私的沖縄

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中村家

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中村家に 行く予定は まったくなかったのだが
前日の夜、中村家の近くを通りかかったら
私も娘も 「!!!!」とアンテナが急にたったのだった。
これは
予定を変更してでも 行くべきだ。

急遽 雨の中村家に いくことになった。

中村家は 18世紀に建てられた文化財で、観光地になっている。
近くの中城城址に行っても この中村家に立ち寄ったことがなかったので
何故 中村家なのか 不思議思いのまま 
それでも 足も気持ちも素直に 中村家に向かう。

前日まで ドタバタのウガンで
どうもイマイチ納得いかないまま スケジュールに負けていた。
予定をクリアすることと
作法に間違いがないこと
そればかりに 気をとられていたようにも 思う。
 
短い滞在期間、次があるかないかも分からないウガン。
長時間のウガンに 長距離の運転、
娘を連れて 地図をひろげて 
なにもかも 背負いすぎていたようにも思う。

中村家に行く前日まで
色々な災いに遭遇し、投げ捨てて帰りたい気持ちだった。
やっぱりウガンはやめよう。
沖縄のことは ウチナンチュが守るべきもので
私がウガンサーであることが そもそも間違いなんだ。

ウガンサーでありつづける 限界を感じて
沖縄に渡り、足を洗うためのウガンであったから
なおのこと やっきになっていたのかもしれない。

中村家に入って 娘は右に私は左に別れてすごした。
途中お互いの位置を確認しながらも 意識せず
二人とも 別々なことを 悩み
別々な解決を得た。

私は フール(ブタ小屋・トイレ)で 「あ。」と気がつき
娘は奥座で 安心して眠っていた。

大切なことを気がつくのは こんなことだったのか
そう気がついた 雨の中村家だった。

中村家 http://www4.ocn.ne.jp/~knaka/

フジ

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ちゅら海水族館には フジがいます。
フジは 人工尾びれをつけています。
私はあいにく 観ていないのですが、フジのドキュメント・ドラマが
TVで放送されたそうで、観覧客もテレビでみて知ってるという方が多いようでした。

最後のイルカショーが終わり
お客さんが 帰っていく夕方
まりんちゃんは フジの柵に頭をのせて しばらく固まっていました。

近寄ってはならぬ様子ゆえ、少々はなれて観ていました。

フジは 隣の柵の ミナミバンドウイルカとトレーナーのお兄さんを見ています。
フジは 隣のゲージで トレーナーの合図で ジャンプするイルカと同じように
トレーナーの合図で 泳ぎだし、ジャンプはできなくても
他のイルカがトレーナーの下に 戻るタイミングにあわせて
元の場所に もどっています。

楽しげに 芸をするイルカ。
楽しそうな トレーナーのお兄さん。

それを フジは 柵のむこうから じっとみて
イルカにあわせて 泳いでいます。

まりんちゃんは 涙目&鼻声で
「フ・フジが・・遊びたいって・・」
なにやら 辛くて 観ていられなかったでした。

フジの人工尾びれは とてもよく出来ています。
フジも 元気で
可愛いイルカでした。

さらしもの

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数日予定していた 御願は はやくも初日で

いやになった。

御願は とても気持ちのいいもので
あまり気分がよくなって ウタキ(拝む場所)で寝てしまうこともある。
その御願が いやになったのは
もしかして 初めてかもしれない。

今までも 多々上手く行かないこともあったし
やりにくい状況もあった。
大雨の岸壁 山中で遭難 ガマ(洞窟)で倒れたこともある。
それでも
もう投げ出したいと感じたことは なかったと思う。

その日は 神聖な場所での御願で
娘さえも 中に入ることを躊躇して
遠くはなれず、近くによらず 遠慮していた。

私もそれなりに 緊張し 心待ちにしていた開放感と達成感にいた。
それも 長くはつづかない。

私が道具を広げ 用意はじめて まもなく
「やめてください」と何度もいう 娘の声が聞こえた。

観光客は ずかずかウタキに入り込み
私を取り囲むように写真を撮り
ビデオをまわし
ウタキの草木を踏みにじる。

娘は その団体観光客を制していたのだった。

15歳の女の子が 見知らぬおじさんおばさんの団体を相手に
どんなに 言っても だれもきかない。
私は さらしものになり
遠慮のない団体客の 客寄せパンダになった。

その場所に 次々やってくる観光客。
世界遺産になる前の 沖縄には なかったことだ。
世界遺産になってから
ウタキは ハリボテの見世物になり 神聖も穢れもマナーもなくなった。
空虚だけが 存在する。

入ってはならない場所に 入ってしまうミスは だれにでもある。
入っていけないと 知っていることを
売りにして 客を案内するのが
沖縄観光に なったのか。

私の前に立ち ウタキをこわし ビデオをまわす。
「古臭い」「やらせ」「日本じゃない」「迷信」と声が耳に聞こえる。

私がいやになったのは 
自分がさらし者になったことでも
観光客の 容赦ない無礼でもない。

神聖な場所は ウチナンチュの心の聖域である。
ウタキにはいられることは
裸をみられることより 尊厳を失う。

この有様に
廃墟のような ウタキの中で

「もう いいよ。ほっておきなさい。」と娘に声をかけるのが
やっとだった。

次々とあらわれる団体さんを 無視して
荷物を片付けかえろうとすれば
ほかのユタから わじられる(文句いわれる)。

ユタも イラついているのだ。
子どもをつれて ウガンしている若いユタは
格好の餌食である。八つ当たりの雨にあう。

仕方ないさ と娘に慰められて
しめった石段を 1歩1歩降りて帰る。
蒸した森の湿度が 緊張を解こうとするが
石のように 固まった私の気持ちが 拒絶する。

それでも
ウタキは 穏やかで 平気でいるから
私は 腹ただしくなって 

もう いやだ

と思ったのだった。
 


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