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アユタヤの仏頭

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アユタヤに到着して まずは世界遺産の歴史公園に向かった。
雨期にもかかわらず 雨に降られたことはなかった。

しかし その日のアユタヤは 暗雲たちこめ
稲光がすぐ近くまできて 空を明るくした。

すざましい 雷の音
そのたびに 悲鳴をあげる 白人観光者。

観光バスが次々到着し
記念撮影して 雷に首をすくめ
雨がふらないか 始終空をみあげては バスにかけこんでいた。

そんな時
私は ふらふら 徘徊していた。
同行した まりんちゃんは アユタヤの公園に入った時から
どこにいったか わからない。

私達は いつもそんな風で
二人で一緒に歩くようなことは まったくなく
それゆえ 二人で記念撮影するという行為をしらない。

どうせ その辺にいるので
お互い探し回ったり 姿が見えないからといって 不安にならない。

公園のメイン?な撮影スポットの 仏の頭。
木の根っこにうずまるように 静かに笑っている。
ここの前で みんな シャメ撮ったり、デジカメったりしている。
はぁ、すげー人だかりだなぁ・・
とぼーっと見ていたら
その場所で 「このセンから はいっちゃいけませんよー」的な
整理している おじさんに

「あんたも 撮りなさいよ」のような アプローチされた。

はぁ・・光線暗いしなぁ。白飛びしそうだしなぁ。
など 自分てき屁理屈をこねて しぶしぶ シャッターをきった。

そしたら 気持ちが 不安定になったので
合図をして(私達独自の お互いを呼ぶ合図がある)
まりんちゃんを 呼んだ。

まりんちゃんは のらのら やってきて
「裏の木の陰で 蝶が休んでいて 触っても逃げないんだよー」
などと言う。
母さんが 不安定になってるってのに
蝶を手に載せたり のら猫をなでくりまわしていたのか。

「あ・・まりん ここ見ないから。」
といって 木の根にうもれた仏頭には 見向きもせず
「これ きら〜い」などといって
また 遺跡の奥へと 消えていった。

私も 遺跡の先に進み
頭のない 仏像の肩のラインなどを しげしげみて
カンボジアとは(アンコールワット)随分違うんだなぁ。
なぞ 一人で ふむふむ思っていた。

ふと 先のほうを見たら
まりんちゃんが 小さい仏像を しゃがんでみていた。
まりんちゃんの 足元に
野良犬が のっそりいた。

まりんちゃんの 行く後を のっそり付いて歩いている。
食べ物ももってないから 何もあげるものもないのだけれど
タイの野良犬たちは いつもおとなしくて
よほど 日本の飼い犬より優雅である。

私は 雷の音と 稲光と まりんちゃんの動作を 遠くから眺めて

アユタヤに 昔何度も 来たような気がして
雷に打たれて 遺跡の中で倒れたら
気持ちがいいだろうなぁ と考えていた。

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