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メキシコの文化と自然に魅せられて

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ディア・デ・ムエルト(死者の日)
10月31日から11月2日までは”ディア・デ・ムエルトス 死者の日”(お盆)を祝う。
3日間の内、31日は病気や事故で亡くなった人たち、1日は子供たち、
2日は大人の霊がこの世を訪れるとされていて、
家々ではアルタールという花や伝統の食べ物を供える祭壇が作られ、
祖先の墓を訪ね、花を飾りろうそくを灯す。

その祭壇に供えられるものの一つにパン・デ・ムエルト(死者のパン)がある。
実はこのパンは原住民のある慣習を元にして、スペイン人たちが促したものだった。


イメージ 1

原住民の慣習とは... ”生贄”で、

まだ脈打つ取り出したばかりの心臓を鍋に入れ、
アマラント(ヒユ)と共に煮て、それを皆で食べる、または、
アマラント粉末に生贄となった人の血を混ぜて練って焼いたものを食べる...

というようなものだった。

イメージ 2
土台の部分は体、中央の丸いものは頭蓋骨、
横についている波形のものは骨を表しており、
さらに4本の骨が交わる事で十字架を表している。

スペイン人たちは余りにも野蛮な慣習を止めさせ、
小麦粉と着色した赤い砂糖でパンを焼く事に替えさせたのが、
パン・デ・ムエルトの始まりとなった。

...................................................


アトレやチャンプラード

イメージ 3

パン・デ・ムエルトを食べる時は、
アトレやチャンプラードを用意するのが
お決まりになっている。

アトレ Atoleとはとうもろこしを挽いたものを
水で溶き、煮たもの。

チャンプラード Champurradoとはアトレに
カカオ(ココア)を混ぜて飲み物にしたもの。

いずれも熱を加えてとろみを付けた暖かい飲み物。




イメージ 4


最近皆が使うのは、とうもろこしの代わりに
アベーナ(カラス麦)を使うものだ。
(全粒のものと少し崩したものがある。)

*今日は手持ちの半崩しのアベーナがあったので、
数分煮てから、ココアと砂糖を加え、最後に好みで牛乳を入れて仕上げました。




では、チャンプラードとパン・デ・ムエルトをいただきま〜す。ウマ〜ィ!

イメージ 5
ごく普通のパンに見えますが、アサール(柑橘類の花)の香りがして味は格別ですョ。


...........................................................



おまけ:加工写真

ト音記号(メロンのつる)
イメージ 6


ルエリア
イメージ 7


では今日はこの辺で。   



この記事に

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    チョット、物騒な話しですね。

    香り付きのパンは食べた事が無いです。

    ト音記号、素敵です。
    獲り方を見習わせて頂きます。

    JE8DVU

    2015/10/31(土) 午後 7:45

    返信する
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    こんにちわ そちらにもお盆のようなんものが

    有るんですね パンのいわれ 怖いですねえ

    でもパンは美味しそうです。

    [ えつこおばちゃん ]

    2015/10/31(土) 午後 11:20

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  • うーん、生贄の代わりとは…
    慣習とはいえ、生贄はねぇ…

    やはりお盆や彼岸のように、この世とあの世がつながる時はあるのですね。

    ところで、メキシコにはこちらの仏壇のような祭壇は、あるのですか?

    [ 野菜食べよう ]

    2015/11/1(日) 午前 0:17

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    ハロウィンはこちらでもすっかり定着したかのように、街は変装した若者たちが多かったのですが、お盆の
    パンのお話、初めて知りました。
    少し怖いお話でしたが、いわれを教えて頂きありがとうございます。
    いわれを知るというのはいいですね。

    パンも手作りなのですね。香りつきで美味しそうです♪

    [ mim*mam*6*28 ]

    2015/11/1(日) 午前 0:36

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    JE8DVUさん、

    アステカ、マヤ族が主ですが生贄の習慣があったのですね。壁画などから分かったようです。

    面白い題材や良い構成のものでもインパクトのない写真を時々加工してみます。
    ピカサをはじめ溢れるほどプロがありますからお試しくださいね。

    [ ころりん ]

    2015/11/1(日) 午前 10:44

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    えつこおばちゃんさん、

    今から500年前の事、生贄ではないけど、日本でも処罰は刀で簡単にされていた時代で、どこも野蛮だったと思いますね。

    今は武器が変わっただけでやはり野蛮な戦争とテロ行為が続いています。

    スペイン人が変えさせたという(逸話の可能性も)死者のパンはアイデアも良いし、かわいいしおいしいですよ。笑

    [ ころりん ]

    2015/11/1(日) 午前 10:56

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    野菜食べようさん、

    生贄は一年に一人、それも神様への感謝の気持ちを表す宗教的儀式です。
    現代の銃や爆弾で数人、数万人を一度に殺す事の方が数倍も残酷で野蛮だと私は思っています。

    祭壇は今のは臨時的なもので、常設のものはあるのですが、民間信仰という別なものを説明しないといけないので、近いうちに記事にしますね。

    [ ころりん ]

    2015/11/1(日) 午前 11:08

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    mim*mam*6*28 さん、

    メキシコの行事は死者の日であってハロウィンとは別のものです。
    アメリカが隣なので、混ざり合うフィギュアなどもあり混同する方が多いのですが、メキシコ独自のものは死者の日、11月2日です。

    いわれは科学的に証明されていない事も多いのですが、このパンの話はメキシコ人たちの祖先の事であり、お盆にそれを思い起こす、懐かしむ、また、メキシコにはウィットとかダブルフィーリングというものがあるのですが、反面馬鹿にして笑うという意味でとても気の効いた話だと思いました。

    尚、作ったのはチャンプラードでパンは買ってきました。笑

    [ ころりん ]

    2015/11/1(日) 午前 11:22

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  • こんにちは
    使者のパンの原型、恐ろしいです
    (((((((・・;)
    アサールの香りのパンなら、食べてみたいですね!

    き〜も

    2015/11/1(日) 午後 0:05

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    “祖先の墓を訪ね、花を飾りろうそくを灯す死者の日”、正に日本のお盆と同じ…驚きを感じます。

    仏教では「お佛壇=人の顔」とすると、「お花」は人の顔の「耳」、お花は種々様々ですが本来は「菊」の花。「きく」は「聞く」の事で、佛の教えよくよく聞きなさいと言う事を聞いたことがあります。では

    tom66

    2015/11/1(日) 午後 7:48

    返信する
  • パンは非常に美味しそう〜。。
    本物?以前の物は…ウッ💦

    自家製の物をよく作られて、器用だなぁといつも感心します。

    hidehyd

    2015/11/1(日) 午後 9:53

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    きーもさん、

    アサールはお茶もありますし、パンの味付けにもごく普通に使われているものです。

    口に近づけるとふわーっと来てついつい食べ過ぎてしまいます。笑

    [ ころりん ]

    2015/11/2(月) 午前 6:50

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    tom66さん、

    日本人でありながら仏壇の言われは知りませんでした。菊=聞く確かに理由がありそうですね。

    こちらでも故人の良い事だけを思い出し、生きていた時の罪があるなら、生きているものが許してくれるよう祈り、ひいては残ったものの今後の幸せを神に乞うのがレソ(法事)となっていて皆で言葉を繰り返したり、歌ったりします。

    ためになるお話ありがとうございました。

    [ ころりん ]

    2015/11/2(月) 午前 7:14

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    hidehydさん、

    パンは近所のパン屋さんで買ったもので小さくて見栄えも今一ですが、味はとても良かったですよ。

    世界には今も似たような祈りの形式をとる部族がいますし、マヤのパンも意外とおいしかったのかもしれませんよ。笑

    [ ころりん ]

    2015/11/2(月) 午前 7:30

    返信する
  • こんにちは

    死者のパン?日本語に略すと気味が悪いな〜でも昔は生贄も在るでしょうね〜何て思いながら胡麻の粒が乗っかったとても美味しそうなパンだよ〜今から血(ケチャップ)が付いた昼メシたべよ

    おんじ

    2015/11/2(月) 午後 1:38

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    おんじさん、

    ムエルト=死者の意味はメキシコではずいぶん違って、カラカ(骸骨)人形のところでも書きましたが、悲しみとか嫌なを越して、ごく日常のささいな現象と捕らえる向きがあります。

    所詮皆死ぬんだ、自分も明日はこうなるかも...人生は儚い...なら笑って踊って過ごそうという趣旨が含められています。

    ゴマは何かな。汗か体の垢か...
    ん〜道理でウマイ!笑

    [ ころりん ]

    2015/11/3(火) 午前 11:14

    返信する

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