|
<2019年 32本目 > ( 劇場8本、動画配信2本、その他22本 )
齢86歳を越えてなお、アメリカ合衆国の最高裁判事として活躍するルース・ベイダー・
ギンズバーグ氏が、大学教授および弁護士時代に、米国史上初の男女平等裁判に挑んだ
激動の半生を描いた伝記的作品。
脚本を書いたダニエル・スティープルマンは、ギンズバーグ判事の実の甥であるという。
(名古屋でしか使えない) ポイントが貯まっており、名古屋を離れる前に消費しなければと
思い立ち、消去法で選択したのがこの作品でした。
<あらすじ>
貧しいユダヤ人家庭出身のルース・ギンズバーグ(フェリシティ・ジョーンズ)は、必死に努力して名門ハーバード法科大学院に入学する。1956年当時在学していた女性は500人中たったの9人で、女子トイレすら設置されていなかった。家事と育児に理解のある夫マーティン(アーミー・ハマー)の助けもあり、ルースは首席で卒業する。しかし女性というだけで法律事務所に就職することができず、大学の教授になる…。
基本的にわたしは、小説も映画も、法廷物が大好き。
なので、本作はとても楽しめました。
まさか齢86歳を越えてなお、現役の最高裁判事 (もちろん最高齢!) として活躍する女性がいると
いう事実だけで驚きですが、これほどの激動の人生を送っていただなんて…!!
ルース・ベイダー・ギンズバーグ役を演じたフェリシティ・ジョーンズは、ビィジュアルの
再現力、演技力ともに申し分の無い出来栄え!
なんせ、こんなに似ているんですよ!
↓ 自由の国という印象の強いアメリカですが、『グリーンブック』と共に、今から50年前は
黒人や女性たちの地位がこんなにも低くて、こんなにも自由が制限されていたという事実を、
まざまざと思い知らされます…。
もちろん「法廷物作品」の王道らしく、最後はスカッと爽快に終わってくれるのも嬉しい(笑)
途中、娘ジェーンとの対立や、その娘から時代が変革を遂げていることを思い知らされ、
背中を押されて裁判に突き進むシーンがある。
あれはおそらく映画ならではの脚色シーンなのだろうけれど、本作はエンターテイメント
作品なのだから、必要 かつ 印象的なシーンになっていると思う。
実はこの伝記映画の他にも、ルース・ベイダー・ギンズバーグ氏の人生と経歴に焦点が
当てられた『RBG 最強の85才』というドキュメンタリー作品が同時期に作られており、
こちらも第91回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞にもノミネートされるほど、
素晴らしい出来栄えとのこと。
逆にこのドキュメンタリー作品の影響で、本作の評価があまり芳しくない…というのは、
なんとも皮肉な結果ですね。
映画館で観るまでの価値があるかどうかは正直微妙ですが、わたし自身はとても満足。
オススメの作品であることには、間違いありません!!
【 観賞日 】 2019.3.30
【 観賞方法 】 映画館 (ポイント鑑賞)
【 原題 】 「ON THE BASIS OF SEX」
【 製作 】 ジョナサン・キング、ロバート・W・コート
【 監督 】 ミミ・レダー ( 代表作 「ペイ・フォワード 可能の王国」 )
【 脚本 】 ダニエル・スティープルマン
【 製作年 】 2018年
【 収録時間 】 120分 【 製作国 】 アメリカ 【 出演 】 フェリシティ・ジョーンズ、アーミー・ハマー、ジャスティン・セロー、
キャシー・ベイツ、サム・ウォーターストン、ケイリー・スピーニー
カラム・ショーニカー、ジャック・レイナー、スティーヴン・ルート 他
【 評価 】 ★★★★★★★☆☆☆
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー



