徒然なるままに…。

今年の中日は東京から応援します、たぶん…(苦笑)

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「キカイダー REBOOT」

< 2015年 11本目 >      ( 劇場1本、その他10本 )                              
 
 
『仮面ライダー』と双璧を成す、石ノ森章太郎先生原作の代表作『人造人間キカイダー』を
現代風にリメイクしたのが、本作品である。

『人造人間キカイダー』の40年来のファンであるわたしは、複雑な想いでこの映画を
鑑賞した。

そのレビューを、秘蔵のフィギュアの写真とともにどうぞ…。


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<あらすじ>
 
 日本政府は人間の力では対応できない問題をロボットに解決させるARKプロジェクトを進めていたが、その中心人物であるロボット工学の世界的権威・光明寺ノブヒコが実験中の事故で命を落としてしまう。プロジェクトは光明寺のライバルだった神崎と国防大臣・椿谷に引き継がれるが、椿谷は計画を完成させる鍵となるものを光明寺の子どもミツコとマサルが握っているとにらむ。椿谷の魔の手が迫るミツコたちだったが、その前に光明寺が開発した良心回路を内蔵したロボット、ジロー(キカイダー)が現れる…。


 
昨日この映画を観終え、わたしは今、猛烈に怒っている!
わたしにとって一番大好きなヒーローは、ウルトラマンでもウルトラセブンでも、
そして歴代の仮面ライダーでもなく、この「人造人間キカイダー」であった。

石ノ森章太郎先生が産み出した数多のヒーローの中でも、デザインとしての最高傑作が
このキカイダーであり、そしてハカイダーだと、今でもわたしは思っている。
石ノ森先生もまた生前、同様に語っていたという。

「正義」の青と、「悪魔」の赤
ただの「機械」ではなく、人間に近付けるために搭載された良心回路(ジェミニ)。
しかしそれは不完全であり、それがゆえにキカイダーの体は「完全体」として
成立せず、赤の部分では内蔵の機械が透けて見えてしまう…。
このあまりに冒険的なデザインは放映当時TV局側からも「醜悪」と評され、
初回の放送直後には抗議の電話が殺到するなど、評判がすこぶる悪かったという。
40年以上たった今でも、その古さを全く感じさせない、この斬新なデザインは
他の追随を許さない、圧倒的なものではないか!

イメージ 1

そしてハカイダー。
キカイダー対策のため、なんと産みの親である光明寺博士の脳を取り出して、
その頭部の透明ガラスの中に入れてしまう、という、なんとも斬新なアイディア。
カッコ良さとは掛け離れたその異様なデザインは、日本特撮界屈指の出来栄えで
あると思う。

イメージ 2

さらにサイドマシ−ン!
特撮版でのベース車は1970年の東京モーターショーで未来車をイメージしたコンセプトマシンとして発表されたカワサキマッハIII500・GTスペシャルサイドカーだ。
通常のモーターサイクルと異なり正座するように跨り、フットレストならぬニーレストに
膝から腿を載せる、いわゆるニーラータイプのマシンであった。
40年以上経過した今見ても本当にカッコいい、なんとも洗練されたデザインではないか!?

イメージ 3

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それが、この映画ではどうだ…?

なぜこんなにも醜悪なものになってしまうのか!?
ガンプラがそのフォルムを変えず、ただ、緻密に精巧に進化していったように、
オリジナルに忠実にリファインできなかったのか?
キカイダーもハカイダーも、とても見られたものではない。

ましてやサイドマシーンなど、かけらも出てこない…。
バスなんかで逃げるのではなく、サイドマシーンに乗って行けよ。
ハンペンのキャラクターも、なんだか途中ハンパでイマイチだしなぁ…。

最後、良心回路を切ってしまっては、なんにもならないのだよ!
そうすればれ良いと判っていても「人間になりたい」と願うジローは
絶対に良心回路を切ったりなどしないのだ!

マサルの体から、あんなに早く「光明寺回路」のデータを取り出してしまい、さらに
そのまま無事解放してしまってはジローが二人を守る意味がなくなってしまうではないか!
なんなんだ、このクソみたいな脚本は!(怒)

そして、いきなり「光明寺ハカイダー」ではなく、
「ギル・ハカイダー」として登場させるなんて、ホントに意味が判らない!


っていうのが、刹那的でカッコいいんじゃないか!
全力を出して戦えば勝てるかも知れないハカイダーのその頭部に、ミツ子とマサルが
愛する父親の光明寺博士の脳が入っているから、キカイダーは苦悩するんじゃないか!

この監督・脚本家は、そろってバカなのか!?

これならわたしの方が、もっともっと面白い脚本を
掛けるっつーの!!

どうせこんなことだろうと思って、映画は観に行かなかった。
DVDを入手しても、なかなかしばらくは観る気が起きなかった。
そして鑑賞した結果、案の定…である(-_-;)

続編もありそうな結末だが、やめておいたほうがいい。
ろくなことにはならないから…。

古い特撮やアニメをリブートさせるのは結構だが、せめてオリジナルに対するオマージュ
とリスペクトを持った「作り手」を選ぶようにしてくれ。
ただ オリジナルを汚された ようにしか思えず、我慢がならないのである!


こんなしょーもない愚作、観なくてよろしい!!(怒)



【    観賞日  】 2015.2.1
【  観賞方法 】 DVD
【   原題  】
【   製作     2014「キカイダー」製作委員会
【   監督  】 下山天      (    代表作「弟切草」   )
【   脚本  】 下山健人   (    代表作「帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスターズ」   )
【    製作年  】 2014
【  収録時間 】 110分
【  製作国  】 日本
【     出演    】 入江甚儀、佐津川愛美、高橋メアリージュン、長嶋一茂、鶴見辰吾
石橋蓮司、本田博太郎、原田龍二、伴大介 他

【   星   】 ☆☆☆☆☆☆☆☆    ( ← 久し振りに怒りの星ゼロッ!! )

閉じる コメント(2)

あーあ、マイナスの星をつける勢いのご立腹ぶり(^_^;)
見て後悔する映画はキツいですからね
お疲れさまでした

2015/2/3(火) 午前 1:29 [ 三冠落合 ]

いやぁ、三冠落合さん、思い入れが強過ぎて…(苦笑)

ハリウッドのリブート作品と違い、日本のは出来が酷過ぎて、40年前の作品の足元にも遠く及びませんな。

2015/2/3(火) 午前 8:05 [ ukehen ]


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