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故 土岐姉が召されたのは、昨年3月31日でした。
あれから一年間たちました。・・・時間としては確かにたったのです。
それを認識していない、不思議な自分がここにいます。信じられない。・・・と言うわけではない。
ただ、教会に朝 顔を出すと、そこに当然のように、あたかもいつものように、
「おはよう!」と 声がしてくる・・そんな気がしていて、いまもなお。
ふと 顔をあげると、そこで土岐姉がほほえんでいる。そんな気がして・・・いまもなお。
さいごの雪がきえたころ、アナグマが残してくれたもののゆたかさで、
みんなの悲しみも、きえていました。アナグマの話が出るたびに、だれかが
いつも、楽しい思い出を、話すことができるように、なったのです。
モグラは、アナグマが残してくれた、おくりものの
おれいがいいたくなりました。
「ありがとう、アナグマさん。」
もぐらは、なんだか、そばでアナグマが、聞いていてくれるような気がしました。
そうですね・・・きっとアナグマに・・・聞こえたにちがいありませんよね。
スーザン・バーレイ さく え 評論社
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