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オオセミタケ

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オオセミタケ(大蝉茸) Ophiocordyceps heteropada Y.Kobayashi

子嚢菌門チャワンタケ亜門フンタマカビ網ボタンタケ亜綱ボタンタケ目オピオコルディケプス科オピオコルディケプス属
Ophiocordycipitaceae, Hypocreales, Hypocreomycetidae, Sordariomycetes, Ascomycota, Fungi(index Fungorm)
ophiocordyceps オピオコルディケプス(ophio蛇の+cordyceps棍棒型の頭)
heteropada ヘテロパダ(異なる脚の)

以前は核菌網のバッカクキン科とされ、属名も「Cordyceps」だった。
「トウチュウカソウ」とは「冬虫夏草」のことで、「冬は虫の姿で夏には草になる」という意味の、中国由来の名称。「虫草」ともいう。そもそも「冬虫夏草」とは、中国に産する蛾の幼虫から出るきのこのことで、学名を「Ophiocordyceps sinensis(オピオコルディケプス・シネンシス)」というものを指すが、虫に寄生するきのこを総称して使われる。

このオオセミタケは地下にいるアブラゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシなどの幼虫に寄生し、きのこ(子座)を地上に現す。高さ数cmのもので、林内地上をよく見ていると見つけることができる。案外公園の樹下を探すと見つかる。
地上から伸びた淡褐色の柄に茶褐色の丸い頭が付いている。まさに学名のとおり。
知っていて注意して探さないとなかなか気がつかない。
この地下には根っこのような「根状菌糸束」が続いており、それが地下の蝉の幼虫についている。
こうした冬虫夏草の菌はあるとき昆虫の体に付着すると、徐々に体内に広がっていくが、最初は虫もそれに気がつかず?しばらく生きているという。そしてあるとき電撃的に虫を殺してしまい、やがて体内に菌糸が充満すると、子実体を出す。菌糸束をたどって慎重に掘り出すと、本体の幼虫が出てくるが、切ると体内は菌糸が充満して真っ白。
だいたい冬場から早春に見られる。
きのこ好きには「冬虫夏草好き」もけっこう多く、それを専門に追いかける人々が団体も作っている。

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掘り出したところ。横着して間の土を取り除いていないが、右下に本体の蝉の幼虫がある。

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2013年10月4日追加

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セミの幼虫だけに寄生するのですね。
初めて見ました。公園などにも生えているなら見逃しているだけかもしれませんね。
よく注意して見てみます。
よく行く里山ではオサムシタケが見られます。

2010/11/1(月) 午前 0:01 散歩道 返信する

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散歩道さん
どこでもあるというわけでもないでしょうけど、セミの幼虫は樹木の下にいるはずなので、探してみると見つかるかもしれません。
逆にこちらはオサムシタケはまだ見たことがありません。

2010/11/1(月) 午後 9:12 三十九 返信する

写真のは、随分乾いた場所で生えていて驚きです!!
体内が錦糸でいっぱいだから、
生きてるみたいに体がぷっくりしてたんですね!?
詳しくて勉強になりましたぁ(o^-^)!

2013/4/19(金) 午後 9:21 [ にゃら♪ ] 返信する

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にゃらタソ
充満した菌糸が他の菌が入り込むのを防いでいるらしいなりよ。

2013/4/19(金) 午後 11:26 三十九 返信する

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