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そうだ、それでいい。
浅尾、君の持ち味は自慢のストレート!
相手の内角をズバリと抉る。
そんな思いっきりが欲しかったのだ。
恐らく自分のストレートがドミニカンたちに全く通用しなかったことに、自分でも衝撃を受けたのだろうな。
これが成功に終わるなら、ドミニカで滅多打ちにされたのも悪くは無い経験だ。
来季、浅尾のストレートの威力がどれだけ増すのか、楽しみですね!
【浅尾、振りかぶる】
< 母校の後輩を激励に訪れた浅尾=愛知県美浜町の日本福祉大学で >
中日の浅尾拓也投手(25)が22日、一時は来季封印する方針だったワインドアップポジションを復活させる考えを明かした。母校・日本福祉大の後輩を激励するために愛知県美浜町の日本福祉大美浜キャンパスを訪れ、話した。ドミニカ共和国での武者修行を通しての軌道修正といい、自身最大の武器であるストレートの質にこだわる。
後輩たちに囲まれて、浅尾が素直な気持ちを吐露した。計36人の日本福祉大硬式野球部(愛知大学野球リーグ2部)の部員一人ひとりが先輩に質問をぶつける形で行われた浅尾による後輩たちの激励会。コントロールを向上させるコツを尋ねられて、浅尾はしばらく考え込んだ。
「ボクも教えてほしいくらい。…分からん」。今季終盤に苦しんだ悩みは解消していない。
立ち止まってはいない。前進のために1つの決断をしていた。ドミニカ共和国に出発する直前には、フォーム改造の一環としてノーワインドアップでグラブの位置を高くすることを試みたが、もう一歩踏み込んだ。
「このオフの課題はまずストレートの切れを取り戻すこと。ワインドアップの方がボールに力が伝わりやすいですから」。パワーヒッターぞろいだったドミニカのウインターリーグで満足な結果が残せなかった反省として、ルーキー時代にしていた小ぶりなワインドアップの“解禁”にたどり着いたという。
来季は開幕も早い上、キャンプインの2月1日に紅白戦が予定されているとも言われている。早めの調整過程が必要になるとみられる。浅尾は今季ドミニカ滞在中からワインドアップでのフォーム固めも同時進行させてきたといい「(滞在期間の)最後の方では感覚をつかんできました。1月には最終チェックということになると思います」と、時間的余裕は十分ありそうだ。
年始は早めからナゴヤ球場を含めた名古屋で始動し「中旬にグアムに行くまでに遠投できるくらいにしておきたい。グアムでは打撃投手をして体もつくりたいし、球場のマウンドを使ってピッチングもしたい」と意欲的。ワインドアップ解禁も、軌道修正には違いないが、間に合わせるだけの自信はありそうだ。 (若原隆宏)
[2009年12月23日 中日スポーツ紙面から]
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