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十三祝

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京都の方から
娘さんに十三祝をさせるのに どこに行ったらいいかと尋ねられた。

京都の十三祝は 虚空菩薩参りで
知恵を授かるものなので 受験にからんでお参り習慣がとぎれていない。

かたや、沖縄の十三祝は トシビーで
生まれ干支がぐるり一周して戻ってくるときの祝行事。
内地では年男などといって祝う。
十三祝は旧暦の正月、ヒヌカンがもどってきてから
鏡開きのころまでに行う。
年が明けて、最初にやってきた干支の日が十三祝日である。

今では 部落で集まってお祝いした後、家族で写真を撮り
その後は家でクワッチーをふるまうだけになっている。
この時のクワッチーは 結婚式などで鎮座するウフ料理が見られる。
ウフ料理とは でかいもので、大きなアンダギーとか 大きなカマボコとか。
地域によって変異があるようである。

ちなみに この時十三祝の主賓より緊張するのは母親で
暗黙のきまりだが 無地の着物を着る。
無地の着物を着て、十三祝のこどもと写真を撮るのだ。
私はこれができずに(着物がなくて)写真屋さんに気の毒がられた。

トシビー祝と書いたのだが、
この時の祝の意味は、単純に
大きくなってよかったねーという成長の喜びの奉納ではない。
祝い事をしてふるまうことで 難を払う。
棟上げ式のお餅まきと同じである。

現在行われている沖縄の十三祝と京都の十三祝は 意味が異なるが
女の子の成人儀礼が元であることには 同意である。
思うに、現在の意味づけは 後付であって

従来は 同じ初潮を終えた女子の成人儀礼であろう。
もう、大人の女性なのだから お嫁にいくなり
田畑で働くなり 反物を織るなりせねばならない。

そのせいか なぜか我が家では
元服と呼んでいた(笑)

元服は15歳で行われる 男子の成人儀礼。

そういえば 15の元服も それなりに行ったのだ。
娘は女の子であるが 一人っ子故 嫡子である。

いずれにせよ
十三祝の風習が こどもの成長のクライマックスで、
神様から与えられた有難いお勤めをお返しして
子供に成人の自覚をもたらすものである。

最近は内地から 七五三が導入されてきて
なんだかわからず
写真だけ撮るという
クリスマスのケーキみたいな陳腐感につつまれているのは
ちと さびしい気もする。

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