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<2019年 20本目 > ( 劇場4本、動画配信1本、その他15本 )
放送作家・脚本家として活躍するはしもとこうじの実体験に基づいたストーリーを、
映画好きで有名な俳優・斎藤工が「齊藤工」名義で初めて監督を務めて製作した、
家族ドラマの中編作品。
当初は映像配信サービスひかりTVの配信用オリジナル映像として企画された40分程度の
短編コント作品であったが、後に海外の映画祭へ出品することが可能な70分の中編映画と
なり、日本国内での劇場公開も決定された。
福山雅治がラジオ対談の際に映画製作をしたいと語った斎藤工に「その時は出資する」と
語った口約束の通り、実際に製作委員会に「福山雅治」個人名義で名を連ねている。
<あらすじ>
松田コウジ(高橋一生)の父・雅人(リリー・フランキー)は、ギャンブルで借金を作って13年前に姿を消し、見つかったときには余命3か月だった。
母の洋子(神野三鈴)と兄のヨシユキ(斎藤工)は見舞いを拒むが、幼いころ父とキャッチボールをした思い出があるコウジは入院先を訪ねる。
しかし家族の溝は埋まらないまま、雅人は帰らぬ人となり…。
観終わっていろいろと調べていて、初めてこの作品のジャンルが
「コメディ」に位置付けられていることに驚く…。
う〜ん。
コメディにする必要、あったのかな?
登場人物(というかお葬式の列席者)が全て奇人ばかりで「あれ?」っとは思ったが…。
隣の「松田家」のお葬式は立派で参列者も多くて故人の人柄も偲ばれ、それに比べて
「こちらの「松田家は…?」という対比自体は悪くはないけれど、なにも僧侶までボケた
感じにする必要は無いし、どちらかというと列席者である佐藤二朗がリードするのではなく、この僧侶がちゃんと説法のあとにリードしながら、列席者個々のエピソードを引き出す形に
すると、いっそう締まって良いストーリーになったと思うんだけどなぁ…。
(お笑い芸人などの) キャラに頼り切った姑息な笑いは、あんまり必要じゃないと
思うんですよね。
最後まで焦点が絞り切れず、どういう視点でこの映画を観ればいいのか悩みながらの
鑑賞でした…。
わたし自身、父親とは絶縁関係が15年以上続いていたが、最近になってようやく雪解けを
した。
もちろん父が過去に起こしたいろんな出来事は決して許せるものではないが、晩年を迎えて
後悔を口にし頭を下げる、年老いて小さくなった父を目にして、ようやく水に流すことに
したのだ。
そういう意味では、この松田家のダメ親父の生き様を、興味深く観ていた。
最後に葬儀が終わって父親の生き様について皆で語らう余韻があっても良かったのでは
ないかなぁと、ふと思った。
正直、この作品では、監督「齊藤工」の実力は判りません。
もう少し正攻法の作品を観てみたいと思うのですが…。
まぁ、判り難い作品ですし、ゲラゲラ笑うような場面も無いので、
あまりオススメはできません。
【 観賞日 】 2019.2.17
【 観賞方法 】 DVD
【 原題 】 ―
【 製作 】 「blank13」製作委員会
(ひかりTV、EAST GROUP、クロックワークス、TBSサービス)、福山雅治
【 監督 】 齊藤工 ( 初監督作品 )
【 脚本 】 西条みつとし ( 代表作 「ゆらり」 )
【 製作年 】 2017年
【 収録時間 】 70分 【 製作国 】 日本 【 出演 】 高橋一生、斎藤工、神野三鈴、松岡茉優、リリー・フランキー、佐藤二朗、
村上淳、くっきー(野性爆弾)、大水洋介(ラバーガール)、昼メシくん、永野、
ミラクルひかる、杉作J太郎、波岡一喜 他
【 評価 】 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
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