろ自分の方で適当にあしらい、いっそ利用すればいいと思ってました。
 

 
 

 タイトルは忘れましたが、古いヨーロッパ映画に、落ちぶれたとはいえ裕福な貴族に仕える執事を描いたものがありましたが、この執事、使われている身分でありながら実際にはこの主人である貴族を手玉に取り、いいように扱っているんですねえ。






 あっしは妙に感心したものです。





 
 なるほど、支配されているようで、逆に支配する?
 
 



 

 
 仕事(職場)だってそうですし、人間関係、さらには男女関係も同じだと思います。




 ※ 女性は先天的にそういう才能があるんじゃないでしょうか?






 その点、男は・・・・・・・・・・。




 


 いっそ、大バカ野郎



 だと思ってます。





 長々と書いてまいりましたが、要は、人間どんな環境、境遇であれ、自身の努力、創意工夫次第で自分なりの幸せを掴むことも可能ではないか、と。





 そりゃねえ・・・。


 スタートラインからして、1キロ以上もハンディ持った方だっているでしょう。





 しかし、それを嘆くことはないと思います。


 そのハンディだって、上手く持って行けば武器にだってなるかもしれない。






 何だって自分次第なんですね。


 
 こーいうことができるのが、学校で学ぶような知識とは別個の、本当の意味での「賢さ」ではないかと思います。





 そして、そーやって一生懸命に頑張っている方には、エールを送りたいですねえ。





 「神は、自ら助ける者を助ける」




 なーんて言いますが、それって神様が助けてくれるというよりも、むしろ自分で道を切り開いていっているわけですよ。



 神様ができることってーのは、むしろ、それを応援するぐらいしかない?







 頑張っている人にエールを!

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